和牛「演出めいた出演依頼は全部断っている」ストイックな思いにファン感動も、最後にまさかの“伏線回収”

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和牛水田信二川西賢志郎)が、3月14日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00〜)に出演。舞台での漫才に対するストイックな姿に、ファンからは「元々好きだけどますます好きになった」と感動の声が。その一方で「演出めいた出演依頼が来たときは全部断っている」という二人がカメラの前で最後に見せたやりとりに「綺麗にフリからの伏線回収」と感心する声も上がった。

「他の仕事を断ってでも、年に500回は劇場に立つと決めている」という和牛。ある日の取材では、「なんばグランド花月」を中心に、周辺の系列劇場もふくめて1日8ステージに出演。しかも、同じネタはまずやらないという。二人は衣装もメイクもすべて自前。黙って準備に集中し、出番の2組前には舞台袖でスタンバイする。客席モニターや担当者から客入りの状況を把握し、演じるネタは出番の直前に決定。最初のステージを終えたのもつかの間、次の出番は近隣の劇場で15分後という、分刻みのタイトなスケジュールをこなす。

漫才師の本領は、話芸で客席を沸かせるところ。ただ、テレビのバラエティ番組では、二人に別の興味が向けられることも。楽屋でそれぞれ宛に届けられたファンレターの束を手に取りながら、「人気の格差を演出されることがたまにある」と水田。「川西8に対して水田2みたいな感じで演出しようというのがたまにあるんですけど、実際には6:4とか、55対45くらい」といい、「演出めいた出演依頼が来たときは全部断っている」という。

「演出めいたものがあんまり好きじゃないというのはコンビの総意」と川西。「テレビというものは、素材に応じて調理するという認識を持っていたが、これまで出演するなかで『作りたいもの決まってんねや』と。自分らがいかにその調理法に合う素材にならないといけないんや」と感じたという。劇場の出番が終わった後、川西は笑いの道を目指すきっかけとなった幼なじみの店を訪問。水田も下積み時代に働いていた洋食屋を訪れ、なつかしのメニューに舌鼓をうつ。

ある日のこと、二人は出番のあと、舞台袖でなにやら揉めはじめる。聞くと、ネタに入るつなぎの部分で打ち合わせがうまくできておらず、変な間が空いてしまったという。二人は取材カメラが撮影した舞台の映像を何度も見返し、一見なんの問題もないように見えるやりとりのなかに生まれた一瞬の間を別々に、しかし揃って指摘。「お客さんも『あいたな』とは思っていないが、無意識のところに“気持ちいい間じゃない”と刷り込まれる」と水田。ちょっとした間が「それ以降のウケに関わってくる」と、その重要さを強調する。

ラストはふたたび二人の楽屋へ。この日も届けられたファンレターを見ながら、水田は「数を追いかけているうちはまだまだ半人前」とつぶやく。「その2通もホンマにお前のか?」とカメラ目線で突っ込む川西。水田は自分宛てのファンレターを大事そうに胸に抱え、川西は「演出かけてますやん」とそれに突っ込むのだった。

ドキュメンタリー的な演出を逆手に取り、ネタを披露しているかのように見える二人。インターネット上では、「綺麗にフリからの伏線回収しちゃうあたりが番組側の和牛さんの漫才へのリスペクト感じられてよかったなー」「心の内の奥の奥まではお二人共見せてない気もする。本当に必要な部分だけ。それでも漫才に対する思いはヒシヒシと伝わった。ただただ更に好きになった」という声が。舞台に対するストイックな姿勢にも「あれだけこだわり持って立てる所が和牛さんの漫才にはお金を払って劇場に足を運ぶ以上の価値があると思わされるよね」「元々好きだけどますます好きになった」と感動の声が上がっていた。

次回3月21日放送では、俳優・磯村勇斗が登場する。