乙武洋匡、著書「五体不満足」の印税は数億円!SNSでの炎上コメントにも言及

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乙武洋匡が、8月16日に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系、毎週木曜24:12~)に出演。大ヒットした著書のことや不倫スキャンダルのことなどを振り返った。

22歳の大学生の時に書いた著書「五体不満足」が600万部のベストセラーになった乙武。定価の10%が印税として入ることから、MCの名倉潤が「(単純計算して)6億円が入る」と断言すると乙武は否定することなく頷いた。

乙武は当時を「(実家暮らしの大学生だったため)金銭感覚としてリアルに受け取れない」と回顧。家や車の購入などは考えなかったそうで「嫌味でもなんでもなく“カラオケで心置きなく延長できるな”って思いました」と振り返った。実感がわいたのは1年後。当時「長者番付」が発表されていたのだが、イチローや鳥山明らと肩を並べてランクインした時に「そういうことだったんだ」と思ったのだとか。

本がヒットしたおかげで講演会の依頼が殺到。1日に300件きたそうで、感熱紙を使用したFAXだったため「夜家に帰ると床がFAX用紙で埋まっていた」と述懐した。当時はマネージャーもおらず、ギャラはクライアントの言い値で1回5,000円程度。交通費だけもらって帰ったこともあったとのこと。

また、政界進出の噂もあった乙武。30歳を超えたあたりから政党のスタッフから「話を頂くようになった」と告白。障がい者やLGBTなど、自分が選んだわけでもないのに自由が制限されたり、与えられるチャンスが少なかったりするのはおかしいと言い「どんな境遇に生まれても同じだけのチャンスを与えられる社会にしたい」と政界に興味を示していたことは事実だと語った。

そんな矢先、乙武の不倫スキャンダルが世に出てしまう。不倫相手が5人という驚きの内容だったこともあり「ここまでフルスイングで全国からボコボコにやられた障がい者は初めてだと思う」と訴える。唯一、周りに迷惑をかけたことに心が痛んだのだとか。

また、乙武のSNSでは「車椅子に乗っているとガンタンク。降りるとジオング」「俺に手足が生えたらかえって戦闘力が落ちる気がする」など自虐コメントを連発しており、たびたび炎上している。なぜそこまで炎上するようなコメントをするのか、と問われた乙武は、人の評価は気にしていないとあっけらかんと答えた。

ほか、乙武がロールモデルにしているのは、元メジャーリーガーの野茂英雄だと明かす一幕も。乙武曰く、野茂は当時、日本人が誰もメジャーリーグに挑戦していない中で、バッシングを受けながら海を渡り、悪者になってでも道を開いた人物。そのおかげで松井秀喜やイチローなどがメジャーリーグに行けるようになったと言い、その先駆者としての役割に感銘を受けたとのこと。そこで「後世の人が『昔、乙武って人がそれやったからあんたも頑張ればできるかもね』と言ってもらえるように色々な山に旗を立てておきたい」と展望を語っていた。