9月11日放送のカンテレ『マルコポロリ!』に、タイムマシーン3号の関太さんが登場。秘境とも言える出身地、群馬県中之条町・旧六合村(くにむら)の素晴らしさを熱烈アピールしました。
今回の番組は『田舎暮らしサイコー!SP』と題し、関さんのほか、冬は一面が銀世界となる岐阜県高山市岩井町出身の流れ星☆たきうえさんと、付き添いの相方・ちゅうえいさん。さらに2018年東京を離れ、山形県に「住みます芸人」として移住し農家と芸人の二刀流生活を送るソラシドの本坊元児さんが出演。田舎暮らしの魅力や、ならではの辛さなどについて明かしました。
最近、各所で田舎暮らしへの憧れを漏らしているMC・東野幸治さんは、山あいにある関さんの故郷に興味津々。「最寄り駅まで歩いて5時間、コンビニは6時間、信号機は1つだけです」などと聞いて、その秘境度合いに驚きつつも、「そんな所におって、なんでお笑い芸人みたいな夢持つねん?」とシンプルな疑問が。
すると、関さんは「関東圏なんでテレビだけは全番組やってたんですよ。とにかくテレビに出るってことがすごい楽しいことだと思ってて。娯楽がなんにもないんです。本当に音も光もなんにもないです」と持論を展開。
さらに「動物はやっぱり鹿とかでるの?」と尋ねられると、「めっちゃ出ます。冗談抜きで、『十二支』がほとんど出ます」と飄々と答え、スタジオは大爆笑。「龍以外?」「お前ウソつくなよ(笑)」などとレギュラー陣がザワつく中、「龍が出る川があるんですよ。穴が開いてて、そこに手を突っ込むと龍が出てきて雨を降らせるって言われてます」と、地元の伝説まで繰り出しました。
ここで“ある異変”に気づいた東野さんが「俺らとかは新鮮やし、関と普段絡まないからこんな話とか面白いけど、関の後ろの2人がさっきからなんにも笑ってない(笑)」と指摘すると、自分達のトークを披露する前に、既に生気を失っているたきうえさんと、ちゅうえいさん。
「やっぱり田舎って同じくくりなんで、結構言いたかったことを全部言われて、気が気じゃなくなってきてます。動物が出るところとか『十二支がほぼ出ます』なんてこっちより強いエピソード出されたら!」と、ちゅうえいさんは目の前でどんどん上がっていくハードルに、焦りの色が隠せませんでした。
しかしその後も、関さんの壮絶田舎エピソードは続き、甘い物については「コーラもなかったです。最初見た時『黒いじゃないか!』ってビックリしました。黒い物って醤油しかないんですよ。怖くてそのまま飲んでいいか分からないから、外に行って雪にかけて、アイスみたいにして食べてました」。
また、東野さんから「少年ジャンプとかどうするの?」と尋ねられると、「週刊少年ジャンプは、それこそみんな欲しいんですけど手に入らなくて。僕はお父さんが隣町で働いてたので、同僚の親戚のお兄さんが読み終わったジャンプをくれるんですよ。でもマジで1年に1回まとめてくれるんで、『年刊少年ジャンプ』って僕は呼んでました」と、ここでも上手いこと言う関さん。
「『ドラゴンボール』が好きだったんですけど、テレビで見てたら、『あれ?悟空が大人になってる…』って先にそっちで知って」と続け、“年刊”であるがゆえに、テレビアニメのストーリー展開が原作を追い越してしまい、痛恨のネタバレもしばしばだったと明かした関さんだったのでした。
(関西テレビ9月11日(日)13時59分から放送『マルコポロリ!』より)