「妊娠、した」──川上福(桜田ひより)の言葉を聞いた川上晴美(石田ひかり)は、最愛の娘の思いも寄らない告白に衝撃を受ける。
しかし、すぐさま笑顔をつくり、泣きながら謝る福に「大丈夫」とやさしく声をかけた。
福は、月島宝(細田佳央太)と一緒に結論を出したいと伝えようとするが、晴美は「明日、もう一回一緒に病院に行こう。福はなんにも心配しなくていいから」と答えるだけだった。
一方の月島家では、福の妊娠を知った月島直実(美村里江)が血相を変え、川上家へ謝罪に行こうとしていた。
宝は、母の行動に戸惑いながらも、なんとか話を聞いてもらおうとするが、直実は耳を貸さず、1人でタクシーに乗って出かけてしまう。
当事者である自分たちが、かやの外に置かれ、大人によって結論が出されてしまえば、2人で一緒にちゃんと調べて、1個ずつ考えて、選んで決めようという福との約束を破ることになる──。
宝は、調べたことをまとめたノートを手に、福の家に向かって走り出した。
川上家を訪れた直実は、福と晴美に深く頭を下げておわびをし、バッグからあるものを取り出す。そして、そこに宝も現れ、4人は初めて話し合いをするが…?