9月23日午後、カンテレ『ウラマヨ!』に、運動会をビジネスとして手掛けるその名も運動会屋の代表取締役社長・米司隆明さんが出演。「運動会は世界を変える」という、そのアツい思いに迫りました。
今回の番組は、「いまどき運動会の裏側」と題し、昭和から平成までと令和とを比較しながら、運動会事情の裏側をのぞき見。一昔前の世代には懐かしく、令和世代には驚きとなる“運動会あるある”が続出しました。
そして今や学生だけにとどまらず、企業や団体でも楽しまれている運動会。それをビジネスとして手掛け、年間約300回も開催しているのが株式会社運動会屋の米司社長です。
「まず、なぜ運動会をやるのかという目的ですね。これを主催者さんと理解し合って、じゃあその目的のためにどういう運動会をやろうかと。そこから対象だったり会場だったり中身だったりが決まっていく感じになります」
会社や個人から開催の依頼を受けると、予算や規模、会場のイメージなどを確認。競技内容を決める打ち合わせなど、3カ月から1年ほどの準備期間を経て開催するという流れで、プランの相談から会場の設営、司会進行まで全てを担います。
企業では運動会が主にコミュニケーションツールとして重宝されていて、値段はプランによって異なりますが、最小規模の15人で30万円。過去最大では社員2万人が東京ドームに集まり、数億円規模で開催したこともあるそうです。
「運動会の要素は、運動、競争、応援、協力。これらを押さえれば運動会です。運動会は世界を変えると思っているんですよ」そうアツく語る社長について、従業員からは「ウチの代表はぶっ飛んでて、アメリカのシリコンバレーに1人で乗り込んで、Googleにアポイント取って帰ってきました。『運動会はいいものだから責任者に会わせてくれ』って警備員に止められながら行ったって言ってましたね」との“タレこみ情報”が…。
これについて、スタジオに登場した米司社長にMC・ブラックマヨネーズの小杉さんが早速切り込むと、「日本では結構IT企業からの依頼が多いんですよ。なので需要があるだろうと思ってシリコンバレーへ飛んで、Googleだけじゃなくて、もう片っ端から飛び込み営業して、運動会を紹介してきました」と事も無げに答えていました。
米司社長は武勇伝に事欠かず、他にも日本のインド大使館へ乗り込んで『運動会しませんか?』と売り込み、現地の工場地帯などで10回以上の運動会を開催。「お国柄、男女で一緒に競技をやるのに抵抗がある人もいましたし、色んな意見もあったんですけど、実際にやると『いいじゃないか』『よかったね』ということで一つになれるんですよね」と、宗教や性別を超えて一体感を味わえるのが運動会の良さだと力説していました。
最後に、ブラマヨ吉田さんが「最近の日本の運動会は『組体操』とかがなくなってきてるじゃないですか、それについてはどう思われてますか?」と、変わりゆく令和の運動会事情に対する受け止めについて質問。
すると米司社長は「組体操に興味を持ってくれる子もいると思うので、やってほしいなという気持ちはありますね。私も昭和の運動会経験者なので、ピラミッドの一番下で、すごく重くて痛くて…っていう思い出もあったんですけど、終わった後の達成感ってすごくて。やっぱり味わってほしいという気持ちはあります」と率直な思いを吐露。
それに対して吉田さんは「僕も一番下でやったことあって、ベビーブームやからいっぱい上に乗って来よるんですよ。もう限界やったけど『俺が倒れたら上の人たちがエライことになるから耐えるしかない』って頑張って」と共感し、「だから俺ホンマに『M-1』の時と組体操の一番下の時が、人生の“二大がんばった”です」と、その重みをこれ以上ない規模感で表現すると、スタジオは爆笑に包まれていたのでした。