まるで地下神殿 身近な異世界にレンズを向ける尼崎の話題の写真家

公開: 更新: ABCマガジン

©️ABCテレビ

まるでSFの世界に迷い込んだかのような驚異の景色。異色の写真家・小林哲朗さんが収めるのは、「日常に溶け込んだ、非日常の世界」、つまり“身近な異世界”。廃墟や工場夜景を撮影した写真集はベストセラーとなっています。

©️ABCテレビ

尼崎に自宅兼アトリエを構える小林さん。とある日には大阪・摂津にある工場を狙います。目指す場所に着いたのは午後5時半。日没前に撮影ポイントを探りながらの撮影です。30度を超える熱帯夜の中、撮影すること5時間あまり。これだけ撮っても、「使えるのは2、3枚」だと言います。

©️ABCテレビ

ただし、これで終わらないのが小林さん。地元尼崎には、工場と街、背景の山々が一枚に収まる絶好ポイントがあります。車で移動しながら、撮影は深夜にまで及びました。

©️ABCテレビ

尼崎で、四兄弟の2番目に生まれた小林さん。専門学校を卒業して保育士の道へ。業務に追われる中、ネットで目にした廃墟写真に惹かれ、週末になると廃墟や工場の撮影に没頭。ついに2012年、プロの写真家として歩み始めました。

そんな小林さんに嬉しい出来事が。尼崎の観光アドバイザーに就任したのです。任務は「尼崎の身近な異世界を撮影、SNSで発信すること」。尼崎に足を運んでもらうため、小林さんは足しげく尼崎の異世界を探索します。

©️ABCテレビ

この日、やってきたのは東大阪の「花園ラグビー場」。その地下には、まだ世間に知られていない「異世界」があるというのです。大阪府の協力のもと、地下に降りてゆくと、驚きの大空間が。ここは大雨の際、雨水を貯めることで地上の浸水被害を防ぐ、巨大で広大な治水施設なのです。早速シャッターを切る小林さん。しかし、構図の取り方が難しい。周囲は真っ暗、ライトをまんべんなく当てながらの長時間露光でこの地下神殿のような空間を表現したい。小林さんのチャレンジが続きました。

©️ABCテレビ

地下神殿のような空間は表現できたのでしょうか 10月7日 土曜 午前11時から『LIFE~夢のカタチ~』でご紹介します。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)

©️ABCテレビ

小林哲朗

「身近な異世界」をテーマに、工場夜景、路地裏、地下空間などを撮影する写真家。友人の映像クリエイター井上氏と共同でYouTubeチャンネル「知らん路地歩く」の出演・制作も行う。

©️ABCテレビ