10月22日午後、カンテレ『マルコポロリ!』に、M-1グランプリ2022王者のウエストランド井口浩之さんが登場。タイタン所属の芸人として、吉本の特に若手芸人たちへのライバル心をむき出しにする一幕がありました。
今回の番組には、井口さんのほか、同じ年のR-1グランプリを制したお見送り芸人しんいちさん、そして2人とそれぞれ親交の深いモグライダーともしげさんとストレッチーズ高木さん、ZAZYさんと膝小僧お仕置きストしんぺーさん、さらには2人の王者が「ブレイクを経て変わってしまった」と糾弾する永野さんが出演。
「売れて変わった!?王者・井口&しんいち一斉調査SP」と題して、優勝後の2人に起きていた変化や、賞レース王者だからこそ抱える不満や悩みについて徹底的に掘り下げました。
その中で、ともしげさんが井口さんと一緒にいた際の話として「僕たちがファンに写真をお願いされた時、その子のスマホに吉本芸人さんのステッカーが貼ってあって、井口くんすごい怒っちゃったんですよ」と謎のエピソードを紹介。
「何で怒るの?吉本の若手芸人が一生懸命やって、ファンやったら応援してるからスマホとかに貼るやん」とMCの東野幸治さんが不思議そうに尋ねたところ、井口さんは「あんまり今どきいないと思うんですけど、僕吉本に対する対抗意識がとんでもなくあるんです(笑)」と、“非吉本芸人”として並々ならぬ思いで仕事に打ち込んでいると明かしました。
このカミングアウトで完全にエンジンがかかった様子の井口さん。「関東の今の吉本は劇場が潤いまくってるし、有料配信バブルで若手の全くテレビに出てないようなやつもお金をスゴい持ってるから、なんか堂々と生きてるんですよ!」と、自らの下積み時代と比べて吉本の若手は恵まれ過ぎていると不満を吐露。
さらに「そいつら後輩だから、一緒に飲みに行くとこっちがご馳走するじゃないですか。おいしいもつ鍋とかおごって結構な値段いったのに、一応『ごちそう様でした』とは言ってくれるんですけど、『自分でも払えますけどね』みたいな顔してるんですよ!」とまくしたて、吉本の若手芸人が堂々としている様子や、お金に困ってなさそうな表情が許せないと持論を展開しました。
また、ファンがスマホに貼っていたステッカーの件については、ともしげさんが「その時は『UNDER5』っていう若手の大会で優勝した金魚番長のステッカーをつけてたんですよね。そうしたら『UNDER5で優勝した奴なんかより、俺はM-1チャンピオンだぞ!』ってず~っと言ってて、そんな事言わなくていいのになって…」と全部暴露。
これには東野さんも大笑いしながら「金魚番長だって頑張ってんねんからええがな」と諭しますが、「狭い世界でやるんすよ、あいつら。その同期のライブがあって、一応お金払って配信見たらまぁ面白かったんですけど、その中で『俺ら確かに知られてないけど、同期で有名なのは金魚番長しかいない』って自虐みたいなの言ってて。知らねぇわ!金魚番長もっ!」と、勝手に有料配信を見て、勝手にブチギレ。
この異常行動に対して、東野さんから「なんで金払って腹立ててんねや(笑)」と至極まっとうにツッコまれると、さらに盟友のはずのともしげさんからも「これだから、やっぱり後輩から尊敬もされないんですよね」と、バッサリ断じられる井口さんだったのでした。
(関西テレビ10月22日(日)12時59分から放送『マルコポロリ!』より)