北村匠海が、俳優として、ミュージシャンとして抱えていた葛藤を告白する。
今回の『ボクらの時代』(12月19日放送/フジテレビ)は、アーティストで俳優の北村匠海、女優の黒島結菜、ミュージシャンのはっとり(マカロニえんぴつ)が登場。
「こんなはずじゃなかった」という葛藤
北村、黒島が出演している映画「明け方の若者たち」の主題歌を書き下ろしたのが、はっとり。3人は、映画の内容から「こんなはずじゃなかった」と感じた経験を語り合う。

北村:「こんなはずじゃなかった」って。みんな、社会に出て思う…んだよ。
はっとり:ね。
北村:俺自身もハタチとか、21のとき、役者の比重がすごく多くなって。バンドとしては、まだまだもがいている時期っていう、何か心もバランスが悪いときに…。だから、はっとりくんと出会った時期もそうだったんだけど。
はっとり:うーん。
北村:あの時期って、なんか、自分の中でもそういう時間だったなって。
はっとり:なるほど!どうりで目がギラついてた。人を信用してない目をしてたんだよ(笑)。出会ったとき。
北村:(笑)。みんな、みんな嫌いだった。
はっとり:うん。
黒島:……(と、黙って北村の話に耳を傾ける)。
北村:何かこう…自分の心をこう、鉛筆削りでゴリゴリにとがらせるみたいな時代だったから。その尖った芯が、大人になってポキッて折れる感じというのがあって…。
その時期をどんなふうに過ごしてきたかを語った北村は、黒島にも「そんな経験ないですか?」と聞く。すると、黒島は「逆かも」と、自身の今の思いを明かしていく。
また、はっとりは「上手くいっていない状況にあらがっているときって、何か気持ちがいい」と、持論を展開する。
黒島結菜「中学校のときが、最大のモテ期だったかも」
「中学校のときが、最大のモテ期だったかも」と振り返る黒島は、そのモテエピソードを明かす。
黒島:みんな、同じところに呼び出すんですよ。「またここ?」みたいな。
はっとり:あははは!
黒島:告白スポットみたいな(笑)。
北村:かっけー!めっちゃかっこいい!
黒島の「『すいません』とか言って…」断っていたというエピソードを聞き、うらやましそうな2人。
はっとりから「あなたも(モテた)でしょ?」と聞かれる北村だが、「僕は、モテてない」と返答。中学生のときは、バレンタインデーの日にチョコをもらえない「ノンチョコ部にいた」と語る。
一方のはっとりは、中学時代に3年間片思いしていたという女の子の名前を出して、「目が合った回数を数えてた」などと、思い出を披露するのだが…。

さらに、3人は大人になってからの恋愛は「いつ始まったんだかわからない」と盛り上がる。
おばあちゃんになったら「犬と猫に囲まれて過ごしたい」
まだ20代の3人だが、将来についても話が及ぶ。

北村:今は漠然としたものでも、「こうなりたいな」とか、女優としてじゃなくても「こういうおばあちゃんになってたい」とかはある?
黒島:動物に囲まれて暮らしたい(笑)。
はっとり:(笑)。動物が好きなんですね。
黒島:動物が好き。犬と猫に囲まれて、過ごしたいかな。
北村:そういうのがいいよね。俺もなんか、漠然と「カレー屋さん開きたいなとか」。
はっとり:(笑)。カレー、スパイスから調合してるんでしょ?
北村:スパイスから。
はっとり:本格派だよね。
北村:俺の特性として、趣味を確実に仕事につなげたいっていう、何かハングリーな気持ちがあって…。
そこから、仕事とプライベートの境界や、SNS上でのアンチコメントの乗り越え方、エゴサーチをするか、力をもらったコメント…などについて話が広がっていく。

そのほか、活動を応援してくれているそれぞれの家族の話や、「北村家みたいな家族を作りたい」と話す北村の理想像など、さまざまな話題が展開される。