1月21日午後、カンテレ『マルコポロリ!』に、2023年のM-1グランプリで準優勝したヤーレンズ、第4位のマユリカ、第5位の真空ジェシカ、そして惜しくも最下位に終わったくらげの4組が登場。M-1で勝ち上がった各組に行われる“密着取材”を巡り、番組のご意見番・ほんこんさんがブチギレる一幕がありました。
今回の番組は「ポロリ流に徹底解剖!M-1戦士集結SP」と題して、大熱戦が繰り広げられた大会の舞台裏について深掘り。MCの東野幸治さんが「決勝とか進むと、スタッフがずっとカメラ持って密着するんでしょ?」と尋ねたところ、ヤーレンズの出井さんは「最初はうれしいんですけど、ちょっと演出が過剰というか、決勝決まった後とかも追いかけてきて、『どうでしょう、大事な方に電話などは?』とか促してくるんですよ(笑)」とリアルな裏話を披露しました。
これに東野さんは大笑いし、「面白さは舞台の上でいいから、プライベートは苦労とか感動とか、コンビの友情みたいな物語がほしいわけでしょ?」と話を振ると、真空ジェシカのガクさんは「川北なんか絶対にまともな事言わないんですよ、密着されても」と話し、カメラから逃げ回るなどの相方の奇行についても紹介。
その上で、「お弁当を食べる時に密着の人が『どうですか?』みたいに聞いたんですけど、川北は無視してフタを開けたり閉めたりして『食べようかな…やっぱやめようかな…』ってずっとやってたら、密着の人はお弁当映さず川北の顔だけを撮って『いい苦悶の表情が撮れました』って言ってて…」と内幕を明かし、東野さんは「もうケンカや、お互いやり合いやん(笑)!どっちの意見も分かるっちゃ分かるけども…」と、本番の漫才とは関係ない謎の激闘に首をかしげていました。
しかし、ここで「いや、分かれへんよそんなもん!」と声を荒らげたのが、番組のご意見番・ほんこんさんで「スタッフ知ってるから、俺言うたってん!『お前ら過剰な演出すな!』って」と語り、VTRで煽っていくM-1のスタイルについては思うところがある様子。
さらに密着ネタは続き、くらげの渡辺さんは「僕らにはすごいアツい人が『くらげの努力知ってるからね!』みたいな感じで密着してくれました。決勝が決まった瞬間に周りの先輩方が抱きしめてくれたんですけど、その時も『頑張ってきた証拠だよ!これだけ先輩が来てくれるってことは。くらげ愛されてるよね』みたいに言われて」と当時を回顧。
「それを聞いてぼろぼろ泣いちゃったんですけど、密着の人にお礼を言って別れた瞬間に、『いい画撮れたなぁ~』って言ってるのがちょっと聞こえて、めっちゃイヤだなと思いました。聞こえねぇようにやってくれよ!(笑)」と不満の声を上げていました。
一方、出井さんは「2022年に僕らが落ちた時、会場からの帰り際に密着のカメラに追いかけられながら『うわぁ…全然変わんねぇな、人生…』って言ったんですよ、それが結構M-1側からしたら『撮れ高だ!名言だ!』ってなったみたいで、繰り返し繰り返し使われたんです」と前々回の敗退時の出来事について説明。
「で、いざ次の2023年大会になった時に、知らないスタッフさんがニコニコしながら近づいてきて、『昨年、『全然変わんねぇな、人生』を撮らせていただいた者です。今年もよろしくお願いします』って密着し始めたんですよ。何だコイツ?と思いました(笑)」とぶちまけると、スタジオは爆笑の渦に。
東野さんが「俺でもそのフレーズ覚えてるもん。やっぱり人生とかそういうのを欲しがってんのよ」と演出に理解を示した傍らで、苦虫を嚙み潰したような顔をして「アカンよ!そんなもん!」とモノ申したのがほんこんさん。「人の人生を金にすな!アホ!」と、ここでも再び吠えまくると、大笑いのM-1戦士たちからは「こっちも名言!名言や!(笑)」と、大先輩が自分たちのトークを広げてくれて生まれた“撮れ高”に喜びの声が上がっていたのでした。
(関西テレビ1月21日(日)13時59分から放送『マルコポロリ!』より)
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