発売から13年でヒット…日本一売れている包丁・貝印『関孫六 匠創』ライバル社も恨み節の価格と性能とは

公開: 更新: カンテレTIMES
発売から13年でヒット…日本一売れている包丁・貝印『関孫六 匠創』ライバル社も恨み節の価格と性能とは

 78日午後、カンテレ『ウラマヨ!』で、2007年の発売ながらコロナ禍をきっかけに“日本で一番売れている包丁”となった「関孫六 匠創(しょうそう)」を紹介。製造・販売している貝印の包丁マイスターも登場し、様々な裏側を明かしました。

 今回の番組は「クイズ!〇〇しただけで大ヒットした商品の裏側」と題し、ちょっとした工夫から生まれた売れ筋商品を特集。その中で、“忖度なし”の記事で読者から絶大な信頼を得ている生活用品関連雑誌『LDK』の担当者が「食材に食いつくような切れ味」と絶賛した包丁が「関孫六 匠創(165mm)<税込4950円>」。

 肉、魚、野菜といった幅広い食材の調理を一本でまかなえる三徳包丁の一種ですが、実は貝印が「関孫六」の販売を始めたのは40年以上前。担当者は「もともと高品質な商品なので評判は良かったんですけれども、今ほどの知名度はなかったです」と語り、その中のシリーズ「匠創」も2007年に発売したものの、当初はそこまで話題になりませんでした。

 しかし、11本手作業で研がれるなど抜群の切れ味はもちろんのこと、オールステンレス製で持ち手と刃が同じ素材であることから、コロナ禍で衛生管理への関心が高まると、その“洗いやすさ”がメディアにも取り上げられるなどして一躍売れ筋商品に。「日本で一番売れている包丁」にまで上り詰めたのです(※国内家庭用包丁シェアNo.1KSP-POS 20221-12月より自社集計>その貝印の中で最も売れているブランドが「匠創」<20224-20233月国内出荷金額>)。

 スタジオには貝印の社員でもある包丁研ぎの達人・林泰彦さんが登場。MCのブラックマヨネーズ・小杉さんから「手作業で研がれていて、4950円は安いですよね?」吉田さんからも「林さんは安すぎるとは思いませんか?」と早速質問が相次ぎ、林さんは「正直そう思いますね。他のメーカーさんから『おたくが安いから売りづらい』って言われたことはあります(笑)」と、同業他社からは恨み節も漏れていると明かしました。

 さらに、貝印の裏側について林さんは、「日本古来の鍛冶屋さんと同じく、お客様に寄り添った製品を作るということをしていたら、色々刃物を作り過ぎてしまって…。関孫六シリーズだけでも実は800種類とかあります(笑)」と、多様な商品を作り過ぎてしまい、ものすごい数のラインナップになっていると説明。

 その中でも「匠創」はヒットまでに13年の月日を要したことから、今は沢山ある商品を知ってもらう活動を強化しているそうで、「PR活動をしてまして、そのうちのひとつがYouTubeです。研ぎのことや包丁の紹介とかをメンバー何人かでやらせていただいている『貝印の切れ味チャンネル』といいます」と宣伝すると、抜群のネーミングセンスに「切れ味いい名前!(笑)」などとスタジオは大爆笑となりました。

 また、別の包丁「旬Classic三徳(175mm)<税込18700円>」は“模様をつけただけ”で、海外で大ヒットしたそうで「日本刀を思わせるような模様を入れたところ、アメリカを中心とした高級調理器具の専門店さんに採用されて、今では全世界で1000万丁と、非常に売れています」と胸を張る林さん。

 あまりの売れ行きに出演者のザワつきが収まらない中、「日本の食文化と同時に、調理文化も海外でとても注目されていまして、例えば繊維に沿って切るのと、繊維を断ち切るのとでは味や見た目が変わりますし、よく切れると非常に繊細に調理ができます」と売れるに至った背景を解説し、日本のモノづくりの素晴らしさについてアツく語っていたのでした。


(関西テレビ78日(土)午後1時放送『ウラマヨ!』より)