キャラもビジュアルも個性強めな、3人の芸人がトークします。
8月6日(日)の『ボクらの時代』は、ハリウッドザコシショウさん、くっきー!(野性爆弾)さん、レイザーラモンRG(レイザーラモン)さんが登場します。
ハリウッドザコシショウ 上京のきっかけは「リーグ戦でビリ」
ザコシショウさんが「芸歴30年目」、くっきー!さんが「28年」、RGさんが「26年」と、3人は2年ずつの先輩・後輩にあたります。
RGさんが、ザコシショウさんに活動拠点を大阪から東京に移したきっかけを聞くと、1999年の「心斎橋筋2丁目劇場」の建て替えだったと語ります。

ザコシショウ:俺、元吉本(興業所属)やから。「2丁目劇場」(心斎橋筋2丁目劇場)が崩壊したやん?
くっきー!:崩壊した。
RG:崩壊っていうか…(笑)。
ザコシショウ:建て直し?ビルの老朽化でな。
RG:はい、なりました。
ザコシショウ:「baseよしもと」に移すっていってな。
くっきー!:そうですね。
ザコシショウ:そこでもう、芸人いっぱいおるから、リストラじゃないけど、組数減らしたい、リーグ戦するって。
くっきー!:ああ、ありましたね。
ザコシショウ:まんまと俺、ビリになってもうて…。
くっきー!さんが「芸人はみんな『おもろい、おもろい』って言ってたのに、客はピクリともウケなかったですもんね」と当時を振り返ると、ザコシショウさんは「お前が言うなよ」と笑い、RGさんの知らない、くっきー!さんとのエピソードが明かされます。
レイザーラモンRG「野性爆弾さんやG★MENSさんを見て」
RGさんは、学生時代「漫画家を目指していた」といいますが…。

ザコシショウ:漫画家!?
RG:大学のとき、ずっと漫画描いてたんですよ。「ヤングマガジン」のギャグマンガとかに(応募して)ずっと描いていて。でも、本当に受からなくて。大学4回生の夏に、今宮戎神社の(マンザイ新人コンクール)福笑い大賞をHG(レイザーラモンHG)と一緒に受けに行ったら…。
くっきー!:それは何?芸人になろうとかじゃなくて、大学のときに、ってこと?
RG:大学のときです、はい。ほんで、プロレスしたわけです。舞台で。それで、優勝して。
ザコシショウ:あ、獲ったの?
RGさんは、そこから「心斎橋筋2丁目劇場」のオーディションを受けるようになり、当時すでに劇場に出演していた「野性爆弾さんとか、(ザコシショウさんが組んでいたコンビ)G★MENSさんを見て、プロレス的な動きでも大丈夫やと思った」と、芸人を目指したきっかけを語ります。
すると、くっきー!さんは「もっと感謝せい」と言い出して…。
くっきー!「売れるわけないっていう芸風やのに、変に売れちゃった」
くっきー!さんは「歳をとってから、変に売れた」と自分たちを分析します。

くっきー!:「売れるわけない」っていう芸風やのに、変に売れちゃったじゃないですか。ほんだら、そういう、売れへんやつが夢を持つじゃないですか。
ザコシショウ:うん。
RG:ああー。
くっきー!:「まだ、歳をとっても売れるんちゃうか」って。それこそ、錦鯉もそうなんですけど。あれって、“死んでいく”人間をいっぱい作ってますよね。
RG:(笑)。夢を見せてしまったがためにね。
ザコシショウ:でもさ、ただ闇雲に長いことやればいいってもんじゃないじゃん?
くっきー!:それは、そうですね。
ザコシショウさんは、自分たちの共通点を挙げ、ここから3人は、自分たちの芸風へのこだわり、お笑いへのスタンスを語っていきます。

ほかにも、理想のお葬式、コンプライアンスが厳しくなった現在のテレビ番組への関わり方、くっきー!さんとRGさんが同じアルバイトをしていた際の思い出など、さまざまな話題を展開します。