映画で共演した3人が、撮影秘話やプライベートを語ります。
9月3日(日)の『ボクらの時代』は、吉永小百合さん、大泉洋さん、YOUさんが登場します。
吉永小百合「屋形船に乗ってみたい」
3人は、公開中の映画「こんにちは、母さん」の撮影を振り返ります。

吉永:今度の映画って隅田川のほとりでやったでしょう。で、私は船に乗りたかったんだけど、船から降りるところしか撮影なかったんですよ。だから、ぜひ屋形船に乗ってみたいなと思って。で、(個人的に)屋形船に乗って、ずーっと船に乗ってレインボーブリッジまで行って。
大泉:へー!
YOU:屋形船とか乗られたことは…?
吉永:なかったんですよ、全然。
大泉:いや、逆に東京にいらっしゃると、あんまりやらないのかもしれない。
吉永:あ、そうかもしれない。
大泉:僕は、それこそ数年前に両親に経験させたくてやりました、屋形船。
YOU:あ、なるほど。北海道からお呼びして。
大泉:そうそう、呼んで。
YOU:親孝行ですね。
大泉:まさに、今回の映画でも出るじゃないですか。
YOU:はい。
大泉:僕は、その屋形船を隅田川でずっと見てるっていうシーンを撮ったの。
吉永:すごい渋い顔してね。
大泉:そうそう。で、そのときに山田洋次監督が、なんかそのへんを歩いてた一般の方を、いきなり「あの人がいい」って、エキストラで出したんですよ。
大泉さんは、山田監督のマネをしながらそのときのことを振り返ります。すると、YOUさんは、吉永さんに「常日ごろから、ああいう感じなんですか?」と聞きはじめて…。
大泉洋「北海道だけで本当に食っていけるかな」
北海道のローカル番組で絶大な人気を誇っていた大泉さんに、吉永さんは「どうして東京に出て、本格的に役者をやろうとなさったんですか?」と質問します。

大泉:飽きちゃったんですよね。ちょうど10年くらい、北海道でラジオとバラエティばっかりやってたんですよ。「俺、はたして、北海道だけで本当に食っていけるかな」って不安もありましたね。それと、毎日同じ生活なのに、やっぱりちょっと飽きてきちゃって。
YOU:「北海道に飽きた」で、よろしいですかね?
大泉:そんなこと、ひとつも言ってません!
吉永:(笑)。
大泉さんは「何か違うことがしたくなった」と、上京の経緯を語ります。また、昔と今の映画の撮影方法などにも言及し、吉永さんは「映画をお撮りになりたいって思いはないんですか?」と大泉さんに尋ねます。
YOU「何の基礎もないし経験がない」という強み
大泉さんは、YOUさんの芝居について思うところを語ります。

大泉:あなたなんて、本当に素晴らしいお芝居をなさるじゃないですか。
YOU:バカにしてるんですか?
吉永:(笑)。
大泉:いや、もう本当にそれこそ、本当に名だたる監督とお仕事をして。どういう感覚で役者のお仕事とかっていうのは、なさっているの?
YOU:私は全然、何の基礎もないし経験がないから。ダメだったら「もう1回」って言われんだろうと思ってやって。(監督が)「OK」って言うので「じゃあいいんだな」くらいの感じでやっている。
大泉:でも、その感覚でいくのが、それこそやっぱりあれなんでしょうね。山田監督なんかが言う、役者としての究極の挑み方というか。
大泉さんは、「YOUさんのように、どこに行っても気楽にやれるっていうのは究極」と感心し、山田監督の撮影中の言葉を振り返ります。

ほかにも、吉永さんが共演してきた松田優作さん、樹木希林さんとの思い出、俳優になった経緯や20代で芸能活動を1年間休業した際のことなど、貴重なエピソードが次々と飛び出します。
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