『個人差あります』より、鶴田真由さんのコメントが到着しました。
夏菜さん、新川優愛さん、白洲迅さんトリプル主演の土ドラ『個人差あります』(東海テレビ・フジテレビ系)は、突如、性別が変わってしまう「異性化」に翻弄される夫婦の物語。
ある日、夫が女性になったら――突然性別が変わる架空の設定、「異性化」を切り口に、夫婦や恋愛の多様なあり様を描くラブストーリーです。
異性化する夫役を夏菜(女性)さんと白洲迅(男性)さんが二人で一役を演じ、戸惑う妻を新川優愛さんが演じます。
鶴田さんが演じるのは、小説家である苑子(新川)の担当編集者・菊原順子。
公私ともに苑子の相談にのり、ときには厳しく接し、スランプ気味の苑子から創作意欲を引き出そうとすることも。
そして、晶(夏菜)との関係を悩む苑子に、スミレ(大浦龍宇一)を紹介した人物でもあります。
第6話では、家を出た苑子(新川)と、仕事に没頭する晶(夏菜)、それぞれの葛藤が描かれました。
お互いに相手を思うからこその夫婦の選択は、周囲の助言もあり、さらに迷宮に!?
第7話を前に、鶴田さんに話を聞きました。
土ドラ『個人差あります』第7話は、9月17日(土)23時40分より、東海テレビ・フジテレビ系で放送されます。
彼女の生きざまみたいなものが、セリフににじみ出てくるといいな
<鶴田真由 コメント>
――菊原を演じるうえで意識していることはありますか?
菊原は、苑子を作家としてだけではなく、精神的にも成長を促していくようなメンターのような立場です。
酸いも甘いも経験している彼女の生きざまみたいなものが、セリフににじみ出てくるといいなと思いながら演じています。

――見識や交遊も広く、悩める苑子にスミレを紹介しますが…?
菊原は、個性を受け入れる許容量の大きい人だと思います。
人をカテゴリーで見ていないですし、その人はその人として受け入れている。
きっと個性的な作家さんや、いろんな人にも会う機会がある仕事でしょうから、そういう彼女の性格は、そのなかで学んできたことなのだろうと思います。

――台本を読んだ印象は?
いろいろな人の目線に立って考えられる、とても深い台本になっていると思いました。
重く描いていないところがいいと思いました。
――印象に残っているシーンは?
スミレとのシーンです。実は、大浦さんとは26年ぶりの共演(1996年放送のドラマ『君と出逢ってから』)で、本当、あっという間に月日が流れていて驚いています。
でも、今回のシーンはお互い大人になったからこそできたお芝居だと思いました。
お互いに経験してきた、目には見えない積み重なったものを、どこか共感し、共有できているような。そんなところが菊原とスミレの間にもあると思います。
多くは語らなくても、行き交う心のやりとりのような感じが、とても印象に残っていて、昔の私たちではできなかったかもしれないですね。

――苑子に厳しさとやさしさを持って接する菊原。鶴田さんが思う「思いやりの気持ち」とは?
私もなかなかできないですが、相手の立場に一回立ってみることと、その状況を俯瞰(ふかん)で見ることだと思います。
感情で物を言い過ぎないことも大事かな。そういうときは、状況がちゃんと見れていないですからね。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
このドラマは、いろいろな性別の人が登場します。人は性別に限らずどの人も人それぞれ。十人十色なのです。
だから、何かのカテゴリーに当てはめることなく、その人をその人ごと受け入れることが大切なのだと改めて思いました。
簡単そうでなかなか難しいことなのかもしれません。
でも、それができたら世界はいろいろな色の素敵なモザイク画になりますね。
『個人差あります』とは、そういう意味なのだと、私も演じながら勉強させてもらっています。

<第7話 あらすじ>
晶(夏菜)は苑子(新川優愛)のことをおもんばかって離婚を考え始めていたが、上司の澤(大浦龍宇一)に一方的に決断することの傲慢さをたしなめられ、話し合いを勧められる。
一方、苑子は友人のスミレ(女装した澤/大浦龍宇一)と話しているなかで、別居している夫が「異性化体質」であること、浮気をされたこと、それでも夫への愛情は揺るがないことを打ち明けてしまう。
それを聞いて、スミレは…。
そんな折、晶は医師の勧めで「異性化」を経験した人が集まるミーティングに参加する。
初めて異性化した人々のさまざまな生き方、考え方に接した晶は…。

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