7月スタートの月9ドラマ、坂口健太郎さんと杏さんがW主演を務める『競争の番人』に、小池栄子さん、大倉孝二さん、加藤清史郎さんが出演します。
本作は、現在放送中の月9ドラマ『元彼の遺言状』の原作者であり、第19回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した新進気鋭の作家・新川帆立さんが、「小説現代」(講談社)で連載し、5月9日(月)に発売された待望の最新刊「競争の番人」(講談社)が原作。
<新川帆立インタビュー「まさか!」2期連続で月9に作品が起用され驚き>
坂口さん演じる、天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(こしょうぶ・つとむ)と、杏さん演じる、実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(しろくま・かえで)が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる「競争の番人」として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していきます。
誰もが一度は聞いたことがあるものの、その実態についてはあまり知られていない行政機関・公正取引委員会を舞台とした “凸凹バディのエンタメ・ミステリー”です。
小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎が“ダイロク”メンバーに!

小池さんが演じるのは、小勝負や白熊が所属する公正取引委員会・第六審査の主査という役職で、“ダイロク”メンバーの頼れる上司・桃園千代子(ももぞの・ちよこ)。
ひょうひょうとしつつも、常に明るく、人付き合いが上手。公取委にとって重要な事情聴取も、人心掌握術に長ける桃園にはお手のもので、特に中年男性にはウケが良い。みんなの頼れるリーダーですが、公取委が国民にあまり知られておらず、利権も人材も予算もないという現状を憂いています。
1998年『美少女H』(フジテレビ)でドラマデビューし、女優として20年以上のキャリアを誇る小池さんですが、意外にも月9ドラマへの出演は今作が初めてのこと。また、主演の坂口さんと杏さんとは、今作が初共演となります。
大倉さんが演じるのは、第六審査のキャップ・風見慎一(かざみ・しんいち)。
立ち入り検査などで現場を仕切るリーダー的立ち位置ですが、小勝負や白熊に現場で勝手な行動をされたり、トラブルを起こされたりと、部下に翻弄(ほんろう)されます。上司や官公庁に対して絶対的に腰が低く、公取委のことを「弱小官庁」と卑下しています。
大倉さんは、これまで『西遊記』(2006年)や『CHANGE』(2008年)、『幸せになろうよ』(2011年)など多数の月9ドラマにレギュラー出演。今作は、『幸せになろうよ』以来、11年ぶりの月9ドラマレギュラー出演となります。
加藤さんが演じるのは、第六審査・審査官の六角洸介(ろっかく・こうすけ)。
育ちの良いお坊ちゃんで、新人の白熊に、明るく元気に公取委の仕事を教える“ダイロク”のムードメーカー的存在。
子役時代から積み上げてきた演技力が今まさに開花している加藤さん。月9ドラマへの出演は、『ヴォイス~命なき者の声~』(2009年)で、主演の瑛太さん演じる加地大己の幼少期役でのゲスト出演以来13年ぶり。レギュラー出演は、初となります。
弱者が負けて、強者が勝つ、現代社会において、どんな世界にも起こりうる理不尽な競争社会を根底から見つめ直す日本初の“公取委ドラマ”となる今作。
“弱小官庁”と卑下するダイロクの面々にとって、不正の疑いのある案件の調査をする上での障壁はさまざま。トラブルが絶えないダイロクの面々が真相にたどり着くまでのドタバタ劇やユーモアを織り交ぜながら進んでいく痛快爽快エンタメドラマが誕生します。
『競争の番人』は、7月スタート!毎週月曜21時より、フジテレビで放送されます。
<小池栄子 コメント>
――出演のオファーを受けたときは、どう思いましたか?
公取委(公正取引委員会)のことを全然知らなかったので、そこを題材にした作品は面白いなというのが第一印象です。これを機に、私も公取委のことを知ってみたいと感じました。
また、今回のダイロクのように、チーム一丸となって行動するという作品も好きですし、そのメンバーとして共演する方々も、みなさん楽しそうな方たちだなと思いました。
――坂口さん、杏さんとの共演についてはいかがですか?
坂口さんは、思っていた以上に、それこそ小勝負のようにつかみどころがないです。本心がどこにあるかわからない感じが、セクシーで良いなと思います。
一緒にいると、こんな子どもっぽいところで笑ったりするんだとか、私より年下なのにそういうところはしっかりしてるんだ…と、新しい発見があるのが面白いです。
杏さんは、以前から私が思っていた通りの、すごくチャーミングな方です。汚れのない少年のような雰囲気なので、一緒にものを作るときの苦しさや楽しさを、年齢差を感じることなく私からも吐き出せてしまう包容力がありますね。
――小池さん演じる桃園千代子はどんなキャラクターですか?
性格的には、“姉御肌のツッコミタイプ”という気がしています。仕事、捜査的な部分以外のところでキャラクターの肉づけをしていきたいので、いただいた台本を読みながら模索しています(笑)。
でも、私がこうしたいと考えるよりも、ご覧いただくみなさんに「桃園って、こういう人だよね」と、それぞれに思っていただけるような、ある意味でつかみどころのない自由な人物でいたいとも思います。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
一番思うのは、公取委の仕事をみなさんにも一緒に知っていただきたいということです。
公取委のみなさんのおかげで、日本社会の秩序が保たれているところもある。ドラマでも描かれますが、実際にもコツコツと積み上げる、一見地味な仕事が多いようです。でも、すごく熱い使命感、正義感を持っていて住み良い社会を作るため、黒子のように活躍されているんです。
そんな素晴らしい仕事なんだと、桃園を演じながら感じています。今作を通して、少しでも公取委で働く方々の仕事を知っていただけたらうれしいです。
<大倉孝二 コメント>
――出演のオファーを受けたときは、どう思いましたか?
僕はまず企画書をいただいた段階で 「自分にできるかな?」「向いているかな?」ということを考えるのですが、企画書で風見の人物像を読んで、「僕でよければ、やらせていただきたい」と思いました。
自分は“お堅くはない”世界で生きてきたもので(笑)、公正取引委員会という“お堅い”仕事をしている人物を演じるときに、僕が演じることで、リアリティというか、そういうところで働く方に見えるのか?というのが一番気にかかりました。
でも、いただいた風見というキャラクターは、お堅く見えるところと抜けているところの両面があるので、これならば、やらせてもらえるなと思いました。
――坂口さん、杏さんとの共演についてはいかがですか?
お二方とも共演するのは初めてです。僕に言われたくはないでしょうけど、何せお二人とも背が高い!僕と3人で並ぶと「特殊なチームか?」と思ってしまうほどです(笑)。
印象としては、お二人とも、とてもサッパリしていていい意味で変なクセもないので、スッと現場に溶け込める雰囲気がありました。だからこそ、現場の雰囲気も良いのではないかと思います。
――大倉さん演じる風見慎一は、第六審査のキャップですが、キャップとして頼りない面も…?
相当、頼りないですね(笑)。調査は真面目に取り組んでいるんですけど…。
そういうところも監督がきっちり見てくださっているので、僕もダメなところはダメに、ビシッとしているところはきっちりとやっているつもりではあります(笑)。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
公正取引委員会という、一見とっつきにくい題材ではありますが、ちゃんとエンターテインメントにしていると思うので楽しんでご覧いただけると思います。
風見はたぶん、見ていてイライラするようなキャラクターだと思います。でも、イライラしていただければ僕の役目が遂行されているので、ぜひイライラしながらご覧ください。
ありがたいことに、たまに「風見もやるじゃん?」というシーンも、用意されていますので、そこもぜひ楽しみにご覧ください。
<加藤清史郎 コメント>
――初の月9レギュラー出演となります。
月9枠ドラマへの出演は13年ぶりで、そのときはゲスト出演でした。月9枠のレギュラー出演は経験がなく、憧れもあったので、オファーをいただけたのは役者としてうれしく思いました。
また、今回は共演者のみなさんが僕よりも大人な方ばかりなのですが、その方々と同じ職業の役というのもありがたかったです。
これまでの“誰かの息子”というのではなく、しっかりと働いて自立していて、年齢的にも実年齢より上の設定の役なので、そういうところでもみなさんの足を引っ張らないようにしたいなと思っています。
――坂口さん、杏さんとの共演についてはいかがですか?
杏さんとは、映画「忍たま乱太郎」(2011年)以来の共演です。久しぶりにお仕事の場で再会できたのは、うれしかったです。映画のとき、僕はまだ小学生で、それ以来ですから。
坂口さんは初めてなのですが、やはりテレビなどで見ていた方とご一緒できるのはありがたいことです。これは、お二人に限らず、新しい出会いがあるたびに思うことですが新鮮で楽しいです。
――撮影現場や、ダイロクメンバーの雰囲気はいかがですか?
収録が進むにつれて、ダイロクメンバーの関係が少しずつできあがって来ていて、居心地が良い現場です。大人なみなさんに可愛がっていただいているというのもありつつ、僕自身も今回は大人としていなければいけません。
そこは、今までの現場と違うかもしれないですね。子役としてではなく、大人の役者として現場にいるということは、ほんの少しの違いですが、とにかく先輩方には本当に学ぶことが多いです。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
作中では、公正取引委員会が “弱小官庁”だという表現がたびたび出てきますが、そんな中で、坂口さん演じる小勝負が言う「弱くても戦わなくてはいけない」という言葉が作品としてのひとつのメッセージになると思っています。
公取委がなくては社会の不正を取り締まることができません。六角は、基本的にポジティブなのですが、ダイロクの中でイジられているところを楽しんでいただくと同時に、彼なりに悩んでいる場面も出てくると思うので、そんなところにもご注目いただけるとうれしいです。
<第1話あらすじ>
刑事として、とある事件の犯人を追う白熊楓(杏)は、犯人を目前で取り逃がしてしまう。白熊は犯人を取り逃がしたことを問題視され、公正取引委員会への異動を命じられる。
突然のことに動揺したまま、公正取引委員会・第六審査へと赴いた白熊。そこで、小勝負勉(坂口健太郎)ら、第六審査・通称“ダイロク”の面々と出会う。
刑事から公正取引委員会という右も左も分からない場所へとやってきた白熊の教育係を任せられた小勝負だが、白熊に手取り足取り、公取委の仕事を教える気など一切ない様子。
2人が調査することになったのは、複数のホテルで行われているウエディング費用のカルテル問題。白熊は、自由奔放に行動する小勝負と、刑事と公取委での世間の認知度や扱いの違いに苦しむ。
そんな中、2人は、なぜか調査中に警察に追われる立場に。
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