経費削減20%達成のため、一円(橋本環奈)は、万町署刑事課の残業を月10時間減らすことで、4%の経費削減をもくろむ。
しかし実際は、強行犯係係長・湯川哲郎(沢村一樹)たちも好きで残業をしているわけではなく、事件が起きるから残業を余儀なくされているだけ。
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珍しく事件が起きず、湯川班のメンバーが定時で帰ろうとする中、運が悪すぎるゆえに“疫病神”と呼ばれる円が電話を取ると、ショッピングモールに爆弾を仕掛けたという何者からかの犯行予告を受ける。これで湯川班たちの残業が確定してしまった。

ところが、現場に駆けつけた湯川たちが店内を捜索しても不審なものは何も見つからず、さらに爆破予告時間を過ぎても何も起きる気配はない。
現場にやって来た円は、余計な残業時間が増えるので早く撤収するよう呼びかけるが、湯川の嫌な予感は拭えず、やがてやじ馬の中に怪しい男を発見する。

男は、5年前に管内で不審な爆破騒ぎが起きた際、爆弾を製造した罪で湯川に逮捕された沼田だった。再犯を疑う湯川は、張り込み部屋を借りて沼田を徹底マークし始めるが、そのせいで湯川班の残業時間と経費は膨れ上がり、円の焦りはピークに。
さらに、湯川の勝手な行動にさんざん振り回され、うんざりしているはずの中西翔(徳重聡)や大竹浩介(JP)が、上司とはいえ、なぜ湯川のやり方についていくのか理解できない円。

そんななか、湯川を追ってクレープ店へやって来た円は、湯川が小銭を落とした姿を見て、あることに気づき…。