「負けたら落語会の呼び込みしますよ」立川志らくVS春風亭昇吉、因縁の"落語家対決"を制したのは!?

公開: 更新: MBSコラム

10月5日放送の「プレバト!!」は、秋のタイトル戦「金秋戦」予選。名人4人・特待生4人が、金秋戦の出場権4枠をかけて激突した。中でも、名7段・立川志らくと特待生4級・春風亭昇吉はたびたび小競り合いを繰り広げてきた因縁の間柄で、過去には志らくが負けて昇吉の落語会の前座を務めたことも。今回は「(もし昇吉より順位が下なら)前座だけじゃ足りないから、呼び込みもしますよ」と約束した志らくだが、果たして結果は!?

■"落語家対決"を制したのは、まさかの...

お題は「母の背中」。先人たちに詠まれ尽くした過去最高難度のお題だ。そんな「母の背中」をテーマに自身の母親との実体験を詠み、トップの成績で本選進出を果たしたのは、東大出身落語家・春風亭昇吉だった。

★決勝進出!1位
乳房切除す母よ芒(すすき)の先に絮(わた)   春風亭昇吉

「8年ぐらい前に母が腫瘍の手術をして。その後の病室で母の背中越しに病室の窓から駐車場が見えたんですね。駐車場の隅っこにすすきがあって、穂先のわたが飛んでいかずにくっついていたんです。その情景です」

特待生の昇吉がみごと、名人たちを押しのけ1位を獲得する下剋上!一方の志らくはまさかの最下位に沈み、昇吉の落語会で志らくが呼び込み(ビラ配り)をすることも決まった。

昇吉の句を、夏井いつき先生も「素晴らしい句」と大絶賛。「『背中』とは書いていないんですけれど、ちゃんとお母さんが自分に背中を向けて向こうのすすきを見ている映像が浮かんでくる。これは技術としてとてもうまい」と評し、"三段切れ"や"上五字余り"を用いた難易度の高い構成にも「この内容にとってはこの形が一番ぴったり。よく勇気をもってここに挑んだと、手放しで褒めます」とべた褒めで、昇吉はガッツポーズ!

■名人7段・森口瑤子、面目躍如!

8人中2位の成績で決勝進出を決めたのは、名人7段でタイトル戦優勝経験でもある森口だった。

★決勝進出!2位
黒ぶどう甘やか母の背にほくろ   森口瑤子

「ぶどうをいただいたんですが、黒ぶどうがもう本当につややかで色っぽくて。まったく女っけのない母親だったんですけど、背中にほくろがあって、子ども心にそのほくろきれいだなって思っていた記憶があって、(黒ぶどうが)そことリンクしたんです」

真ん中の7音の途中に意味の切れ目がある"句またがり"というテクニックを使った技アリの句。特別永世名人・梅沢富美男が「本当に色っぽい俳句ですよ」と唸ると、夏井先生も「(母の背というお題は)こんな風にも詠める、というお手本のような句」と感心。

「黒ぶどうの"黒(くろ)"と"ほくろ"が響き合い、そして真ん中の"甘やか"が、黒ぶどうの甘やかさと、母の背にあるほくろに対してもどこか甘やかな気分を持っている。この位置に"甘やか"を置いているのがうまいです」と解説し、実力者ならではの句を味わっていた。

■3位も特待生!犬山紙子、決勝進出

そして3位で決勝進出を決めたのは、段位が下から二番目の特待生3級・犬山紙子。

★決勝進出!特待生3級
発熱の母月光の車椅子

「母を介護していて、発熱して病院にいかなきゃいけないという時、車椅子を押していると、月の冷たい青い光がちょっと癒してくれるような、そんな気がして。その時のことを思いました」

この句も、難易度の高い"句またがり"を取り入れた技アリの一句。夏井先生は「"発熱"に対する"月光"で、熱を冷ますかのように冷ややかな月光が包んでくれていると、そういう感じが伝わります。最後に車椅子が出てくるので、この状況、映像もしっかり見えてきます」と、構成の確かさを評価した。

4位には同じく特待生3級の森迫永依が入り、4枠中3枠が特待生による下剋上という大波乱だった「金秋戦」予選。決勝は10月12日(木)に放送する。

★金秋戦予選結果
1位・決勝進出 特待生4級・春風亭昇吉
2位・決勝進出 名人7段・森口瑤子
3位・決勝進出 特待生3級・犬山紙子
4位・決勝進出 特待生3級・森迫永依
5位 名人8段・中田喜子
6位 特待生1級・馬場典子
7位 名人9段・千賀健永
8位 名人7段・立川志らく

芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!
才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組は『プレバト!!』MBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。