永島優美フジテレビューアナウンサーが、「永島果実店」の初出店について語りました。
永島アナは、3月いっぱいで2年間担当していた『めざまし8』を卒業し、現在『私のバカせまい史』や『ジャンクSPORTS!』といったレギュラー番組、『FNS歌謡祭』など特番のMCを担当。さらには、個人のYouTubeチャンネル「FROM NAGASHIMA」を開設するなど、アナウンサー業以外の活動も注目されています。
その永島アナがプロデュースする「永島果実店」が、7月22日より東京・お台場で開催される「お台場冒険王」に出店。自らデザインしたキッチンカーでイチゴ、パイナップル、レモン、3つのフレーバーのジェラートを販売します。
フジテレビュー!!は、そんな永島アナにインタビュー。お台場冒険王に出店が決まった経緯や「永島果実店」をプロデュースするに至った裏側、今後の展望、そして、『めざまし8』卒業後の生活の変化や後輩への思いを聞きました。
朝の番組卒業以降「夫と愛犬の散歩をすることが増えた」
<永島優美アナウンサー インタビュー>

──3月に『めざまし8』を卒業してから約3ヵ月が経ちました。その後、どのように過ごしていますか?
『めざましテレビ』『めざまし8』と約9年間、朝の番組を担当していたので、卒業して間もない頃は、自然と4時起きしてしまっていました(笑)。でも、今はだいたい7時すぎに起きるようなサイクルになってきています。
かなり睡眠時間も増えて、ゆとりを持った生活ができていて、日々の仕事もさらにパワフルに取り組めている気がしますね。
7月から『人志松本の酒のツマミになる話』のナレーションを担当させていただいたり、今回「永島果実店」という新しいプロジェクトを始めさせていただくなど、新たな挑戦も多く、充実した毎日です。
──体調に変化などはありましたか?
体がすごく元気です(笑)。日の光を浴びて起きるって、大事なことなんだと実感しています。
でも、深夜に起きて、時間がないなかスタッフと一緒に生放送に向けた準備をするドキドキ感や達成感は、何にも代えがたい経験でしたね。
今、家で『めざましテレビ』『めざまし8』を見ていると少し寂しくなることもありつつ、すごく充実した時間だったなと改めて感じています。
──4月には、YouTubeチャンネルを開設していますが、個人でやろうと思ったきかっけは?
一番は、フルーツの魅力をもっと多くの方に知ってほしかったからです。Instagramよりも動画に特化したYouTubeのほうが伝わりやすいのではないかと思い、チャンネルを開設しました。
プライベートなこともアップしながら、フルーツのことも少しずつ発信しています。
──先日、ファッション誌「25ans」で結婚式の様子が特集されたことも話題となっていました。朝の番組卒業後、結婚生活をより楽しむ時間が増えた、ということはありますか?
時間にゆとりを持つことができたので、家でゆっくりしたり、好きなことに没頭したりしていますね。ただ夫は変わらず不規則な仕事なので、夜、愛犬・メルシーの散歩へ一緒に行くことが日課になっています。
朝の情報番組をやっていた頃はできなかったことなので新鮮ですし、家族の貴重な時間です。

果実を感じられるジェラートで癒されて!
──そして、新たな挑戦の一つとして「永島果実店」がスタート。第一弾は「お台場冒険王2023」にジェラート店を出店するとのことですが、どのような経緯で決まったのでしょうか?
もともと朝の情報番組をやっていたときに、健康や体調管理の一環としてフルーツを毎朝会社でも食べていたんです。パッと洗っただけのフルーツをタッパーに入れるだけなので手軽ですし、簡単にビタミンなどの栄養素が摂れるので、不規則な生活のなかですごく助けられていました。
そんな毎日を送るなかで、フルーツのことをもっと知りたいなと思い、農家の方の話を聞きに行くようになりました。国産フルーツの魅力を深く知る一方、フルーツの消費量が減っている現状があることも知ったので…フルーツに興味を持ってもらうためのきっかけを作りたいと思ったのが始まりです。
国産のフルーツをもっとカジュアルに食べられる場所を作りたくて…という思いを上司に話したところ、「それなら冒険王でキッチンカーを出してみようか」というお話をいただいて、出店させていただくことになりました。
──今回のキッチンカーで、ジェラートを販売しようと思った理由は?
本当は新鮮なフルーツをそのまま食べてもらいたかったのですが、やはり衛生管理上の難しさもあり、夏にひんやりと味わっていただける果実感たっぷりのジェラートにしました。
日本の店頭に並ぶフルーツは基準が厳しく、わずかな傷がついてしまったものや、基準より熟しすぎてしまったものは、正規の値段で売ることができなくなってしまうんです。そういった商品は多いそうなのですが、食べてみると味はすごくおいしくて。
今回は、そんな「基準に満たなかったおいしいフルーツ」を使ったジェラートなので、そうしたフルーツの存在も知ってもらえたらうれしいです。
──メニューをはじめ、エプロンやキッチンカーのデザインなどはご自身の発案ですか?
そうですね。「永島果実店」という店名、エプロン、キッチンカーのデザインまで全部考えさせてもらいました。
店名は、英語表記もおしゃれで魅力的だったのですが、「国産フルーツを発信したい」という思いが強かったので、「果実」という言葉にこだわりました。
キッチンカーのラッピングは、最初は自分で絵を描いて、デザイナーの方にもアドバイスをいただきながら最終的なデザインを決めました。

──キッチンカーのラッピングデザインを、YouTubeで紹介していましたが、かわいいですね。
「フルーツのお店なのかな?」ということがパッと見て分かるようなデザインにしました。特にこだわったのは柑橘系のポップな色合いとタイヤ部分の“輪切りオレンジ”です。
──開店が楽しみですね。
はい。店頭にも立つ予定なので、たくさんの方にお会いできるのも楽しみです。
実は先日、西表島にあるパイナップル農家さんのところへ、取材に行かせていただいたんです。日本の西南に位置する西表島で育ったパイナップルは甘くてとてもおいしく、栽培されている農家さんも愛情深い方々でした。
初めてパイナップルがなっている様子も間近に見ることができて、とても貴重な経験でした。
──まずは第一弾、「お台場冒険王」での出店となりますが、「永島果実店」の今後の展望は?
「永島果実店」は、日本のとある町で営む小さなフルーツ店をイメージしています。今回出店するキッチンカーはそんな「永島果実店」が町を飛び出し、フルーツの魅力を知っていただくきっかけをお台場でお届けします。
今後、お台場だけでなく、日本中さまざまな場所でフルーツの魅力を届ける“旅する果実店”を目指したいですね。
各地に美味しいフルーツがあるので、場所や季節によって、ジェラートだけでなく、いろいろな形でフルーツのおいしさを届けたいとも考えています。
──では、「お台場冒険王」に来てくださる皆さんにアピールをお願いします。
4年ぶりにリアル開催となる「お台場冒険王」、ぜひ暑い夏だからこそ、冷たいジェラートとともに楽しんでください!
そして、少しでも「日本のおいしいフルーツ」を感じていただけたら嬉しいです。

アナウンサーだからこそできる新しいことに挑戦し続けたい
──入社10年目を迎え、朝の情報番組を卒業したことで、仕事に対する考え方などに変化はありましたか?また、後輩へ伝えたいことはありますか?
『めざまし8』を担当していた2年間は、ニュースや物事に対して自分はどう思うのかと、向き合う時間の多い2年間でした。自分の言葉にかかる責任感も実感しましたし、アナウンサー人生のなかで、あの2年間があるかないかでは大きな違いがありますね。
ただ、生放送を担当していた日々は、目の前のことと向き合うことに必死だったので、自分が朝の情報番組を家で見るようになってから、より客観的に、俯瞰で見ることの重要さを感じています。
今、入社3年目の後輩・小室瑛莉子アナがメインで出演していますが、自分の意見もしっかり持っていますし、堂々と発言する姿を見て「すごいな」と、素直に感心しています。このまま小室アナらしく、のびのびと頑張ってほしいですね。

──新たな挑戦をしている永島アナの今後の目標を聞かせてください。
この夏からスタートする「永島果実店」をはじめ、これからも“自分の言葉で届ける”、アナウンサーだからこそできる新しいことに挑戦し続けたいと思っています。