松下洸平、音楽の道に進むと決め母と約束した言葉が支えに「嫌いになるまでやりなさい」

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松下洸平が、3月25日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系、毎週月~金曜13:00~)に出演。松下の母から寄せられた手紙に、インターネット上では感動や共感の声が寄せられ話題となった。

画家である母の影響を受け、高校まで美術の学校に通っていた松下に転機が訪れたのは、高校3年生の時に見た、映画『天使にラブ・ソングを2』だった。「あの映画が衝撃的すぎて。あれに感動してしまって、突然歌をうたいたくなってしまったんです」と、翌日には母親に頭を下げて「美術の道はやめて歌手になりたい」と告げていたという。

番組では、当時のその出来事に触れた、松下の母からの手紙を黒柳が代読された。

――洸ちゃん『徹子の部屋』出演おめでとう。15年程前進路を決める頃、突然歌手になりたいと言いました。お風呂場での鼻歌や幼い頃の歌声、親の欲目で上手いと思ったにしても、それがプロとして通用するかと思えば疑問でした。なぜなら小学校からの音楽の成績はあまり良くなく、それが世間の正しい評価かもしれないと思ったからです。数日続く言い争い、それに伴う殺伐とした雰囲気……妥協案として、歌手として成功しなかった時のために何か資格を取得してからチャレンジしたらどうかと提案しました。そしたら「この若さで人生に保険をかけたくない」と言いました。その言葉で反対することは諦めましたが、世の中を嘗めるなよと頑張れの半々の気持ちでした。あれから十数年、今ではたくさんの番組に呼んでいただき、過ぎた年月は無駄ではなかったね。頑張ったね。これからも洸ちゃんを支えてくれる全ての方々に感謝しながら精進してください。楽しみにしています(原文)。

このサプライズには松下も感動し、「この景色、僕の母が書いた手紙を徹子さんが読んでくださるという、このことに今ちょっと胸がいっぱいで。あの、続けて良かったなと今思いました」とコメント。また、音楽の道に進むことを認めてくれた母親から、1つだけ約束してほしいことがあると言われたのが「嫌いになるまでやりなさい」という言葉だった。当時は全く意味がわからず、好きなことを仕事にすることは幸せで楽しい人生が待っていると思っていたが、続けていくと上手くいかないことや、辞めたくなる時もあったと回顧。けれど、「それでも続けたいと思えた仕事こそが自分の天職」と気づけたと言い、母の言葉が仕事を続けていく上での大切なキーワードになっていると語った。

ネット上では、松下の母からの手紙に「お母様の手紙を読む徹子さんと、神妙な、でも噛み締めるように聴いている洸平くん。ボロ泣きしちゃった」「お手紙、泣いた~本当にお母さまが素敵すぎる! 深い絆で繋がっているけどお互いに依存していない理想的な距離感。 なかなか出来ることではないと思います」「この若さで人生に保険をかけたくないと言えた高校3年生の松下洸平めっちゃかっこいい」「息子を心配に思って、お母様の冷静な思いと気持ち凄くわかるなぁ。洸平さんの若いのに保険かけたくないっていう本気度。親子の鬩ぎ合い伝わりました。本当に頑張ってきて良かったですね」といった反響が寄せられた。

次回3月26日はあいみょんが出演する。

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