マヂラブ・すゑ様らお笑い界席巻…“大宮セブン” その礎「権力者との夜」が壮絶すぎた

公開: 更新: カンテレTIMES
マヂラブ・すゑ様らお笑い界席巻…“大宮セブン” その礎「権力者との夜」が壮絶すぎた

 925日放送のカンテレ『マルコポロリ!』に、お笑い界で今最も勢いのあるユニット“大宮セブン”から、マヂカルラブリーすゑひろがりずタモンズの精鋭部隊3組が登場。下積み時代の地道かつ壮絶な営業活動などについて明かしました。

 大宮セブンとは、201410月に笑いの聖地を「大阪」から「大宮」にすべく集められた、吉本のお笑いユニットのこと。メンバーの脱退や解散を経て、現在は登場した3組のほか、ジェラードンGAG囲碁将棋コマンダンテ4組が名を連ねていて、今回の番組では「すごいぞ!大宮セブン 野良犬軍団の華麗なる逆転物語SP」と題し、その地獄と天国を洗いざらいぶちまけました。

 大宮セブンの面々が、劇場に客を呼ぶために「最も力を入れていた」と語ったのは、劇場支配人と芸人自らが大宮の権力者たちの宴席を盛り上げる営業活動、通称“夜の部”。

 これについてMCの東野幸治さんが「夜の接待はなんでそもそも行くことになったの?やっぱりチケット買ってもらわなあかんから?」と尋ねると、「1人、地元で有名というか名士のおじいさんがいらっしゃって。その人と劇場の支配人が出会いまして…」と切り出した、すゑひろがりずの南條さん。

 続いて、マヂカルラブリーの村上さんが「もともとは、その初代支配人が自分のチョイスで芸人を7組集めちゃってるんです。なので責任が自分にはあるということで、『お前たちは絶対に食わす!』って最初に目標を掲げてくれたんですよ」とユニットの成り立ちを紹介した上で、「その支配人と一緒に接待してるんで、こっちも士気が上がってるというか。長が来てるから、『この人のためにも僕たちは頑張らなきゃいけない!』と思ってました」と語り、当時の宴席へのモチベーションの高さについて振り返っていました。

 また「どんなことをしゃべったり、どんなことで盛り上げたりしたの?」という質問に対しては、「9割、下ネタです」「下ですね」などと口を揃え、当時の鉄板トークは“下ネタ”だったと強調。

 南條さんが、「相手の方から、今までの『経験談』を色々聞き出したらめっちゃ喜んでくれるんですよ(笑)。『若い時にこういうことがあって…』とか楽しそうに喋るのを、『マジっすか!うわぁすげ~!』って言って鼓をポンポンして(笑)」と“ザ・接待”な具体例を挙げると、「本当に喜ばれました」と、懐かしそうにしみじみ頷く相方の三島さん。

「そしたらチケット40枚とか買ってくれるのか(笑)」と大笑いした東野さんが「ほんこんさん、これはすごいですよね。腹くくってやってて」と水を向けると、「一番エエのが、この子らが行っててイヤな思いしてないっていうのがな」と、ほんこんさんも感心。それに対して南條さんは「一瞬所々で、ふと『あれ?俺、東京に売れに来たんちゃうんかな』って思う時もありましたけど(笑)」と、芸人としての夢と現実のギャップに戸惑いを覚えた夜もあったと明かしていました。

 しかし唯一、今回登場した中で1回もその“夜の部”に参加しなかったというのが、マヂカルラブリー野田さん。「俺は本当にそういうの無しでも『賞レースいったれ!』って思ってたので。M-1で活躍しちゃえば…って」と、当時を回顧。

 東野さんから「ちょっと待って(笑)。すゑひろがりずとタモンズが夜な夜な大宮で酒飲んでたのをどう思ってたんや!?」と問われた野田さん。「埒明かねぇのにな…って(笑)。それ一生やんのかな~って思ってました」と下積み時代の仲間たちの苦労について冷静に顧みると、「お前も行けや!!」などと激しくツッコまれていたのでした。


(関西テレビ925日(日)1359分から放送『マルコポロリ!』より)