金9ドラマ『ビリオン×スクール』に出演している山下幸輝さん、奥野壮さん、柏木悠さんが取材会に出席。和やかな現場の様子を明かしました。
現在放送中の金9ドラマ『ビリオン×スクール』は、日本一の財閥系企業のトップであり、“億万長者=ビリオネア”である主人公・加賀美零(山田涼介)が、ある目的のために身分を隠して私立絵都学園の教師となり、さまざまな問題に直面しながら担任を務める3年0組の生徒とともに成長していく姿を描く学園コメディ。
本作で、竹中天珠を山下さん、城島佑を奥野さん、鈴木司を柏木悠さんが演じています。
<山田涼介主演!金9ドラマ『ビリオン×スクール』登場人物・キャスト一覧>
中盤に入った撮影現場の雰囲気や生徒役キャストの間で流行(はや)っていること、山田さんとの芝居で感じたことを山下さん、奥野さん、柏木さんが息ぴったりに語ってくれました。
山下幸輝 奥野壮と柏木悠は「兄と弟」お互いの印象を語る
──物語は中盤に入りましたが、改めてお互いの印象を聞かせてください。
山下:僕は4話から合流したので、山田(涼介)さんを含めて生徒の皆さんも空気が出来上がっていて。その中に飛び込んでいった感じで…。
奥野:そうだよね。
山下:そういう状況だったけど、今は楽しく撮影できています。
奥野:最初楽しくなかったんだ(笑)?
山下:いや、最初からめっちゃ楽しかった(笑)!
柏木:もう、そんなふうにツッコまないの(笑)。
奥野:ごめん、ごめん(笑)。それで、印象は?
山下:印象は…(奥野さんが)お兄ちゃん、(柏木さんが)弟みたいな感じです。
奥野:年齢的にもそうだね。
柏木:分かりやすい!
──兄と弟だと感じる理由は?
山下:奥野くんは、ジュノンボーイの先輩ということもありますし、お芝居もずっと見ていたので。だから僕、好きなんです!
奥野:(少し照れながら)ありがとうございます。
山下:悠くんとは現場で結構しゃべることがあるのですが、息が合っていないようで合ってるなと感じていて。
柏木:それどっち!?
奥野:どっちか分からない(笑)。
山下:合っていないようで合ってるの。だから、合ってる(笑)。年も1個下で、雰囲気も含めて弟かな、と。
奥野:悠からよく話しかけてるよね。
柏木:そう。話しやすくて。
山下:そうやって積極的に来てくれる感じも弟って感じです。
──奥野さんはいかがですか?
奥野:(山下さんは)人見知りなんだろうなって思っていました。出来上がった空気のなかに入って来たこともあって、ちょっと緊張しているように見えたし。
山下:緊張してました(笑)。
奥野:それをニコニコ見守ってました(笑)。
山下:でも声かけてくれましたよね!
奥野:僕が一番にしゃべったよね?
山下:一番でした!
奥野:悠は…(考えるふり)。
柏木:え!?いっぱいあるでしょ。そんな悩まないで(笑)!
奥野:(笑)。人懐っこい子なんだろうなって思いましたね。誰にでも分け隔てなく接していますし、子犬っぽいなと勝手に思っています。
──柏木さんから見た2人の印象はいかがですか?
柏木:僕、壮くんは最初すごく怖いなと思ってました。「最初は」ですよ(笑)?
山下:役柄も相まってじゃない?
柏木:そう。話すとすごく優しくて、フランクで接しやすいし、面白い方だなと思いました。
奥野:もうちょっと(ちょうだい)。
柏木:えー…全然やったことがないのに、ゴルフを勧められました(笑)。
奥野:ごめん(笑)。
柏木:でも、そのおかげで「ちょっとゴルフやってみたいな」と今思っています。幸輝くんは…僕、最初に感じた雰囲気で、積極的に距離を詰めていっていいか判断するんですけど、幸輝くんは「いける!」と思って最初からガツガツいきました(笑)。
奥野:軽いなぁ(笑)。
山下:ははは(笑)。
山田涼介の芝居は「世界観に没入させてくれる」
──主人公・加賀美を演じる山田さんとお芝居をした感想を聞かせてください。
柏木:山田さんは、相手が受けやすいようにお芝居をしかけてくださるので、僕は“演じる”という感覚はあまりなくて。その場に生かされているような、世界観に没入させるようなお芝居をしてくださるんです。
それに、カメラは自分に向いていないけど僕らのためにセリフだけ言ってくださることもあるのですが、そういうときも本気でやってくださっていて。芝居の面でも、それ以外の面でも支えてくださる、素晴らしい座長です。学ぶことばかりで、日々刺激を受けていますね。
山下:僕も悠くんが言う“世界観に入っちゃう”感覚は分かる。勝手に体が持っていかれる感じがあるんです。
あとは、このドラマの作風的に、コメディだけど話の最後には加賀美が生徒に向けて強い言葉を投げかるシリアスな場面もあって。そのコメディとシリアスの緩急がすごく気持ちいいんですよね。言葉と目で“伝えよう”という思いがちゃんと伝わってきますし。すごいお芝居を毎日見せてもらっています。
奥野:僕は1話の最初に、加賀美に突っかかっていくシーンがあったのですが、心の内が見えない、ミステリアスな感じですごく怖かったです。
でも、あのシーンは生徒が初めて全員集まった日で、山田さんはかなりの長ゼリフがあって、それをミスなく完ぺきにこなしているのを見て感激しました。僕が同じ立場だったら、緊張して噛んじゃいますから。
こんな完ぺきで、カッコいい人いるんだ、と。それでいてミステリアスで、すごく魅力的な方だなと思いますし、日々勉強させていただいています。
──同世代のキャストが揃っていますが、撮影現場で流行っていることはありますか?
奥野:(TJポーズをしながら流ちょうに)Travis Japan!
山下:流行ってますね(笑)。
奥野:(松田)元太がずっとやってます。「TJ!」って(笑)。
山下:よくやってるなぁ。
柏木:1日1回はノルマだからね(笑)。
──皆さんはそれに対してどう反応するのですか?
奥野:もう反応しなくなっちゃった(笑)。
柏木:だんだんと反応は薄くなってるよね(笑)。
奥野:でも、完全に元太がムードメーカーになっていて。元太がいるだけで現場が明るくなるし、 太陽みたいな人。あの雰囲気は出せないよね。
山下:うん、出せないですね。
柏木:すごい。
奥野:ほかにも、元太から始まるしょうもない遊びがはやってますね(笑)。。
山下:さっきも2人でやってましたよね?
奥野:50音をそれぞれランダムに言い合って、重なった時にノーリアクションで耐えるっていうゲームをやってた。それが結構面白かったんだよ(笑)。
柏木:壮くんと元太くんしかやってないですけど(笑)。
奥野:あ、はやってはなかった(笑)。
──松田さんは以前、取材で「(現場が)本当の学校みたい」と言っていました。
奥野:まさにそう。いろいろなタイプの役者さんがいて、カッコいい先生たちがいて、たくさん学ぶこともあって。毎日楽しいですね。
山下:何というか…部活みたい。撮影終わったときに、「部活行く?」って言いたくなる雰囲気というか。それぐらいリアルで楽しいです。
柏木:そうだね。本当に改めて学校生活を送れているような感覚だし、みんな真剣に取り組んでるからこそ生まれるものもあって、雰囲気も穏やかで、すごく楽しく撮影できてます。
奥野:そもそもこれだけ同じ世代の子たちが集まるってこともないからね。
柏木:ないですね。
奥野:貴重な経験をさせていただいています。