東山紀之が語る森光子さん「名前の通り“光”」手書きファックスでのやり取りも公開

公開: 更新: フジテレビュー!!
東山紀之が語る森光子さん「名前の通り“光”」手書きファックスでのやり取りも公開

92歳で亡くなるまで第一線で輝き続けた国民的女優・森光子さん。没後10年の節目となる今年、BSフジにて『私しか知らない森光子~豪華スター 涙と笑いの初告白~』が放送されます。

黒柳徹子さん、加藤茶さん、太田光さん、米倉涼子さんら豪華スターが「森さんと私」について、時に涙を交えながら語ります。

今回、森さんにとって特別な存在だった東山紀之さんも出演することが明らかに。初めて森さんに挨拶した時の様子や、舞台人としての森さんの機転に感動したエピソードなどをたっぷり語りました。

帝国劇場に作られた「放浪記」のセットにバラを

『私しか知らない森光⼦〜豪華スター涙と笑いの初告⽩〜』

東山さんがインタビューに応じたのは、東京・帝国劇場。森さんとの初舞台もここでした。

ステージには、森さんのライフワークともいえる舞台「放浪記」のラストシーンのセットが。ふみ机から、台本、眼鏡、原稿用紙などの小道具まで、森さんが実際に舞台で使用していたものです。そして、主人公の作家・林芙美子さんの遺族から譲り受けた美しい指輪も特別に飾られていました。

『私しか知らない森光⼦〜豪華スター涙と笑いの初告⽩〜』 作家・林芙美子さんの遺族から譲り受けた指輪も

東山さんは、机にそっとバラの花をたむけます。森さんがバラを大好きだった理由が番組で明かされます。

『私しか知らない森光⼦〜豪華スター涙と笑いの初告⽩〜』 森さんが実際に使用していた台本や小道具でセットを再現

当時21歳…森さんとのトークに緊張!秘蔵映像

番組では、森さんが司会をしていた『3時のあなた』に、東山さんが初めて出演した時の初々しい秘蔵映像を公開。当時21歳だった自分の姿を見た東山さんが「今(の自分)と一緒」と笑った、あるしぐさとは?そして、トーク中に緊張していた心境を、森さんとの会話を懐かしみながら振り返ります。

そして、東山さんは、森さんの自宅に残されていた貴重なファックスを読み返します。当時舞台にドラマにと大忙しだった東山さん。体調を気遣う森さんからのファックスに自身が返信したやりとりを読み返し「意外に森さんには、正直に言っているんだな」と。メールではわからない、その人の人間性が伝わる手書きの文字…丁寧な森さんの字を懐かしみます。

現在司会をしている情報番組の仕事を引き受けたきっかけ、台本を覚えるときに文字を書くという習慣、迷った時の判断など、さまざまな場面で、東山さんにとって“森さんの存在”がしみこんでいるそうです。

また、生まれたばかりの東山さんの子供が、手を伸ばして森さんの指を握ったというエピソードを明かし、その時に感じた不思議な感動を語ります。自身にとって森さんとは?と問われた東山さんの答えは、「名前の通り“光”」。その真意とは――。

<米倉涼子、森光子さんの“形見”ジュエリーまとい「悪女をやり続けなさい」の言葉振り返る>

<黒柳徹子、森光子さんと食べた名門ホテルのカレーに涙「本当にいないということがはっきりと」>

森さんのように「自分の生き様や姿勢で見せるしかない」

『私しか知らない森光⼦〜豪華スター涙と笑いの初告⽩〜』に出演する東山紀之

<東山紀之 コメント>

男の人、女の人ではなく、“その人”が良いか悪いかということをちゃんと見ていた人。今の世の中が必要としているものの考え方を持っていたんじゃないかと思います。
だって普通だったら、既に大女優で司会もされている方が、「あのグループの3人組のあの子がいい」なんて言ってくれないですよ!ましてや招待してくれるなんて。壁などを全部取っ払ってお付き合いしていただけた。それは僕らにとっても勇気になる、ありがたいことでした。
時代を先取っていたというより、そういう風に森さん自身が導かれて行ったんでしょうね。ご自身がそういう嫌な思いをされていたでしょうから。あの時代ですから、「女のくせに」と言われたり、嵐寛寿郎さんの従姉妹だということで「七光りじゃないか」と言われたり、色々あったと思うんです。その経験から生まれてきた考え方なので、一番正しいですよね、今思えば。
僕も、後輩たちに何を教えるかと考えたときに、やっぱり自分の生き様や姿勢で見せるしか方法がない。そういう見せる場を持ってくれた、というのがすごいことだと思います。

<BSフジ20周年記念番組> 『私しか知らない森光子〜豪華スター涙と笑いの初告白〜』

PICK UP