<試写室>『嗤う淑女』蒲生美智留=内田理央の圧倒的勝利!反則にもほどがあるのに成立させてしまう“蒲生美智留論法”のとてつもなさよ

公開: 更新: めざましmedia
<試写室>『嗤う淑女』蒲生美智留=内田理央の圧倒的勝利!反則にもほどがあるのに成立させてしまう“蒲生美智留論法”のとてつもなさよ

 

<試写室>『嗤う淑女』第3話

いやー、今回の第3話も、すこぶる怖い!!興奮しすぎて、感情がバカになっちゃって、笑っちゃうくらい怖い!!!

だって、もう、なんだかドラマ見てて、なぜかは不明なんだけど、主人公・蒲生美智留(内田理央)っていうキャラクターは、雰囲気何にもしてなさそう…なのに、とてつもなく、怖い。

いや、実際問題、普通に、威圧的な態度とってみせたり、説き伏せたり、追いかけたりはしてるんだけど、不思議と、実感としては、 “何もしてなさそう”な雰囲気に思えてきちゃう。だからこそ、とてつもなく怖い。

はい。っということで、自分でも何言ってるのか?よくわからなくなってきたので(おい!)、蒲生美智留は、なぜ、こうも、とてつもなく、怖いのか?その理由を、探ってみたいと思います!

理由①:名前からすでに怖い

うん、まずもう、そのネーミングからして秀逸ですよね?(誰に!?)

蒲生美智留…“がもうみちる”…“ガモウミチル”…。この、一度聞いたら絶対忘れられない、パワーネーム。そして、なんでか、どうしてもフルネームで言いたくなる、聞きなじみが良すぎるネーミングセンス。

で、その、「蒲生美智留」という名前の体裁からは、画数が多いことによる知性と(単純か!)、「蒲生」に続いて「美」が加わることで、より“美”が際立ち(なぜ?)、それでいて、読みに「がもう」の「が」=濁音が混じることで、聞き手の耳に、少しだけ、不気味さが与えられる…。

そう、「蒲生美智留」というその名前には、「知性」と「美」、そして「不気味さ」までもが加わる!それが、蒲生美智留!!パーフェクト主人公ネーム!!!(意味不明)

で、僕、勝手に、姓名判断をしてみちゃったんだけど(ネットで)、「美智留」の部分が、なんと画数最高の、大大吉とのことで(初めて見る大大吉!)「大勝利」かつ「大成功」とか書いてあって、こっちも大興奮!!蒲生美智留、あんた、とてつもなさすぎるよ!!!

理由②:なんか、いろいろ、“デカそう”に見える

2個目なのにすでに表現が雑ですが、とにかく、蒲生美智留ってのは、態度が“デカい”のは当然のこと、演じている内田理央さんの目の“デカさ”も相まって、登場人物の誰よりも、“デカい”!!と思わせる、マジカル。

もう、だって、蒲生美智留ってば、体感180オーバー(体感て何!?)だもんね。で、この、“デカそう”ってのが、重要で、実際、本当にマジのマジで、誰よりも体格差のある蒲生美智留だったら、その絵面だけで、いとも簡単に、“デカさ”が表現できちゃうわけだけど、それってただの、見たまんまの違和感、だけでしかなくて、蒲生美智留の真の怖さは表現できていないんよね。

だってこの、蒲生美智留というキャラクターは、絶対180オーバーはないのに(そらそう)、その態度から、その声色から、その目力から放たれる、圧倒的なオーラによって、絵面では全然デカくはないのに、体感は、とてつもなく“デカそう”に、“見える”…。

それこそが、威圧感・存在感・カリスマ性につながって、それを内田理央さんが演じることで、最大値まで高めているのです。蒲生美智留=内田理央にキャスティングした、制作陣の、圧倒的勝利!!が、この恐怖を演出している、のです!!

理由③:“言ってもないのに、言ったと勘違いさせる”テク

3つ目は急に具体的ですが、記念すべき第1話の、数ある衝撃場面の中で、特に度肝抜かれたシーンといえば、美智留が銀行員の紗代ちゃん(小島藤子)に命じて作らせた架空口座なのに、しばらくして、突然に、「(解約してと)言いましたよね??…言いましたよ!!」ってすごんだあの場面。

あれ、僕も、いや…言ってない…ような…聞いて…ないしな…。だけど、ドラマとして、その場面を描いてないってだけで、実は言ってた…の…?かな!?(紗代ちゃんをはじめとする全員のリアクションを見て)…え!?やっぱり!?言ってないよね?!美智留以外、全員が、聞いてない!のリアクションしてるから、やっぱり、言ってないよね!?

え、でも、美智留ってば、「言いましたよね??言いましたよ!!」って、2回も念押してる!!!だったらば、なんだか、言ってたような…。やっぱり、どっかで、言ってた…ような…気もしてきた!!え?っていうか、言ったとか言わないとか、聞いたとかどうとか、そんな事実はどうだっていい!!そうだ!!蒲生美智留から発せられた、その言葉、それこそが、真実!!

言ったか言ってないかなんてちっぽけなこと!!蒲生美智留が、言ってんだから、言ってんの!!!!!!

っという、この、一連の説き伏せテク!!!(?)いや、これ、どう考えたって、無理筋で、卑怯で、反則にもほどがある、蒲生美智留でしか突破できない、“蒲生美智留論法”だってのに、これを、ものの見事に、無理やり感も感じさせず、いや、感じてたとしても、圧で制して、成立させてしまう!!それこそが、“蒲生美智留論法”!!!そう!!だからこそ!!!この、蒲生美智留は、圧倒的に、どこまでも、とてつもなく、怖いのです。

“言ってもないのに、言ったと勘違いさせる”テクに謎のおなじみ感

っというわけで、蒲生美智留の怖ろしさを改めておさらいしたところで、今回の第3話はというと…。

小説家を目指すと言って働かない夫に悩む、主婦・佳恵(青木さやか)が、美智留に収支バランスの改善をしたい…とか言って美智留のもとを訪れるんだけど、美智留ってば、案の定、「離婚すればいいんじゃ?」とか、真っ当のような、生ぬるいような、そんなアドバイスなんてするはずはなく、「そんな夫は多額の保険金をかけて、事故に見せかけて、殺してしまえばいいんじゃない?」という、またしても異次元のアドバイスを繰り出し、それに対して、佳恵は、そのまんま、実行してしまったところ…その運命や、いかに!?というお話。

僕ね、今回のお話。結末の粗方(あらかた)は、想像ついてて…。っていうのが、佳恵は夫を事故に見せかけて殺して、保険金を受け取って、その成功報酬として美智留にいくらかバックするんだけど、前回のエピソード同様、 “良心の呵責”に耐えきれず…的なやんややんやの末、佳恵は、なんらかの形で破滅する…っていう…うん、粗方にもほどがある、粗方すぎる僕の安易な想像だったわけですが、そんな、僕みたいに、凡庸な人間の想像なんてのは、優に超えてくる展開を見せてきます(そもそも前回ラストで、殺人、失敗!?まで、見せちゃってる時点で想像超えすぎな展開なんだけど…)。

そして、きっと、あなたが想像する予想も超えてくる、はず!で、超えるだけじゃなく、謎解きの種明かしとしても、すっごく良くできた展開を迎えるので、この、第3話、どうかお見逃しなく!!!ヒントは、「あなたの敵は誰ですか?」(決まった…)!!!

で、さっきの、美智留が怖い理由③の「“言ってもないのに、言ったと勘違いさせる”テク」が今回も再びさく裂して、その、あまりのさく裂っぷりに、そのテクの披露、まだ2回目だってのに、これこれこれよ!!!という謎のおなじみ感まで醸し出して、ついつい笑っちゃう展開が待ち受けている…のはもちろんのこと、なんと、①と②に挙げた、美智留の名前や容姿、行動だけではない、さらなる“怖ろしさ”…いや、ここへきて、“真の怖ろしさ”が、美智留と恭子(松井玲奈)の過去とともに明かされて、そのエピソードがまた、末恐ろしすぎて…って、もう、第3話、何もかも、見逃せませんよ!?!?