土ドラ『嗤う淑女』第1話の放送を目前に控え、内田理央さん&松井玲奈さんからコメントが到着。また第1話のゲスト、小島藤子さんの役どころ、コメントも紹介します。
“どんでん返しの帝王”と呼ばれるベストセラー作家・中山七里さんの超人気シリーズを連続ドラマ化した、内田理央さん主演、土ドラ『嗤う淑女』(7月27日スタート!/東海テレビ・フジテレビ系)が放送されます。
人生にまつわるすべてのコンサルタントを生業とする稀代の美しき悪女・蒲生美智留(内田理央)が、悩みや欲望を抱える人々を操り、次々と地獄へと陥れていく震撼のサイコサスペンス。
各話に登場する個性派ゲストたちは、どのように美智留に翻弄され、どのような破滅をむかえるのか?最後の最後まで目が離せない予測不能な“どんでん返し”の結末とは――。
土ドラ『嗤う淑女』は、7月27日(土)スタート!毎週土曜23時40分より、東海テレビ・フジテレビ系で放送されます。
<内田理央&松井玲奈 コメント>
――第1話の見どころを教えてください。
内田:第1話の登場のシーンは、衝撃的だと思っています。私が恭子に花瓶を投げつける。
松井:ありました!
内田:あまり見たことのない恐怖映像だよね(笑)。
松井:恐かった!
内田:恐怖映像なオープニングになっていて、とても印象に残っています。あまりやったことのない、見たことのないシーンだなと(笑)。
松井:私も、第1話の冒頭なのですが、会社に入ってきた美智留に怯(おび)えて思わず机にあった紅茶をこぼすというシーン。ビックリするくらい、うまく綺麗にこぼすことができました。
内田:あれは、すごかった!ヨーロッパ風のおしゃれなティーカップとソーサーなんですけど、それを手でこぼすというシーン。ちゃんとカップが戻ったんですよ。全部こぼしてからカップが元に戻った。
松井:お洋服も汚れることなく、被害は最小限に、でも画としてはダイナミックになったのではないかなと思います。
内田:ミラクルでした!本当に一瞬だろうね。
松井:一瞬だね(笑)。
内田:見逃さないでください!一瞬ですから!2人の第1話の見どころ、すぐ来るね(笑)。
松井:始まってすぐ!
――身の回りに美智留みたいな人はいますか?
内田:いないかも…いたら、離れますね(笑)。美智留の魅力は、やっぱり言葉巧みなところもそうですし、相手のことを瞬時に理解するところだと思っています。相手が一番言ってほしい言葉と、一番言ってほしくない言葉を瞬時にわかってしまうような。なんか見透かされているようなところだと思うんです。だから、きっと私が相談者だったら気づけないなとは思いますね。離れたいけど離れられなくなっちゃうのかな…だから、周りにいるのかな、実は。いや、たぶんいないと思います(笑)。
松井:美智留のような人はたくさんいるのではないかなと思っています。このドラマではキャラクターとして、とても悪い人という印象ですが、日常ではちょっとした言葉の使い方で、人を手のひらの上でうまく転がしている人が、意外とたくさんいるのではないかと思います。
ただ、私たちは気づかないだけで、知らないうちに思い通りに動かされているのでは…と思うとちょっと恐いなと思います。でも、美智留のそういう部分は賢さという魅力の一つだと思いますので、恭子として見るとちょっと怖いと思うときもありますが、違う目線で見るととても魅力的で賢い女性だなと思いました。
――誰かを言葉で転がしたということはありますか?
内田:たぶんないと思います(笑)。転がしたことはないと言っておきます(笑)。
松井:私も、誰かを手のひらの上で転がしたことはないと思っています(笑)。
――では、誰かに手のひらの上で転がされたということはありますか?
内田:昔のマネジャーさんの話なんですが、私が仕事でつらくなって「そんな大変なことイヤです」と言いそうになると「お嬢!」って言うんですよ。それによって、私はお嬢なんだから頑張らないといけない、と思って転がされていました。「お嬢!実はこんな話が…」みたいに言われると「やってやりますか!」みたいな気持ちになるんです(笑)。
松井:私は親に手のひらの上で転がされたことはありますね。誰しも似たような経験はあると思いますが、子どものときに、嫌いな野菜を細かく刻まれたカレーを「普段と同じカレーだよ」と言われて、嫌いな野菜に気づかずに食べるという(笑)。それは、うまく騙されて野菜嫌いがなおったなと思います。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
内田:やっぱり見どころはミステリアスで聡明な悪女・蒲生美智留と登場人物が出会い、それによってみんなの人生がどう狂わされて、どう転がっていくのかというところだと思います。
そして、玲奈ちゃんが演じる恭子と美智留の関係性も見どころのひとつだと思います。ストーリーが進んでいくうちに、2人の過去や秘密も明かされていくと思いますので、ぜひ、そこもお楽しみください。
松井:毎回登場するゲストの人生が、美智留によってどんなふうに狂わされていくのか?というところも見どころのひとつです。
そして、それが積み重なっていくことで、この物語が最終的にどこに向かっていくのか、どういう結末を迎えるのか、というのを視聴者の方にぜひドキドキしながら見守っていただけたらうれしいなと思います。
<第1話ゲスト 小島藤子>
鷺沼紗代(さぎぬま・さよ/32)
野々宮恭子(松井)の高校の同級生。大手都市銀行の帝都銀行に勤め、高級ブランド品を身につけ、勝ち組のような華やかな生活を送っている。しかし、それは虚飾にまみれたもの。
仕事のストレスを高額の買い物でしか発散できず、多額の借金を重ねていて…。
そんなとき、高校の同窓会で恭子と再会し、お金や人生に関するすべてをコンサルタントする美智留(内田)を紹介される。
そこで美智留の天才的な話術と美貌に魅了され、破綻した生活からの救いを求める。しかし、美智留が導く先にあったのは、犯罪行為と破滅の運命だった。
<小島藤子 コメント>
散財が抑えられずにどんどんエスカレートしてしまう姿がテンポ良く描かれていていろんなシーンを撮影して濃密な時間でした。
決して明るいストーリーではありませんが、現場はとても活気のある明るい雰囲気で楽しい時間を過ごせたなと思います。
サスペンスの中に、ときどきホラー?と思うような演出が入ってくるので、ぜひいろいろ予想しながら見ていただけたら、うれしいです。
土ドラジオ「嗤わない淑女」
7月22日に配信された、ドラマを別角度で楽しめるスペシャルラジオコンテンツ、土ドラジオ『嗤わない淑女』も話題に。
<内田理央&松井玲奈が登場!『嗤う淑女』を別角度で楽しむ、土ドラ+ラジオのスペシャルコンテンツ「土ドラジオ」配信>
反響のあったトークをピックアップして紹介します。
内田:(テンション高く)内田理央と〜
松井:松井玲奈の〜。
2人:『嗤わない淑女』〜。
(拍手&笑い声)
松井:そういうテンションなの(笑)?もうちょっと、なんか(しっとり)内田理央と〜くらいのテンションでいくと思ったのに。
内田:じゃあ、2パターンを録ってみましょう(笑)。もう一回オープニング行きますよ!
松井:大丈夫ですよ、もう始めましょう…。
内田:(しっとり)内田理央と…。
松井:(笑いをこらえながら)松井玲奈の…。
内田:(しっとり)『嗤わない淑女』。
松井:…こんな感じかなって思ったの(笑)。でも、なんか(テンション高く)内田理央と〜っていう感じだったから。
内田:(爆笑)
松井:ドラマのテイストと違うから〜
内田:だいぶ違いますね(笑)。大丈夫かな?でも台本に「〜(うねうね)」が書かれてるじゃん。「内田理央と〜」「松井玲奈の〜」「淑女〜」みたいな、この「〜(うねうね)」がさ。
松井:厳密にね。女優として。
内田:そう、厳密にうねってみた(笑)。
松井:どうでしたか?この出演オファーが来たとき?
内田:主演のオファーをいただいて、しかも原作がとても面白い人気の小説で、不安やプレッシャーはもちろんあったけど、じゃあ恭子役は誰がやるんだってなったときに「松井玲奈さんです」と言われたときの安心感。
これは不安があっても頑張れるな、乗り越えられるなと確信できたので、そこから楽しみに変わりました。玲奈ちんはどうでした?
松井:私も、主演が内田理央ちゃんです、というふうに聞いて、私たちは以前から交流があって仲がいいんです。なので、すごく安心だなと思いましたし、脚本をいただいたときに、蒲生美智留という主人公を演じている理央ちゃんのイメージがスッとできたので、その横に自分がいたらすごく楽しそうだなと思ったので、お話をいただけたのは、とてもうれしかったです。
内田:撮影に入る前に、ご飯に行ったじゃない。
松井:行きました。
内田:そのときにまだ台本が準備稿の段階だったのかな?「大丈夫かな〜美智留になれないよ〜」って言ったら、玲奈ちんが「すごいピッタリじゃん」みたいに言って、「(びっくり)えぇ〜」って!
松井:(爆笑)。ピッタリっていうのは、理央ちゃん自身が似ているよという意味ではなくて、役を想像できるということは、それは演じられるなということだから、ピッタリって言ったんだよ。
内田:ありがとう!ずっとそこから玲奈ちんが、私に自信をつけてくれる言葉を投げかけてくれて、それがあって今があります。玲奈ちんがいてこその今があります。ありがとうございます。
松井:いえいえいえいえ。
内田:役作りで、苦労したことはありますか?
松井:特に、第1話、2話くらいは、恭子は“震える”がすごく多いんですよ!
内田:そうね!全部のシーンで台本に書いてあるもんね。“震える恭子”って。
松井:そうなんです。どう震えたらいいのかが、難しかった。
内田:“震える”のレパートリーがね。
松井:台本を読んでいる段階で、こんなにいっぱい“震える”って書いてあって…はたして、私はそんなにありとあらゆる“震える”を表現しきれるのかっていう不安があったのですが、でも、実際にお芝居をしてみるとわかることってたくさんあって。1行のト書きでも3〜4分の映像になることがあるじゃない?
内田:うんうん。
松井:そういう感じで理央ちゃんだったり、毎回登場するゲストの方のお芝居によっていろいろな怯(おび)え方や怯える感情があるんだって気づかされて、引き出してもらったのは、すごい発見だった。
内田:実際、セリフのない「…」って一番難しかったりするじゃない。恭子は、そこがすごく多いもんね、最初の方は。
松井:それに反して理央ちゃんは、ずっと喋ってる。それはどうなの?やっぱり大変だよね?
内田:もちろん物理的に覚えるっていうことは大変だったかな。でも、美智留は未来を描いたり計算高かったり、計画を立てたりする人だけど、実際、感情的にすごく揺れ動いて考えている人ではないのかな〜と思うから、だから感情的なお芝居は恭子の方がすごく大変で…。
松井:そうね〜。
内田:私は言葉を発したり、見える部分でのわかりやすいお芝居が多いのかなという印象がある。
松井:それは確かに対比になってるね。そうだ!なんか一個思ったことがあったのに、忘れちゃった…。
内田:(驚き)えっ、嘘でしょ?
松井:うんうんって話を聞いていたら、忘れちゃった(笑)。すごく理央ちゃんのことを褒めたい気持ちで〜。
内田:え〜!!聴きたい、聴きたい。
松井:だけど、ちょっと忘れちゃったから、次回にしましょう!
内田:ではまた次回、続きで〜(笑)。
<ストーリー>
小さなコンサルティング会社で働いている野々宮恭子(松井玲奈)の前に、17年ぶりに現れた蒲生美智留(内田理央)。
あまりの美しさに動揺する周りの社員たちに対し、いきなり会社を買い取ったと告げ、恭子以外の全員を解雇する。
2人きりになったオフィスで美智留に見つめられる恭子。2人だけが知る17年前の事件の秘密がよみがえり、震えが止まらない。
大手都市銀、帝都銀行に勤める鷺沼紗代(小島藤子)は、華やかなブランド品に囲まれた私生活を送り、周囲から勝ち組と思われていた。しかし、それは虚飾にまみれたもの。仕事のストレスを高額の買い物でしか発散できず、多額の借金を重ねていた。
そんなとき、高校の同級生、恭子と再会する。そして、お金や人生に関するすべてをコンサルティングしているという美智留を紹介される。
美智留は、天才的な話術と洞察力で、紗代の苦しい境遇を次々言い当てる。すっかり魅了され、涙を流しながら助けを求める紗代に、美智留はささやく。
「あなたの敵は誰ですか?ストレスの原因である帝都銀行に責任をとってもらえばいいんです」
美智留は架空口座を作って、銀行の金を一時的に借りるべきと横領を提案する。その金でいったん借金を返し、またあとでボーナスなどから口座に金を戻せばいい、気づかれなければ大丈夫、と――。
指示通り、あっという間に借金を返済する紗代。
「美智留さんは私にとって女神様です!」
喜ぶ紗代に美智留は改めて、誰にも気づかれないうちにボーナスから金を返すように念を押す。
しかし、さらに増していく仕事のストレスから、紗代は再び買い物にのめりこみ、ホストクラブにまで通い始める。横領の額は減るどころか増え続け…。
美智留に操られアシスタントを務めさせられている恭子は、破滅へと突き進む紗代を止めようとするが、ことごとく美智留に阻まれる。そして、次第に自分自身も美智留の虜となっていき――。
<番組概要>
『嗤う淑女』(全9話)
放送日時:7月27日(土)~スタート!
毎週土曜23時40分~
出演:内田理央 松井玲奈 内藤秀一郎/小島藤子 青木さやか 宮田俊哉 円井わん 武田航平 前田拳太郎/大東駿介 ほか
企画:市野直親(東海テレビ)
原作:『嗤う淑女』 中山七里 (実業之日本社文庫)
脚本:泉澤陽子 継田淳
音楽:戸田有里子
主題歌:『Heaven』琴音 (ビクターエンタテインメント)
オープニング曲:『BLEEDING』HYDE (ユニバーサル ミュージック)
演出:松木創(共同テレビ) 淵上正人(共同テレビ) 本間利幸
プロデューサー:河角直樹(東海テレビ) 鵜澤龍臣(東海テレビ) 高橋眞智子(共同テレビ)
(敬称略)
制作:東海テレビ 共同テレビ
公式HP:https://www.tokai-tv.com/waraushukujo/
公式Instagram:https://www.instagram.com/new_dodora_tokaitv/