10月17日夜、カンテレ『アンタッチャブるTV』で、東南アジアのブルネイに関する数々の超バブリーな噂をアンタッチャブルの2人が徹底調査。それらの真偽を確認すべく29代目国王・ボルキア王への直撃取材も試みました。
アンタッチャブルの2人が降り立ったのは、日本から飛行機で約6時間のブルネイ。小国ながら石油等の資源が豊富で、税金ゼロ・学費ゼロ・医療費ほぼタダという世界一バブリーな国です。そんなユートピア、ブルネイについてネット上には信じられない噂が飛び交っていて、スタジオゲストの本田仁美(AKB48)さんは「コレ普通に聞いてたら詐欺かと思いますよね…」と思わず首をかしげました。
最初の謎レビューは<世界に2つしかない7つ星ホテルがあるらしい>。日本にもペニンシュラ東京など5つ星がつくホテルはありますが、ブルネイには世界に2つしかない7つ星と噂されるホテルがあるというのです。
それが“ザ・エンパイア・ブルネイ”。その威容に圧倒されつつ建物の中へ入ると、床や壁の素材は全部大理石。客室ももちろん超ゴージャスですが、驚くべきはその料金で、もう一つの7つ星とされるドバイのホテルが1泊20万円前後からなのに対して、スタンダードタイプは1部屋なんと4万円と、最高級ホテルとしては破格です。
広さは東京ディズニーランド約4個分、6棟に計522部屋あり、プロの国際試合も開かれる超本格的なゴルフ場まで敷地内にある“ザ・エンパイア・ブルネイ”、実は元々王族をもてなすための迎賓館。一般客が泊まれるようになったのは2000年頃からとのことでした。
また“7つ星”の評価について、ホテル側は「ホテルのグレードは最大で5つ星までと認識しております。7つ星という認定はないのです。しかし7つ星と呼ばれていることは知っています」と回答。この件についてホテル評論家の瀧澤信秋さんは「国際的な評価基準の5つ星を超え、突き抜けてすごいというファンたちの評価なのではないか」と分析していました。
次なる噂は、<国が新築一戸建てを国民に提供しているらしい>という夢のような話。2階建てでガレージ付きの素敵な家を訪ねてみると、家主は「王様から安く提供された家だよ」と、噂が真実だとあっさり認めました。物価は日本とほぼ同じながら一軒家が約450万円。“1世帯に1軒の家”という国家政策があり、申請が通れば格安で入手できるのです。
他にも<王様がポケットマネーで建てたという超リッチな建物だらけ>という噂も真実で、総工費500億円超とされる礼拝堂“ニューモスク”のほか、東南アジア最大の遊園地“ジュルドンパーク”も王様からの国民への贈り物。
一方、<1788の部屋、257の浴室がある世界最大級の住居があるらしい>については、王宮のことらしいものの、中に入らなければ確認ができません。そこで2人は29代目国王・ボルキア王に直接お会いして謎レビューの真偽を確かめるべく、王様も見ているという現地の超人気番組に出演し、顔を覚えてもらうためアピールしました。
噂の王宮の前でプレゼントなどを構えて待機していると、ゆっくりと開く巨大な門扉。先導の白バイに続き、車を自ら運転するボルキア王の姿が!「手振ってくれた!」と奇跡の瞬間に山崎さんは大興奮ですが、王様には会えたものの流石に噂の確認はできませんでした。
しかし、その後番組は2代前の国王の孫で王族のペンゲランさんとの接触に成功。王宮にあるという1788の部屋、257の浴室について聞いてみると「そうだね、大体それくらいあるよ。世界最大級っていうのも本当だよ」と答え、このレビューも真実だと判明しました。
さらにアンタッチャブルの2人が国王に渡せなかったプレゼントについても「渡す約束はできないけど、連絡はしてみるよ」と快くお願いを引き受けてくれたペンゲランさん。ブルネイに住む皆さんの優しさが感じられる一幕となったのでした。
(関西テレビ10月17日(火)午後9時放送『ひらけ!パンドラの箱 アンタッチャブるTV』より)
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