土ドラ『嗤う淑女』第2話、第3話のゲスト、闇堕ちする主婦を演じる、青木さやかさんのコメントが到着しました。
内田理央さんが演じる稀代の悪女・蒲生美智留が美貌と天才的な話術で人の欲望を刺激し、次々と地獄へと陥れていく震撼のサイコサスペンス、土ドラ『嗤う淑女』(8月3日/東海テレビ・フジテレビ系)第2話が放送されます。
第1話がオンエアされると、SNS では「なんだこのドラマ久々に面白いと思った」「このドラマ面白い!めっちゃハマる!」「ホラー演出冴え渡ってる…怖いって!」「蒲生さんの悪女っぷり、凄まじい…」「主人公もストーリーも登場人物も演出も劇伴も全部ヤバい」「怖すぎる劇伴も土ドラ名物」「これは女版の喪黒福造??」「現代の笑ゥせぇるすまん」などの声が続出し、大きな反響を呼んでいます。
第2話では、次なる美智留のターゲットとして主婦・古巻佳恵(青木さやか)が登場します。
家庭に問題を抱えた佳恵は、助けを求めて美智留のもとを訪れます。しかし、それは二度と引き返せない家族崩壊への入り口…。
今回は第2、3話のゲストとして登場する、青木さやかさんにドラマの見どころなどを聞きました。
土ドラ『嗤う淑女』第2話は、8月3日(土)23時40分より、東海テレビ・フジテレビ系で放送されます(『パリオリンピック バレーボール女子第3戦 日本×ケニア』延長の場合、放送時間変更あり)。
<青木さやか コメント>
――現場の雰囲気はいかがですか?
青木:ストーリーがダークなので、ある種の緊張感はありますが、現場はすごく温かい雰囲気です。それと男性が多い現場なので、主演の内田理央さんに魅了されている空気がある気がします。
内田さんは今回、初めてお会いしましたが、とにかく綺麗です。私は、間近で洗脳されていくシーンが多いのですが、本当に見惚れてしまうほどの美しさと強さがあって素敵だなと思います。
美しすぎて、少し気恥ずかしい気持ちになるくらいです。
――青木さん演じる、古巻佳恵という役について教えてください。
青木:ファミレスで初めて台本を読んでいたときに、佳恵の最終的な結末のところで、気分が悪くなってしまって…家に帰りました。それくらい、本当に佳恵はかわいそう人だなと(笑)。そういう印象でしたね。
――ご自身の役の見どころは?
青木:非常にリアリティがあるところです。実は、佳恵が抱えている悩みというのは、多くの人が抱えている悩みでもあって、誰かにスイッチを押されるとあっという間に転落していくような気がします。そういう意味で、すごくリアルだなと共感しています。
――小説が原作の作品ですが、佳恵を演じるにあたって心がけたり、苦労したことはありますか?
青木:いつも役をいただくと、それに近い人を探してお話を聞いたりしますが、今回、あなたは役に近いからちょっと話を聞かせてよ…という人はなかなかいなくて(笑)。
私は、離婚をして旦那がいないので、何年も旦那がいるという感覚がちょっとつかみづらかったですね。また居酒屋さんで食事をしている家族を見て、世の中の奥さんは、どんな感じで話を聞いているのかなと観察したりしました。
――実際に役を演じてみていかがでしたか?
青木:こんなに疲れるのか、というのを毎回感じています。洗脳されて何かを壊しにいくというのは、すごくエネルギーがいることで、何度か放心状態みたいな感じになりました。
とにかく、楽しい時間が少しもないので(笑)。唯一、楽しい時間といえば、パートに出ているときに、パート仲間と話しているというシーンくらいですね。
――これまでの撮影で印象的なシーンは?
青木:佳恵の旦那が魚肉ソーセージをすごく好きで、食卓に山のように置いてあるんです。さらに家中どこにでも魚肉ソーセージが置いてあって、それを食べながら登場するんです。それが本当に気味悪くて(笑)。
こんなにイヤな気持ちになる人が家の中にいると、本当にツラいだろうなと強く思いました。
――ご自身と佳恵の似ているところはありますか?
青木:日常の不満を鬱々と抱えながら、うまくバランスをとりたいというところは、誰しもあると思います。そういう意味では、若干似ているかもしれません。でも、ここまで我慢して、家族のバランサーでいようとするところは似ていないと思います。
――佳恵の言葉に共感できるところはありますか?
青木:旦那とケンカをして初めて自分の正直な気持ちを吐露するというシーンがあります。そのときに「今さらハローワークに行くのが体裁悪いんだったら、一緒について行ってあげる…」という、家族として寄り添う声をかけるところは共感できます。
また、家族で食事をしているときに、家族の空気が少しでも良くなればいいなと会話を頑張るところは、すごく共感できましたね。
――もし佳恵が青木さんに、ドラマと同じように相談をしてきたらどうしますか?
青木:実は普段、ものすごく相談を受けるんです。そのときに私が何をするかというと、自分の話をします。生い立ちから動物愛護の話まで。佳恵にも、そうすると思います。まぁリピーターはほとんどいませんけど(笑)。
私は、人にアドバイスをするということはできない。むしろ、アドバイスしないように心がけているところがあります。人というものは、結局、自分で気づいて自分でどうにかしていくしかない、それしか方法がないと私は思っているので。
――最後に視聴者の方へのメッセージをお願いします。
青木:小説を読んでも、台本を読んでも、実際に現場で撮影を見ていても、本当に恐ろしい話だなと感じます。月並みですが、夏に凍る思いができるドラマだと思います。
誰しも、少なからず人が転落していく様を見たいという欲望はあると思いますが、それをここまで徹底的に見せてくれるというのは、ある種の心地良さまで感じます。美しい女性によって、人が転落していく様を見ていただけたらいいなと思います。
<第2話あらすじ>
元商社マンで無職の夫・古巻登志雄(黒田大輔)と二人の娘と暮らす主婦・古巻佳恵(青木さやか)。
「小説家を目指す」と仕事をせず日夜部屋に籠る登志雄に代わり、家族を支えるためパートに家事にと身を粉にする佳恵は、経済的・精神的に追い込まれ、蒲生美智留(内田理央)のコンサルティング会社に向かう。
無職の夫を擁護する佳恵に対し美智留は、自分に嘘をつかず夫の現実と向き合うよう巧みに助言する。
美智留によって目覚めた佳恵が見たのは、作家志望を口実に現実逃避するばかりで一向に小説も書かない、何の役にも立たない夫、登志雄の姿だった。
ついに心と体が限界を迎えた佳恵は、美智留の助言に従って登志雄の生命保険を増額し…。
土ドラジオ「嗤わない淑女」
7月29日に配信された、ドラマを別角度で楽しめるスペシャルラジオコンテンツ、土ドラジオ『嗤わない淑女』。
今回は、第2話をより深く楽しむために「悪女」をテーマにトークした中から一部をピックアップして紹介します。
松井:今回のテーマは「悪女」です。今まで理央ちゃんが好きになった悪女キャラっていますか?結構、アニメや漫画が好きじゃないですか?
内田:ヴィラン側っていうことだよね。
松井:うん、そうそう。二次元コンテンツだとヴィランはたくさん出てくるけど、悪女じゃなくても悪役=ヴィランみたいなので好きなキャラクターはいますか?
内田:ドキンちゃんが、結構好きで〜
松井:え!?ヴィランなの?
内田:ヒーロー側じゃなくない?
松井:ヒーロー側ではないけど、まあそっか〜。
内田:2択だったらヴィランでしょ(笑)
松井:2択だったらね(笑)。
内田:バイキンマンの相方というか…。
松井:たしかにね。
内田:私、ドキンちゃんの歌の歌詞を見て衝撃を受けて〜。
松井:なになに?
内田:歌詞がすごく素敵で、ドキンちゃんのかわいらしさがすごく前面に出ている歌詞なの。なんかその、素直な小悪魔チックというか。
(スタッフが『私はドキンちゃん』の歌詞を見せて)
内田:これこれこれ!
松井:すごい!出てきた!
内田:すごくかわいい〜!ってキュンとしちゃったんだ〜。
松井:共感するとかじゃなく、キュンとしたのね。
内田:うん、キュンとした!だいたい欲望って、口に出したりできないじゃない。でも悪女って、それを素直に言える人だというイメージがあって。この欲望に素直なドキンちゃんがいいなぁ〜って。
松井:欲望に素直ね。
内田:これはほしい!これは嫌い!そういう自分の欲望を素直に出せる悪女には憧れますね。
松井:それでいうと、美智留は近いんじゃない?
内田:確かにこれはほしいとか、いらないとか、はっきりしているもんね。ちなみに玲奈ちんの好きな悪女キャラは?
松井:好きなっていうか、悪女って聞いてイメージできるのはリトルマーメイドのアースラ。
内田:アースラ!
松井:タコの女の人。
内田:めちゃくちゃ悪女!
松井:彼女は行動が悪女というか、ちゃんとアリエルの歌声を奪って、自分の身なりを美しく変えて王子様と結婚しようとするみたいな。そして海も陸もすべて自分の手に入れようとするという、ある意味、用意周到さみたいなところがスマートな悪女だなって思うの。
内田:魔女っていう感じもあるしね。
松井:その感じがかっこよくて、“THE 悪女”って感じがするなって思いました。
内田:ウフフ(笑)。
松井:なに?
内田:やっぱり悪女キャラっていいですよね。
松井:楽しいと思う。演じられるのが羨ましいなって思う。
内田:次は悪女側を演じたいとかある?
松井:やりたい!悪女やると楽しい!嫌われてナンボみたいなところあるじゃないですか。
内田:そうよね。そうよね。やっぱ悪女っていいですね。
松井:いいものです。
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