テレ東ドラマの真骨頂!エッジが効きまくった『共演NG』がTVerで配信中

テレ東ドラマの真骨頂!エッジが効きまくった『共演NG』がTVerで配信中

鈴木京香中井貴一が共演した『共演NG』(テレビ東京、2020年)が、民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」にて期間限定で配信されている。

現在TVerでは12月10日より「TVerフェス!WINTER2021」と題し、放送局の壁を超え、100本以上のタイトルが集結した「冬の贅沢ドラマ100本」に加え、「高畑充希ドラマ特集」「浜辺美波ドラマ特集」「バラエティ傑作選」「人気10番組スピンオフ特集」「アニメ大特集」など、各ジャンルから選りすぐりの約200タイトルを強力ラインナップ。すべて無料で楽しむことができる。

2020年10月にテレビ東京系にて放送された本作。企画・原作を秋元康、演出を大根仁監督が務め、芸能界でまことしやかに囁かれている「共演NG」を題材に、業界内のタブーが面白おかしく描かれた。

主人公は、中井演じる遠山英二と、鈴木演じる大園瞳。二人は大物俳優として芸能界で確固たる地位を築いているが、25年前のドラマ以来“共演NG”として、作品を共にすることはなかった。その理由は、瞳と恋人関係にあった遠山の浮気による破局……。そんななか、なぜか遠山と大園がドラマで共演することに……というのが物語の導入部分だ。

近年とがった作品を世に送り出しているテレビ東京が、満を持して制作した「大人のラブコメディ」。当然一筋縄ではいかず、第1話から「なぜNGだった二人が共演することになったのか」という“地雷要素”が根底にありつつ、遠山と大園以外にも、劇中劇に登場する俳優たちは、それぞれが共演NGの組み合わせという入り組んだ形で物語は進む。そのなかで、視聴率をとるためのスキャンダル作りや、事務所の駆け引き、制作サイドの思惑など、芸能界の裏側を茶化しながらあけっぴろげにしていく。

こうしたストーリーの面白さが本作の大きな魅力の一つだが、演じる俳優たちも、中井や鈴木のコミカルかつシリアスな演技はもちろん、元師弟関係の共演NGである堀部圭亮里見浩太朗、元アイドル同士の共演NGである小野花梨若月佑美、さらには遠山の事務所の社長・マーク野本を演じるリリー・フランキー猫背椿扮する大園の事務所の社長・古川しおり、遠山の恐妻・雪菜を演じる山口紗弥加など演技派ぞろい。一癖も二癖もあるキャラクターをみな怪演している。

視聴者にとって、週刊誌等に書かれている“業界のナイショ話”的なものは、どこまでがリアルでどこまでがフィクションなのか……というのは正直分からない。本作も、基本はコメディということで、ややデフォルメされた部分は多く「そんなことないだろう!」とツッコミを入れつつも、妙にリアルに感じるような描写があることも、このドラマの秀逸な部分だろう。

生々しすぎれば引くし、ファンタジー過ぎても感情移入しづらい。その絶妙なさじ加減は、テレビ東京ならではのバランス感覚だ。テレビ東京ならぬ“テレビ東洋”の“自虐のテレ東”トークも必見だ。

PICK UP