現役の医師でベストセラー作家・海堂尊が、作家を志したきっかけを明かす。
今回の『タイプライターズ~物書きの世界~』(12月18日放送/フジテレビ ※関東ローカル)は、「チーム・バチスタの栄光」でデビューして以来、数々の著書が映像化され、視聴者の人気が高いベストセラー作家、海堂尊(かいどう・たける)をゲストに招き、医師でありながらベストセラーを出し続ける異色の作家の素顔を紹介する。
また、海堂のデビューとなった「このミステリーがすごい!」大賞も特集する。
作家・海堂尊は、2006年のデビュー作「チーム・バチスタの栄光」で第4回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞。
現役の医師が書いた作品が受賞したとあって大きな話題に。映画会社やテレビ局など25社から映像化のオファーが殺到し、映画化のほかドラマでも第4シリーズに渡って放送されるなど大ヒットを記録した。
最近では、キューバの革命家“チェ・ゲバラ”の生涯を描いた「ポーラースター」シリーズを執筆。メディカルエンターテインメント以外のジャンルにも進出し、作品の幅を広げている。
クラスメイトたちが登場するパロディ「四国志」
加藤が「医師として仕事をしながらも、なぜ作家としてもやっていこうと思ったのか?」と作家を志したきっかけを問うと、海堂は「小学校のころから『人は誰でも一冊は物語を書ける』という話を聞いていて、それを無条件に信じていた。通いつけの本屋さんに自分の本が一冊棚差しになっているという…」と、理由を語る。
そんな海堂が子ども時代、最初に書いたという作品は「三国志」のパロディで「四国志」というクラスメイトたちが登場する作品。海堂の作家としてのはじまりは、非常にユニークで、遊び心あふれるものであったことが明らかになり、スタジオが笑いに包まれる。
その他にも44歳で初めての小説を書く直前に、医学の専門書を書き上げたという成功体験が小説執筆に挑戦する自信に繋がったという医師ならではの発想、なぜ海堂の書く小説がこれまでの医療小説と一線を画す新しさがあるのか。そして最新作の「コロナ狂騒録」についてなど、海堂の小説にまつわる多くの秘密と素顔に、又吉と加藤は迫っていく。
「このミステリーがすごい!」大賞を特集
また、海堂のほか多くの人気作家を輩出し、受賞作品の多くが映像化されている「このミステリーがすごい!」大賞とは一体どのような賞なのか。
番組では、審査員を務める書評家の大森望へのインタビューも紹介する。日本で一番高額な1200万円という賞金の理由や、この賞が作家を目指す才能ある人材を発掘する意義のあるものであることなど、興味深い裏側が語られる。
番組の後半では、久しぶりの登場となる中村文則、羽田圭介とともに又吉、加藤が、視聴者も一緒に楽しめる推理ゲーム「文豪インディアンポーカー」に挑む。
『タイプライターズ』ならではのオリジナルゲームに盛り上がりながら、4人はこの一年を振り返る。
『タイプライターズ~物書きの世界~』(関東ローカル)は、12月18日(土)10時25分より、フジテレビで放送される。