アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』斉藤壮馬×高橋李依×小市眞琴×八代拓が緊急座談会

フジテレビュー!!
アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』斉藤壮馬×高橋李依×小市眞琴×八代拓が緊急座談会

斉藤壮馬さんが、緋村剣心を演じるうえでの心構えを語りました。

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フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送中のアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。本作は、幕末の動乱期に“人斬り抜刀斎”と恐れられた緋村剣心が、明治時代に入った東京下町で、過去の因縁によって戦うことになる宿敵たちと対峙しながら、新しい時代を懸命に生きていく物語。

和月伸宏さんによる同名の原作漫画は、コミックスがシリーズ累計7200万部を突破。さらに、さまざまなメディアメックス化がされており、実写映画はシリーズ累計興行収入193億円と全世界・全世代からの支持を受ける名作です。

その『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を、最新のアニメーション技術で原作の第1話から再構築して新作アニメとして放送。主人公の緋村剣心を斉藤壮馬さん、「神谷活心流」の師範代・神谷薫を高橋李依さん、「東京府士族」出身の明神弥彦を小市眞琴さん、喧嘩屋を称する相楽左之助を八代拓さんが演じます。

<「アニメ好きの血が騒ぐ」『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』世界上演イベントに斉藤壮馬、高橋李依、小市眞琴、八代拓が登壇!>

フジテレビュー!!は、声優を務める4人にインタビュー。新作アニメとして制作される『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』への思いやアフレコ時に印象的だった出来事などを聞きました。

※取材は、フジテレビ“ノイタミナ”での初回放送前に行いました。

斉藤壮馬「剣心は強すぎるが故に…」

<斉藤壮馬、高橋李依、小市眞琴、八代拓 SPトーク>

左から)八代拓、斉藤壮馬、高橋李依、小市眞琴

──まずは『るろうに剣心』が新作として新たに制作されると最初に聞いたときの心境を聞かせてください。

高橋:まず、オーディションでしたよね。

斉藤:オーディションの話をいただいて、「あ、やるんだ!」っていう。

高橋:そうそう!

斉藤:純粋に「今の技術で制作されたらどんな世界になるんだろう、見てみたいな」と思いました。

高橋:私は、アニメ業界にいる人間なんだということを実感してしまったというか。企画が動いているという事実にまず驚いて。

斉藤:知っちゃった、みたいなね。

高橋:「言えない、言えない!」って。まだオーディションに受かってもいないのに(笑)。絵空事のようでした。それから実際に関わらせていただくことが決まったときも、「(『るろうに剣心』のオーディションに)受かる人っているんだ」みたいな。

斉藤:確かに、現実のこととして、素直にすぐ受け止めきれなかったよね。

高橋:「本当にやるの?」という感じで。でも、アフレコが進んでいくと、「嘘じゃないんだ」と実感していきました。

八代:夢じゃなかったっていうね。それだけ偉大な作品ですから。

小市:私もオーディションがあるって聞いた段階で驚いて…もちろん受けさせていただくんですけど、「受かるかーい!」っていう(笑)。

斉藤:分かる!思うよね(笑)。

小市:もちろん受かりたいという気持ちで、全力で臨みましたが…!だから、結果、「弥彦に決まりました」と言われたとき、「えっ…」と。なんと言うか…「夢か?」という気持ちが強かったです。

高橋:みんなそうだったんだ?

八代:整理が追いつかないという感じ、あるよね。

高橋:八代さんはどうですか?

八代:出演が決まったあとの話になりますけど、『るろうに剣心』はこれまで数多くのメディアミックス化されていますよね。そのすべてに敬意を持つことを大前提としたうえで「どう表現しようかな」と。僕にとっては今まで味わったことがない気持ちにさせてくれる作品ですね。

──それぞれの役を演じるうえで意識していることはありますか?

高橋:剣心さんからじゃないですか?

斉藤:3人(薫、弥彦、左之助)がかなり明るくて、掛け合いのアドリブもすごく楽しそうなんですけど、剣心は、特に序盤は一歩引いているキャラクターで。バトルシーンに関しても、強すぎるが故に…斉藤壮馬個人としてはガッと力を込めて演じたいんだけど、そうすると弱く見えちゃうから強くはいけない。

高橋・小市:(納得の表情で)うーん!

斉藤:足し算、引き算が大切かなと思い、意識して演じていますね。李依ちゃんはどうですか?

高橋:薫ちゃん個人が感じた感性は大事にしてあげたいなと思っていて。起こった出来事に対して「常識的にはそうだけど、薫ちゃんはどう思ってる?」と考えるようにして、受け止めたいなと思っています。

斉藤:こいっちゃん(小市さん)はどう?

小市:弥彦に関しては、「東京府士族」を背負っているので、明治時代を生きている男の子としての強さ、大人に負けないぐらいの心の強さを表現したいなと思っています。ただ、未熟なところもあるし、剣心さんをはじめ皆さんを見て育っていく子なので、その成長は表現できたらと思い演じています。八代さんはどうですか?

八代:意識という意味では“年齢感”かもしれないです。僕から見ても、相楽左之助というキャラクターは本当にカッコいいんですよね。

斉藤:確かにね。

小市:カッコいい!

八代:自分の中で左之助は兄貴肌なイメージがあって。実際、キャラクター的にそういう側面もありますが、理想のままを演じると相楽左之助という人物の一番の人間味を潰しかねないなと思っていて。彼、まだ10代ですから。

斉藤:若いから、まだ完成されてないんだよね。

八代:そう!まだ青い部分とか脆(もろ)い部分、柔らかい部分っていうのは絶対あるんです。あくまで10代のとてもエネルギーを持っている若者ということを大事にしたいな、と。剣心とは年齢感、実力ともにかなり離れているので、そこの対比という意味でも、若者であることは意識して演じています。

──アフレコ中の印象的なエピソードを聞かせてください。

高橋:私、“剣心組”の居心地の良さをすごく感じているんですよね。

斉藤:確かにね。皆さんといろいろな作品でご一緒させてもらってますけど、この4人でパッと集まったときに、違和感がないという。

高橋:うんうん!

八代:確かに。

斉藤:当然、皆さん作品に対する愛情も情熱もあって、「なんか、しっくりくる」とすごく感じますね。掛け合いのテンポ感も、剣心が勝手にアドリブを入れたときにも…。

小市:ははは(笑)。

高橋:結局アドリブ入れてるんですよ(笑)。

八代:「他の3人がアドリブ入れるんですよ」とか言っててね。

高橋:「僕は入れられない」みたいなこと言ってたのに(笑)。

斉藤:時には、(アドリブという)足し算も大事ですから(笑)。そういうときに、打ち合わせをしていなくても3人はちゃんと乗ってくれるという。

高橋:焦ったよね?

小市:本当に焦った!「入れて来たー!」みたいな。

高橋:でも「行け!行け!」みたいな感じで楽しかった(笑)。

斉藤:掛け合いは本当に楽しいね。

一同:うん!

斉藤:それは、我々のみならず、関わっていらっしゃる皆さんの芝居すべてに言えますけど…すごいからね。錚々たる皆さんとご一緒できています。

八代:すごいです。本当にすごい。

高橋:アフレコブース、冷やしてますもんね。

小市:そうそう!

斉藤:汗だくになりながらやってますから。

八代:僕、よく冷やしてもらうようにお願いしてる(笑)。

小市:左之助はパワーがすごくいるキャラクターですからね。

八代:彼は過去にいろいろあって、鬱屈(うっくつ)としたものを抱えているんですけど、そのエネルギーは、すごいと思っていて。

左之助に限らず、みんな背負ってるエネルギーみたいなものがあるじゃないですか。それが物語のなかでぶつかり合ったり、離れたりというシーンを演じているときのスタジオにこもるエネルギーはものすごい。改めて作品の大きさを感じますし、あの場所にいられるうれしさ、楽しさを感じますね。

“るろ剣”アフレコに臨む際のルーティン「一つ結び」「パンツを履く」「手をポッケに」

──皆さんそれぞれ、アフレコをするときのルーティンはありますか?

斉藤:これちょっと聞いてみたい。みんなどう?ある人!

高橋:(挙手して)はいっ!

八代:すごくいい返事!

斉藤:なんでしょう?

高橋:薫ちゃんはポニーテールなので、アフレコのときは一つ結びにしてます。

斉藤:なるほど!

小市:そうだ!

高橋:(ポニーテールをアピールしながら)でしょ?

斉藤:ごめん、全然気づいてなかった…。

高橋:私、1話のアフレコのとき、(薫の印象的な)リボンをつけてたの覚えてます?

斉藤:…あぁ、ねー。

小市:覚えてない言い方(笑)。

一同:(爆笑)。

高橋:形から入ると言ったらあれですけど、ポニーテールってキュッと縛る感じなので、「師範代!」という感じは声に乗るかなと。(気持ちも)しゃんとしますね。

小市:そういう意味で言うと、私は基本パンツを履くようにしています。男の子なので。

八代:なるほどね。

小市:スカートを履く日もあるんですけど、そのときは基本的に中にハーフパンツみたいなアイテムも履いています。絶対にここ(股下)をスカスカさせないっていう(笑)。

斉藤:使えるかどうか分からない言い方だけど(笑)。

八代:伝わってはいる(笑)。

高橋:スカスカすると、内またになる感じがあるからね!

小市:そうそう!

八代:僕ら「分かる!分かる!」って入っていけないから(笑)。僕も佇まい的にルーティンというかクセがあって…台本を持っていないほうの手をポッケに入れがち。

高橋:入れてるー!

斉藤:確かに!

八代:我々、正面のマイクに向かって、台本を手に持ってアフレコをしているのですが、みんなそれぞれ役によって佇まいが違うんですよ。そういう意味で、左之助と言えば“悪一文字”を背負っている者ですから、自然と手をポッケにツッコみたくなるんですよね。

高橋:印象的!

八代:(斉藤さんに向かって)何かあります?

斉藤:特にないです。

八代:ないんかーい!

一同:(爆笑)。

斉藤:っていうのには理由があって。ルーティンを作りすぎると、それが外れたときに良いパフォーマンスができなくなるような気がしていて。

高橋・小市・八代:あー!

斉藤:どんな状況下でも、常にそのときのベストを尽くせるような状態に自分を持っていたいというか。

小市:すごい。

斉藤:幕末の頃なんてさ、大変ですから。いつ戦いが始まるか分からないんだから。「こういう型で、こういう構えじゃないと戦えません」なんて言ってられないんですよ!

八代:すごい力説(笑)。

斉藤:あの頃は大変だったんだから。

高橋:そうね。

八代:「あの頃」って、当時に生きてた人みたい(笑)。

斉藤:ただ本当に、常に臨戦態勢でマイク前にいるというのは意識しています。

八代:確かにそれはあるね。

高橋:じゃあ、リボンがいつ千切(ちぎ)られても大丈夫なような心を持っておきますね。

斉藤:そうですね…(笑)。

小市:アフレコ現場で、リボン千切られるの?

斉藤:そんなことある(笑)?

高橋:「そこのマイクどけ!」って(笑)。それでも「負けない!」(という心持ちで)。

小市:その現場怖い!

斉藤:『るろうに剣心』は笑顔の絶えない現場です(笑)。

八代:説得力ありますか?大丈夫ですかね(笑)。

──最後に、今作ならではの見どころを聞かせてください。

高橋:原作の第1話から見ていただけるっていうことは、すごくありがたいなと思っていて。今作を見ていただければ、『るろうに剣心』のすべてを知れるんじゃないかと。『るろうに剣心』への道が手厚いです!

斉藤:間違いない。

高橋:タイミングによっては「なんとなく知っている」という世代の方もいると思うんですけど、これから「剣心が生きていたのはこういう時代です」「剣心はこういう生い立ちです」ということを含めて、見ていただけるのはありがたいですね。

斉藤:ここからさらに“るろ剣”ファンがどんどん広がっていくこと間違いなし。僕から話したい魅力はたくさんありますけど、1話冒頭からアクションシーンがめっちゃカッコいい!

高橋:カッコいい!

斉藤:ぜひ大音量、大画面で体験していただきたいなと思います。

小市:私は音楽にこだわりを感じていまして。剣心さんが登場したときに流れる「来ました!」「もう負けません!」っていう感じの音楽が…。

八代:分かる!たぎるよね。

小市:たぎる!アニメでもあるんですけれども、時代劇を見ているような気持ちにさせてくれると思っていて。それも一つの面白さだと思いますし、幅広い世代に楽しんでいただけるストーリーになっていると思います。(八代さんに向かって)どうですか?

八代:…最後か。

高橋:(見どころ)めちゃめちゃ言っちゃった。

八代:皆さんのおっしゃる通り!

一同:(笑)。

八代:僕らは誠心誠意、役に向かって、お話に向けてやっているんですけど、それ以上にスタッフさんたちの熱量もものすごくて。アフレコですごく熱量の掛け合いがありますが、スタジオの外でも熱の掛け合い、“もらい合い”があって、本当に幸せな環境でやらせていただいているな、と。そういうモノづくりの熱は、放送で伝わるかなと思っているので、ぜひその熱量を受け取ってください。

一同:よろしくお願いします!

撮影:河井彩美

<アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』概要>

■作品紹介
放送:フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて
※放送時間は予告なく変更になる場合があります。

配信:Prime Videoほかにて
※配信日時は変更になる場合がございます。

原作:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(集英社 ジャンプコミックス刊)

スタッフ
監督:山本秀世
シリーズ構成・脚本:倉田英之
シリーズ構成・脚本協力:黒碕薫
キャラクターデザイン:西位輝実、内田陽子
衣装デザイン:なすか
プロップデザイン:小菅和久
メインアニメーター:北尾勝
アクションアニメーター:菊地勝則
音楽:髙見優
音響監督:納谷僚介
音響効果:小山恭正
色彩設計:篠原愛子
美術監督:齋藤幸洋
撮影監督:髙津純平
編集:長谷川舞
3DCGI:ライデンフィルム
アニメーション制作:ライデンフィルム

キャスト
緋村剣心:斉藤壮馬
神谷薫:高橋李依
明神弥彦:小市眞琴
相楽左之助:八代拓
高荷恵:大西沙織
四乃森蒼紫:内田雄馬
斎藤一:日野聡

原作情報
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』は、1994年から1999年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、1996年に初のテレビアニメ化、1997年に劇場版を公開、そして1999年以降3作のOVAが発売され、5度にわたるアニメ化を果たしました。

現在、続編である『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』が「ジャンプスクエア」(集英社)にて連載中のアクション時代劇の金字塔作品。

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