杉野遥亮 主演ドラマで書道家役に挑み「書道の世界は想像以上に広い」

フジテレビュー!!
杉野遥亮 主演ドラマで書道家役に挑み「書道の世界は想像以上に広い」

杉野遥亮さんが、主演ドラマへの意気込みを語りました。

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7月12日にスタートする水10ドラマ『ばらかもん』(フジテレビ)。

日本一美しい海を擁するともいわれる五島列島を舞台に、孤高に生きてきた都会育ちの書道家・半田清舟(杉野)が、島民たちとの交流を通じて成長していく、ハートフル“島”コメディです。

原作は、「ガンガンONLINE」、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)にて連載された同名コミック。シリーズ累計1000万部超えを果たし、2014年にはアニメ化、2016年にはスピンオフ漫画もアニメ化された人気作品です。

本作で、ゴールデン・プライム(GP)帯連続ドラマ初主演を務める杉野さんに、本作への意気込みや、書道に向き合って発見したこと、元気の秘訣などを聞きました。

<杉野遥亮『ばらかもん』でGP帯連続ドラマ初主演!若き二世書道家に>

杉野遥亮

物事にのめり込むところは、清舟と似ているかも

<杉野遥亮 インタビュー>

杉野遥亮

――オファーを受けたときの心境を聞かせてください。

企画書を見て「これはぜひ参加したい」と、直感で思いました。ご縁をいただき、この作品に参加できることが、すごくうれしかったです。

主演として作品に深く携わると、想像以上に多くの方と関わることに気づきます。皆さんの「この作品をいいものにしよう!」という思いを受け取り、撮影に入るまでは、大きなプレッシャーや不安もありました。

けれど、五島列島で影で、スタッフのみなさんが「少しでもいい風景を撮るぞ」と、一生懸命に撮影されている姿を見て、すごく勇気をいただきました。自分も頑張ろうと思いましたし、不安も少しずつ楽しみに変わりました。「もう不安は100%ないか?」と言われたら、まだそこまでには至っていないですが、今は出来上がった映像を早く見たい気持ちでいっぱいです。

――清舟に対しての印象や、共感できる部分があれば教えてください。

清舟は、書道界の家元の後継ぎとして、都会で生まれ育ちました。ある挫折から、五島列島という、これまでとは全然違う環境で一人暮らしを始め、自分の内面を見つめたり、人とぶつかって新たな発見をしたりしていきます。

清舟はいろいろな面があって、すごく人間らしい人だと思います。ちゃんと自分のプライドを持って、やるべきことをやっているけれど、頑固で子どもっぽい部分もある。本当は素直なところも、魅力的だと思います。

先日、所属事務所の社長と話していて、(自分には)「子どもっぽいところもあるよね」と言われたので(笑)、そういう部分や、物事に集中してのめり込むところは、清舟と似ているかもしれません。

杉野遥亮

――清舟を「先生」と慕う元気な小学生・琴石なる役、宮崎莉里沙さんの印象を聞かせてください。

莉里沙ちゃんは現場でも本当に自然体で、素敵な子です。最初は緊張もしていたと思いますが、かわいい笑顔やいろいろな表情が見られて、日を追うごとに成長を感じるので、そこもドラマの見どころの一つになると思います。

――五島列島での撮影はいかがでしょう?

“天気との戦い”というか、運勝負みたいなところもありましたが、すごくツイていたと思います。天気によっては撮休になる日もありましたが、雨上がりは空気がめちゃくちゃ澄んでいて、本当にきれい。そのタイミングですごくいい映像が撮れたり、逆に雨がそのシーンの感情にマッチしたり、というのが印象的でした。

“元気の源”は睡眠!「しっかり眠れるように湯船に浸かる」

――杉野さん自身は、書道の経験はありますか?

祖父が習字を得意としていましたが、僕は直接習ったことはなくて。小学校の授業で書いたくらいです。でも書道は好きでしたし、もともと字は上手いほうだったと思います(笑)。地域の書道大会で、賞を獲った記憶もあります。

――清舟として書道と向き合い、どんなことを思いましたか?

今回、撮影のために習ったのですが、書道の世界は、僕が想像していた以上に広いと感じました。

清舟は大きな筆で、体全体を使って書くこともありますが、もはや“スポーツ”に近いのではないかと。すごく新鮮だったのと同時に、書道は繊細で素晴らしい芸術だとも感じました。

お芝居も芸術の一つだと思いますが、同じく何かを表現する身として、清舟を理解できる部分もあります。「清舟とわかり合える」と思うところは、きちんと表現してお伝えしていきたいです。

杉野遥亮

――本作への思いを書で、ひと言でしたためるなら?

自分自身の意気込みとしては「熱」かもしれません。やっぱり、いいものを作りたいですし、見てくださる方にエネルギーをお届けできるような作品にしたいですから。GP帯という、より多くの皆さんに見ていただける時間に放送されるからこそ、今の自分にできることを全力でやっていきたい、という思いです。

そして、このドラマとしては「癒し」かなと思います。毎日忙しかったり、疲れていたりする方も少なくないと思いますが、『ばらかもん』は、そういった皆さんの癒しになるようなドラマだと思います。

五島列島の美しい自然がくれるエネルギー、島の人たちの心、清舟が大切なことに気づくまでの繊細なストーリー…そういった、いろいろな魅力が詰まっていると思いますので、週の真ん中にこのドラマを見て、ホッとひと息ついたり、自分自身を振り返ったりしていただくきっかけになればいいなと思います。

――言葉の端々から、ドラマに対する杉野さんの熱量を感じます。

「こう言ったほうがいいかな?」「これも言いたいな」と、いろいろ考えながら話すので…伝えるって難しいです(苦笑)。

杉野遥亮

―― 「ばらかもん」は五島列島の方言で「元気者」という意味ですが、杉野さんの元気の源は何ですか?

睡眠です。寝ることが一番だと思っています。よく眠れた日は、朝から「今日も1日頑張るぞ!」という気持ちになれますから。しっかり眠れるように、夜はちゃんと湯船に浸かるようにしています。塩風呂にする日もあります。そうして、リラックスできる時間を過ごしてから寝られると、うれしいです。

――最後に、ドラマを楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

清舟は毎日一生懸命で、しっかり自分に向き合っていて、見ているだけで元気になると思います。都会から島へ、全然違う環境に身を置いて成長していく姿に勇気をもらえますし、人との関わりを通じて、彼の書道がどんどん昇華されていくところも、見どころです。

島の人たちも自分に正直に生きていて、心の距離がすごく近いところが素敵です。そして、五島列島のきれいな海、ハッと心が晴れるような大自然…魅力がてんこ盛りで、皆さんのエネルギーになるドラマだと思うので、ぜひご覧ください!

撮影:今井裕治

<杉野遥亮 メッセージ動画>

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