6月16日(金)の公開をもって遂にシリーズ完結となる劇場版「緊急取調室 THE FINAL」。
本作では、主人公の取調官・真壁有希子役の天海祐希を筆頭に、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世らお馴染みのメンバーや、杉咲花をはじめとするドラマレギュラーキャスト陣が続投。
そして、注目の被疑者、内閣総理大臣・長内洋次郎役を市川猿之助が演じることが発表された。

昨年5月にクランクインした本作に6月上旬より参加した猿之助は、警察官僚、SPに囲まれ移動するシーンの撮影に挑み、天海ら「キントリ」キャストと顔を合わせた。
その際の猿之助の所作や演技を見た天海は、「キントリの物語の中の内閣総理大臣と、歌舞伎界を任っていくポジションがリンクするところがあって、手を挙げるだけの所作でも総理でした」と話し、田中哲司と「総理が来た!」と話したという。

そして、その総理を突如襲撃する暴漢・森下弘道役には佐々木蔵之介が決定。
事件の鍵を握り、天海ら「キントリ」チームを翻弄する謎多き被疑者として、満を持してフィナーレに参戦する。

猿之助演じる長内は、戦後初の40代の総理としてカリスマ性やリーダーシップ、的確な判断力を発揮し高支持率を得るリーダー。
日本列島を襲い各地に甚大な被害をもたらす災害が発生するなか、官邸に「緊急災害対策本部」が設置されるが、長内はこの未曽有の非常事態の対策を図る重要な会議にあろうことか10分遅れて到着する。
関係閣僚から非難の声も上がり、マスコミでも取り沙汰されるなか、長内は指示系統を官邸に集中させる「広域支援即応措置法」を発令し、被害を最小限に抑えることに成功。
日本列島を襲った台風が去り、各地の復旧が続くなか、長内の前に突如現れた暴漢・森下による総理襲撃が発生。拘束された被疑者・森下の取調べのため「キントリ」メンバーが再集結することになる――。

シリーズ完結に再集結した「キントリ」オールスターが挑む、新キャストとの最終決戦。まさに相手にとって不足なしの最後の戦いに注目だ。