果実日本酒「あらごしシリーズ」爆売れ…やり手女社長が杜氏制度卒業で成し遂げた働き方改革と“もう一つ”

公開: 更新: カンテレTIMES
果実日本酒「あらごしシリーズ」爆売れ…やり手女社長が杜氏制度卒業で成し遂げた働き方改革と“もう一つ”

 1210午後、カンテレウラマヨ!、国産みかんやもも等をブレンドした果実日本酒「あらごしシリーズ」を大ヒットさせた梅乃宿酒造の五代目・吉田佳代社長43が出演し、その成功の背景について明かしました。 

 
 今回の番組は「やり手女社長の裏側」と題し、女性ならではの目線で常識を打ち破る数々の改革を成し遂げた2人の女社長の裏側を覗き見。 
 
 その中で、佳代社長は自らの経営スタイルについて「伝統と革新というのをテーマに掲げていて、伝統は大事にするけれども、そこに固執しないということがとても大事だと思います」と強調。33歳という若さで五代目に就任して以来、最も大きな革新は日本酒業界では異例の杜氏制度の卒業」だったと語りました 
 
 もともと冬にのみ製造する日本酒。その期間出稼ぎに来た職人たちが、最高責任者である杜氏のもと、住み込みで造るのが当たり前でした。しかし佳代社長は「出稼ぎの方々は、住み込みで出来るだけ休まずに働という働き方だったんですね。その働き方が今の時代に合わないなぁというのをすごく感じていまして。出来るだけ休みを取れるようにしたかったんです」と、経営判断として杜氏制度の卒業を選択。 
 
 その代わりに、米洗いの作業から火入れ発酵時間など酒造りに必要な様々な職人の技術をデータ化することで誰が造っても変わらない、美味しい日本酒が製造できるように職人たちの作業も効率化され休日や休憩が取れるようになり、杜氏の勘や経験など不透明な技術から卒業し品質を安定させることにもつながりました。 
 
 さらに、もう一つの大きな改革として「商品開発は、ターゲット層である女性目線というのをすごく大事にしています」と話した佳代社長。実は近年、若い世代や女性のお酒離れが深刻で、年々お酒を飲む人が減少。そこで女性社員の意見を積極的に取り入れた開発をすることで、ターゲットがより親しみやすい商品を世に送り出しているのです。ちなみに、人気の“あらごしシリーズ”につぶつぶの果肉を入れるようになったのも、女性社員の意見がきっかけだったそうです。 
 
 スタジオに登場した佳代社長に、MCのブラックマヨネーズ小杉さんが「元々男社会なわけですから、苦労はあったんじゃないですか?」と尋ねると、「よく言っていただくんですが、全然()。どっちかって言うと逆に女性であることで印象に残りやすいので、変わったことをするのに女性の方がしやすかったっていうのはあると思います」と回答。 
 
 会社を継いだ当時、「1500軒以上ある日本酒の酒蔵の中で本当に5人いるかいないかくらい」だったという珍しさを武器とし、必要な改革を進めていったと明かしました。 
 
 また、“日本酒離れ”については、社内商品開発だけでなく、社外での活動にも力を入れていると言い、「大学での日本酒勉強会っていうのをやって。やっぱり大学生の方が日本酒を飲まれないんですよね。実際に大学へ行って色んな授業、講義をさせていただいて、その後に日本酒のテイスティングをしてもらって『良いお酒ってこういうものなんだよ、こんなに味の幅があるんだよ』っていうのを実際に知っていただくという活動をしています」と佳代社長。 
 
「やっぱり良い日本酒を飲んだ学生たちって反応違います?」と尋ねた小杉さんに対して、「全然違います最初においしい日本酒を飲むと、次おいしくないものを飲んでも『アレ?』ってなって、また次チャレンジしてくれるんですよね。でも最初においしくないものを飲んじゃうと、次は『いや日本酒アカンねん!』ってなるんですよ」と、リピーターをつくる重要性の観点から活動の目的について解説 
 
 良い日本酒があることを若いうちに知ってもらうことで、日本酒業界全体の裾野を広げるとともに、その中でも『梅乃宿』親しみやす選ばれるブランドとなるよう、日夜知恵を絞っていたのでした。 
 
 
関西テレビ1210午後1放送ウラマヨ!