「知らなかったらとんでもないことに…」全身の老化を進める“AGE”。名医が紹介する改善法とは?

公開: 更新: テレ朝POST

「今や人生100歳時代。幸せな100年を送るために大切なものは何か」をテーマに、病にならないための予防・改善法を名医たちが提案する太陽生命 Presents 草野仁の名医が寄りそう!カラダ若返りTV(BS朝日)。

9月24日(土)の放送回でテーマとなったのは、全身の健康に悪影響をおよぼすと言われる老化物資、AGE(エージーイー)だ。

その数値が高い人に向けて、名医が2つの改善法を紹介した。

今回、名医として番組に登場したのは、昭和大学医学部で糖尿病・代謝・内分泌内科の教授を務める山岸昌一先生。山岸先生はAGEにいち早く注目し、30年以上にわたって研究を続けてきた世界でも屈指の名医だ。

山岸先生によれば、AGEとは「タンパク質に糖が結びついてできる物質」のこと。誰の体内にも存在しているが、強い毒性を持ち、血管に溜まると動脈硬化、脳に溜まると認知症、骨に溜まると骨粗しょう症など、さまざまな病気の原因になるという。

どのようにAGEが体に溜まるのかについて山岸先生は、「やっぱり食事の影響が大きいですね。つまりAGEを溜め込みやすい食生活がある」と説明する。

そこで番組では、楢原さん(69歳、女性)が協力者に。皮膚に溜まったAGE量を測定したところ、楢原さんのAGE年齢は82歳相当という結果で、大量のAGEが溜まってしまっていた。

続けて、楢原さんの普段の食生活に密着。すると、朝食は果物とヨーグルト、昼食は麺類、そして夕食は揚げ物や炒め物が中心だということが判明した。

楢原さんの食生活をチェックした山岸先生は、「AGEが溜まりやすい問題点が2つある」と指摘。1つ目は揚げ物や炒め物が多いことだそうで、「(AGEは)とくに脂や糖が多い食材を高温で調理するとできやすい」という。

さらにもう1つの問題点として、山岸先生は「朝食と昼食でどんぶりに盛られたものを食べている」と指摘。

どんぶりスタイルの食べ方もAGEを溜める要因になるといい、「糖質の多い食材を食事開始直後から食べている。これは食後の血糖値が上がりやすい代表的な食べ方なんですね。上がった血糖値に並行する形でAGEが作られているんです」と説明する。

AGE量を抑えるため、「まずはどんぶり物をやめていただきたい」とアドバイスした山岸先生。さらに、長続きできる改善プランを2つ紹介した。

1つ目の改善プランは、加熱調理する前に食材をお酢やレモンでマリネすること。山岸先生によれば、「AGEは高温で加熱調理したときにできやすいことがわかっているんですが、実は酸性の条件で調理すると、AGEの量が半分くらいになる」という。

2つ目は、食後の血糖値に働きかけるプラン。山岸先生は「糖質の多い食材に食事開始後5分間は手を出さない」と提案する。

最近の研究では、野菜や海藻、キノコなど、食物繊維が豊富な食材を5分間食べてから主食など糖質の多い食材を食べるようにすると、食後の血糖値をより抑えられることがわかってきたのだそう。

山岸先生は「AGEは1日や2日ですぐに下がってくるわけではないですが、食後の血糖値を抑える生活を続けていただくと、だいたい3ヶ月程度で下がってきます」と説明。「まずはAGEが増加する食事の摂取量を減らす。そして食後の血糖値が長時間、高血糖状態が続くことを避ける食生活を心がけていただくことが大事」と話した。

アドバイスに従って、楢原さんは食生活を改善。

5日間検証を続けたところ、それ以前は食後の血糖値が140mg/dL以下に落ち着くまで3時間かかっていた昼食も、1~2時間半程度で落ち着くように。

検証結果を受けて楢原さんは、「本当によいことを教えていただいた。知らなかったらとんでもないことになっていますよね。まだまだ“5分”を続けて、血糖値も下げたいと思います」と意気込んでいた。

最後に山岸先生は、「マリネするときにお酢やレモンなどの酸性食品を避けなければならない方は、茹でたり蒸したりする調理法を選ぶとAGE対策になると思います」とアドバイス。また、血糖値の改善が見られない場合は医師に相談するよう付け加えていた。

※番組情報:『太陽生命 Presents 草野仁の名医が寄りそう!カラダ若返りTV
毎週土曜 午後4:00~、BS朝日

※『太陽生命 Presents 草野仁の名医が寄りそう!カラダ若返りTV』最新回は、TVerにて無料配信中!(期間限定)