「鈴木拡樹の立ち回りは天下一品」凰稀かなめも太鼓判の“しにつか”が開幕

公開: 更新: フジテレビュー!!

鈴木拡樹さんが、圧巻の立ち回りとコミカルな芝居のギャップを披露しました。

「東映 ムビ×ステ 舞台『死神遣いの事件帖-幽明奇譚-』」公開稽古と取材会が6月9日にヒューリックホール東京で行われ、主演の鈴木拡樹さん、共演の小林亮太さん、凰稀かなめさん、神尾佑さん、演出の毛利亘宏さんが登場しました。

映画と舞台を連動させる新時代のエンターテインメント「東映 ムビ×ステ」第2弾「死神遣いの事件帖」は、江戸時代を舞台に“死神遣い”として活動する久坂幻士郎が主人公。

2020年6月に映画「死神遣いの事件帖-傀儡夜曲-」が公開され、翌月に舞台「死神遣いの事件帖-鎮魂侠曲-」を上演。今冬には映画「死神遣いの事件帖-月花奇譚-」が公開されます。

左から)凰稀かなめ小林亮太、鈴木拡樹、神尾佑毛利亘宏

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凰稀かなめ 「初日を迎えられたことが幸せ」と感無量

久坂幻士郎役の鈴木さんは「今作はムビステの中で初めて続編を描いた作品となっており、映画の公開も控えておりますので、今日からが勝負だと思っております」と意欲たっぷり。

鈴木拡樹

死神・亜門に扮する小林さんは「朝からすごく緊張していましたが、経験豊かな先輩方に裏でたくさん笑わせていただきました。コロナ禍において全員で初日を迎えられたことがうれしいですし、“しにつか”こと『死神遣いの事件帖』シリーズに、新たに登場する死神として、皆さんに受け入れてもらえるような楽しい亜門を演じていけたら」と気合い十分。

小林亮太

久坂幻士郎の父・衒太夫役の神尾さんは「幻士郎の父として名前だけはずっと出ておりましたが、満を持して実物が登場しますのでワクワクしております。初めて共演する方が多いので、最後まで楽しく演じられたら」。

神尾佑

恐山寂蓮役の凰稀さんは「長い期間、皆さんとお稽古をしまして、無事に初日を迎えられたことが幸せ。シリーズに初めて登場する役なのですが、皆さんに楽しんでいただけるよう精一杯頑張りたい」と、それぞれ本番への意気込みを語りました。

凰稀かなめ

テーマは“傾く(かぶく)”「登場人物をしっかり愛して」

注目ポイントを問われた鈴木さんは、「今回“傾く(かぶく)”というのが一つのテーマになっていまして、登場人物の生きざまをお見せするようなところが随所に見られますので、それぞれのキャラクターをしっかり愛してもらえる作品になっているんじゃないかな」とアピール。

小林さんは「個性豊かなキャストが多いので、稽古場から素で笑ってしてしまうシーンがかなり多かった。そして、毛利さんから『天丼しようか』と初めてのオーダーをいただきました(笑)」と話したところで、神尾さんから『天丼って何?』と質問が。

小林さんは、「お笑いで同じボケやギャグを繰り返すこと」と説明し、「そんなコメディタッチの部分も楽しんでもらえたら」と呼びかけました。

左から)小林亮太、廣瀬智紀、鈴木拡樹、凰稀かなめ

そして、凰稀さんは「皆さんの立ち回りがとてもカッコよく、何といっても鈴木拡樹さんの立ち回りが天下一品!かなりの見どころだと思います」と絶賛しました。

主人公の幻士郎は前作「傀儡夜曲」で命を落としたはず…でしたが、今作で再び登場することに鈴木さんは「死んだキャラを生き返らせるって難しいですよね」とつぶやき、「それをしっかりと(制作陣が)組んでくださり、幻士郎として生き返ることができて、次回の映画にも出ることになっています」。

カリスマ性のある役柄を演じることの多い鈴木だが、今作ではこんなコミカルな表情も

続けて、「台本を読んだ時点で『毛利さんの脚本だ』という、出演したことのある人間、観劇したことのある人間にはわかる温かさが伝わってきました。そこに、キャストの個性がぶつかり合って生まれてくるものもあって、ワクワクしました。稽古が楽しかったです」と充実した稽古だったことをのぞかせました。

最後に鈴木さんは公演を楽しみにしているファンへ向け、「大前提としてケガにも体調にも気を付けながら千穐楽まで駆け抜けて、映画にもしっかりつながるように努めたいと」と力を込めました。

久坂幻士郎役の鈴木拡樹(左)と市村左十朗役の廣瀬智紀(右)

最新情報は、「東映 ムビ×ステ『死神遣いの事件帖』」特設HPまで。

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