大黒摩季が、松本人志に対して、渾身のカウンターパンチを決めてみせた。
12月10日(金)、フジテレビでは『人志松本の酒のツマミになる話』が放送された。
今回のMCを務めたのは、松本人志とフットボールアワー(岩尾望、後藤輝基)。ゲストには、大黒摩季、武尊、峯岸みなみ、屋敷裕政(ニューヨーク)が登場した。
大黒の先制パンチでスタート「おもしろくないので、私!」

以前、大黒が『ダウンタウンなう』(フジテレビ)の「本音でハシゴ酒」に出演した際、松本からトーク中に「おもしろくない」とバッサリいかれ、泣いてしまうというハプニングがあった。
<大黒が泣かされた『ダウンタウンなう』の記事:元祖肉食系!大黒摩季「このままだと干からびる!かわいい男の子を雇いました」>
松本:僕はもう、全然そんな、ね。すごい友好的な感じで終わったと思っていたから…。
大黒:いや、いや、いや。(目を見開くようにして)おもしろくないので、私!
と、睨(にら)みをきかせる大黒に、松本は両手で顔を覆いフリーズ。だが、すぐさま「全然覚えてないんですけど、おもんなかったのは覚えてます」とボケて、笑いを誘った。
酒瓶ルーレットを回す前も、松本は大黒に「全然おもしろくなくていいんですよ!」と念押ししたが、大黒は「(早く)回していただいていいですか!?」とピシャリ。
松本は、怯えるような表情で両腕をさすり、「戦闘態勢だ!」(屋敷)、「これ、関係性ちょっと怖いぞ」(後藤)とザワつきながらのスタートとなった。
“お台場の母”大黒が恋愛を斬る!峯岸の恋は「映画になる」
そんな大黒が切り出したのは「一番悲惨なフラれ方」の話。
意中の年下男性から、「摩季姉、俺はダメだよ」と、告白する前にフラれたことを明かした大黒。「半年病みました」「(それ以来)踏み込めないんです、いろんなことに」と振り返った。
峯岸は「半年前までアイドルだったので、正式に告白してフラれたということはないんですけど…」と前置きした上で、「いきつけの居酒屋にかっこいいなと思う店員さんがいた」と、語り始めた。
峯岸:ドキッとした瞬間があって、「みーちゃんの考え方が好き」「みーちゃんの思想を食べたい」って言われたんですよ。

大黒:おお、詩人だ。
峯岸:「初めて言われた!」って思って。そこで「わっ、いい!」と思って、心が動いちゃったんです。
後藤:もともと気になってたから。
峯岸:はい。結局、コロナとかもあって、会わなくなって。何もなかったんですけど、あとあと聞いたら、私の友だちといい感じになってて…。「思想食べたい」まで言ったのに、「友だちと!?」みたいな。
松本:ヒドイね!
大黒:(しみじみと)ドラマになるね、それ。
岩尾:え?
後藤:なります!?
屋敷:だいぶ短いドラマですよ。

大黒:あなたたち、行間とかないんじゃないんですか。
一同:(笑)。
大黒:「思想を食べたい」って言われたこと、「どういうことなのかな?」と思ってる時間が“恋”じゃないですか。
峯岸:そうなんですよ。ありがとうございます!
大黒:おじさん、枯れちゃってるから。
松本:なははははははは!
そんなエピソードを告白した峯岸だったが、現在は、公言している彼氏との交際は順調であることを笑顔で語った。
一方、武尊は、10代のころの一途な恋を打ち明けた。

武尊:14歳くらいで好きになったんですけど、19歳くらいまでずっと告白し続けたんですよ。
一同:えー!
屋敷:すご!
武尊:で、28回フラれて…。
屋敷:へぇーーーー!
大黒:これは、映画になりますね。
岩尾:映画化の判断早いって。ドラマ化もすぐGO出したし。
後藤:この配給会社なんやねん!
一同:(笑)
デビュー後、試合で勝つたびに告白したが、フラれ続けたという武尊。28回フラれたその後、初めて試合に負けたときに、やっとOKの返事をもらえたのだという。
そんなドラマチックな展開に、一同はため息交じりに感心。
後藤:いい話やね。
大黒:(深々とうなずくだけ)…。
松本:ここは言えへんのかい!
岩尾:今こそ映画!
大黒:(話に)入ってたんです。
後藤:まだストーリーの続きをね?配給会社は、気になるやん!
大黒:スピンオフもできるかなって思って。
一同:(笑)
武尊:(試合が)ずっと連勝だったんで。自分が付き合って調子が悪くなったらイヤだから、もし負けたときに近くにいて支えてあげようと思って待っててくれたみたい。
大黒:(うなるように)頭のいい女だね!!
一同:(笑)
だが、当時は忙しくてデートする時間がなく、「2ヵ月後に普通にフラれた」という。
「『付き合ってる意味ある?』って言われて…」という武尊の言葉を聞いた大黒は、さっきまでの興奮から一転、冷めた表情で「普通の女の子だったね」と言い、ナッツを口に運んだ。
そんな大黒を見て、一同は大ウケ。後藤は「これ、上映なしです。すんません!」と、武尊に頭を下げた。

そんな中、松本は「付き合ってて『別れよう』と言われたことはない」と告白。
「向こうが言う(フラれる)前に絶対言う」という松本に対して、峯岸はすぐさま「卑怯だ!」と反応し、笑いが起こった。
後藤も「フラれたほうが楽な気しません?」と言ったが、大黒からは「でも、わかる気しますよ」と理解の声が。
大黒:私も「別れましょう私から消えましょうあなたから 」っていう曲ありますから。「言われる前に私が言う」っていうのがあるから。いい女ぶって言った(フッた)けど、よくないことを全部浴びると思えば、先に言ってあげた潔い女で終わりたい。裏を返すと、”卑怯”ですよ、そりゃ。
松本:なんか、”お台場の母”みたいになってる。
一同:(笑)
恋愛応援ソングのカリスマである大黒の言葉に、みなが聞き入る中、大黒が「(松本のこと)ちょっと見直しました」と言うと、松本は「見損なってたんや!」と驚いた顔を見せた。
松本の隙を突いた大黒のカウンターが決まる
最後に、松本が「こんな時代だからこそ、褒め合ってみない?」と提案した。
みなで後藤のことを「頭の回転が速い」(大黒)、「鼻筋が綺麗」(武尊)と褒めまくるも、後藤が照れるだけでいまいち盛り上がらない。そこで…。
岩尾:いてないけど、浜田(雅功)さんのこと褒めてください。

松本:いや、いや、いや…。
峯岸:聞きたい!
松本:(ここに)いて……ないし。
一同:いや、いや、いや!!
松本:いる??
後藤:いる!めちゃくちゃいる!
松本:(タジタジになりながら)いやー。あれなー。

一同:(見守る)
大黒:(しびれを切らして睨みつけるように)松本さん、おもしろくないよ!

一同:(爆笑)
後藤:返した―ーっ!!
大黒は、パンチするジェスチャーをしながら「KO」と言ってしたり顔。見事な伏線回収に、一同からは拍手喝采。松本は「ずっと根に持ってたんやな」と完敗の表情を見せた。