10月29日午後、カンテレ『マルコポロリ!』にサバンナ・八木真澄さんが登場。レギュラー番組が初めてゼロになって起こった生活の異変や、オファーが殺到しているという営業活動での奮闘ぶりなどについて明かしました。
今回の番組は「相方売れてお先真っ暗!?SP」と題し、今やテレビで見ない日はない超売れっ子芸人、麒麟・川島明さん、サバンナ・高橋茂雄さん、野性爆弾・くっきー!さん“の相方”が大集結。八木さんのほか、田村裕さんとロッシーさんが出演し、相方が爆売れしている裏で、日々彼らが一体何を思っているのか深掘りしました。
中でも、3人の「センター」として獅子奮迅の活躍を見せたのが八木さんで、「ありがたいことにずっとレギュラー番組があったんですけど、初めてゼロになって。どういう感覚になるんやろ…と思ったら、まず曜日の感覚がなくなりました」と実感を込めるとMCの東野幸治さんは大笑い。
相方・高橋さんとの格差については「ギャラで言うと開きが3倍ぐらいの時が一番『ん?』ってなりましたね。スケジュール見たらだいたい分かるんで。でも6倍ぐらいからもうどうでもよくなってきて。考えなくなったんです」と、すでに気にも留めていない段階だと語りました。
それを聞いた田村さんは「八木さんはお金のプロで、ファイナンシャル・プランナー2級の資格とりはって」と、仕事の予定を見ただけで稼ぎが計算できる八木さんの鋭さについて補足した上で、「ウチの格差も見てくれたんですけど、僕は川島と今30倍の差がついてるんですって。聞いたその日はさすがに落ち込みましたね」と、尋常でない差の開き方にショックを受けたと紹介。
すると八木さんはポケットから超本格的な計算機を取り出し「それでも低く見積もってやからね。僕が言いたいのは、川島がすごいだけであって、田村の年収も日本人の平均値や中央値からしたら3倍くらいあるからね」と、芸能界のオカネ事情だけではない広い視野から田村さんの立ち位置を考察していました。
そんな八木さんには、現在その肉体を生かした営業のオファーが激増中。もはや引っ張りだこ状態となっている理由について「僕はNGなしで営業をやってるんで、他の芸人さんでほとんど当てはまらないパターンのが僕に来るんですよ」と自己分析。
特殊な営業の例として、“日本で一番寒い北海道の町で、肌むき出しでネタ”や、“ステージ上で普通の犬1匹と20分”など、まさに選ばれし者のみが可能な仕事が飛び出しました。
しかし、それらを超えるのが“1月2日の千葉での餅つき大会の営業”。「行ったら餅を運んでた車が渋滞に巻き込まれて来なくて、きねと臼でついたフリして。エアでやりました」と、餅なしで餅つき大会を成立させたと説明。
さらに「次の年も呼ばれて、今度は餅のセットはあったんですけど、直前に『もち米を炊く責任者が渋滞に巻き込まれた』ってなって。普通のお米と温度が違うらしく無理やったのでそれもエアでやりました」と続け、2年連続での苦労話を披露しました。
東野さんが「でも、そうやって頑張ってやると毎年1月2日はその営業が入るんや」と八木さんのプロ意識を称賛したところ、「はい、その次の年も呼ばれました。そこでは初めて餅がつけたんですけど、本当はネタやってから餅つきっていう段取りやったのが、前のコーナーが押して『ネタ部分カットで』って言われて、餅だけついて帰りました」と話し、スタジオは大爆笑。
「それ、もはや芸人の営業じゃないですよ(笑)」「餅の業者やん!」などとツッコミが飛び交ったものの、不測の事態への対応力から営業先の信頼も絶大な模様で、来年の餅つき大会にも呼ばれそうな八木さんだったのでした。
(関西テレビ10月29日(日)13時59分から放送『マルコポロリ!』より)
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