堺雅人、7年ぶりの『半沢直樹』に感慨「ようやく帰ってきた」

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日曜劇場『半沢直樹』(TBS系、7月19日スタート、毎週日曜21:00~)のオンライン制作発表が12日、都内で行われ、主人公の半沢直樹を演じる堺雅人ほか、共演者の上戸彩及川光博片岡愛之助今田美桜井川遥尾上松也市川猿之助北大路欣也香川照之が出席した。

同ドラマは「やられたらやり返す。倍返しだ!」の決めゼリフが社会現象になった大ヒットドラマの7年ぶりの新作。池井戸潤の 「半沢直樹」シリーズから、「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」を原作に、東京中央銀行のバンカー・半沢が、銀行内で行われていた数々の不正を明らかにするも、まさかの子会社への出向を命じられるという衝撃の展開で最終回を終えた前作のその後を描く。

堺は登壇すると、熱のこもった現場の雰囲気を紹介するかのように「芝居で怒鳴りすぎて、変な声ですけど申し訳ありません」と照れくさそうな表情であいさつ。7年ぶりに演じる半沢について「ようやく帰ってきました。途中(新型コロナウイルスの影響で)撮影の中断もあったので、感慨もひとしお」と嬉しそうに述べ、「続編が決まってから思ったんです。(自粛などの影響で)頑張りたくても頑張れない人がたくさんいる。そんな時代になって、こうして頑張れる事がむしろ幸せ。その幸せを噛み締めながら頑張っていきたい」と気を引き締める。

半沢を献身的に支える夫思いの妻・花役を前作に続き演じる上戸は、試写を見て「面白かったです。一ファンとして早く多くの方に見てもらいたいと思います」と手応え十分な様子。「ブランクはあったんですけど、そのブランクを感じさせないようにやらなきゃという意識で演じました。私だけでなく、周りのみなさんも全くブランクを感じなかった。あの頃を思い出したというか、みなさんすごいなって」とコメント。

半沢の宿敵、常務・大和田暁役の香川も「ここから3か月、気を引き締めて最後までいい結果が出せるよう頑張らないといけない。半沢を輝かせるために頑張りたい」と意気込みを語る。新キャストとして、半沢の下で働く東京セントラル証券の新入社員・浜村瞳役を演じる今田も「緊張感たっぷりのドラマに出させていただいて幸せです」とにっこり。「緊張感で押しつぶされそうになっていたけど、カメラが回っていなかった時のみなさんは暖かくて……。この安心感と撮影時の緊張感で“ふわっ”となっていました」と、言葉にならない気持ちを語っていた。

今田と同じく新キャストの井川は、半沢や渡真利(及川)が情報交換をする行きつけの小料理屋の女将・智美役を演じる。ドラマオリジナルキャラクターということもあり井川は、「私自身も。これからみなさんとどう絡んでいくのかな、と楽しみです。今田さんがおっしゃっていたように、現場はものすごい熱量。堺さんはじめ暖かく迎えてくれました」と、今田同様、共演者へ感謝の気持ちを述べていた。

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