吉沢亮の“陰キャ”ぶりが話題!池田エライザとの過激シーンも飛び出す『ぼくは麻理のなか』【名作プレイバック】

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大学生の小森は鬱屈した日々を過ごしていた
大学生の小森は鬱屈した日々を過ごしていた

池田エライザ吉沢亮が共演するドラマ『ぼくは麻理のなか』全8話が、FODで配信中。2017年に配信された本作は、すでに人気俳優としての道を歩み始めていた2人にとっての新境地を切り開いた記念碑的な作品となっている。

本作は、「漂流ネットカフェ」や「惡の華」などを手掛ける人気漫画家・押見修造の同名コミックを原作とした新感覚“男女入れ替わり”ドラマ。“大学デビュー”を夢見て上京した小森功(吉沢)は、友達作りに失敗すると、次第に大学にも行かなくなり、自堕落で鬱屈した毎日を送るように。ある朝、見覚えのない部屋で目を覚ました小森は、自分の体に異変が起きていることに気づく。急いで鏡を見てみると、そこには、行きつけのコンビニでよく遭遇する女子高生になった自分が立っていた。

密かに「コンビニの天使」と呼んでいた彼女の名は、吉崎麻理(池田)。小森は戸惑いながらも、麻理として家族と朝食を摂り、学校へ行く。友人たちとも調子を合わせてなんとかやり過ごすが、クラスメイトの柿口依(中村ゆりか)には、すぐに自分が麻理ではないことがバレてしまう。

麻理を取り戻したい依と共に自分のアパートへ向かった麻理の姿をした小森だったが、そこで出会った“小森功”の中に麻理の意識はなく、「なんなんですか、あんたたち」と怪訝な顔をされてしまう。いったい、麻理の意識はどこへ行ったのか。真相を突き止めるため、小森は依と麻理の家に戻ることにする。

第1話から、すでに普通の“男女入れ替わり”もののドラマではないことを匂わせている本作だが、ストーリー展開と共に注目したいのは、やはり池田と吉沢の演技だ。池田は、自分の胸をもんでみたり、「不可抗力!」と用を足してみたり、麻理の姿をした小森を好演。歩き方や座り方なども男性の佇まいや仕草を意識しており、そこはかとない違和感を醸し出すことに成功している。

一方、吉沢も、麻理の中に入る前のさえない小森を演じ切り、負のオーラをたっぷりと放出。ぼそぼそとしたしゃべり方や暗い表情で、小森の“陰キャ”ぶりに説得力を持たせている。「ウェーイ」と弾ける大学の同級生を妬んだり、思わず麻理を尾行したりといった、一般的なイメージとは180度違う吉沢の姿を楽しめるのも、このドラマの魅力の一つ。

インターネット上では「吉沢さん、こんなお美しいのにキモい役とか出来るんかなって思っていたけど、普通に小森キモかった。天才じゃない?」「吉沢亮のオタク感めっちゃいい」「キモいんだけど、と同時に俳優として吉沢亮を今すげえ尊敬してる この人、ただの国宝級イケメンじゃないですよ」などと“陰キャ”ぶりに称賛の声があがっている。

モデルとしての活動も続けながら、近年は映画『貞子』やドラマ『左ききのエレン』で主演を務め、さらに今年は映画監督としてもデビューした池田に対し、吉沢も『銀魂』や『キングダム』などの大作映画を経て、2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主役に抜擢されるなど、俳優として順風満帆。2人の魅力が詰まった本作は、池田と吉沢の軌跡を知るための欠かせないドラマといえる。

また、依を演じている中村は、6月25日から放送を再開する4月期の木曜ドラマF『ギルティ~この恋は罪ですか?~』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜23:59~)で、ヒロインから夫を奪う悪女を熱演。その迫真の演技で注目を集めている。

回を追うごとに麻理と小森の同衾シーンやキスにビンタなど、過激なシーンが続出していく本作。俳優として次のステップへ踏み出す瞬間の3人の姿がたっぷり収められた本作を今こそチェックしてみてはいかがだろう?

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