日テレ『映画天国』「プライド月間」にLGBT特集『ヘドウィグ』など放送

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LGBTが「自分たちの性的指向や性自認にPrideを持とう」と奮起し、世界的イベント「プライドパレード」を行うなど、LGBTの「プライド月間」として認知されている6月。『映画天国』(日本テレビ、毎週月曜深夜)では、昨年に続き「映画天国 LGBT 映画祭」を開催し、3週にわたってLGBTに関する映画を放送する。

LGBTとは、レズビアン(女性の同性愛者)、ゲイ(男性の同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(出生時に登録された性別と自認する性別が一致しない人)の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティーの総称となっている。毎年6月にはニューヨーク、サンフランシスコ、トロント、ベルリン、ソウルなど、世界各地で大小様々なLGBTのイベントが開催されている。

今回も、LGBTの当事者でもある映画ライター・よしひろまさみちと、NPO「虹色ダイバーシティ」代表の村木真紀をゲストに迎え、番組担当でトランスジェンダーの谷生プロデューサーを加えた3人が作品を解説するコーナーを作成。LGBT当事者を家族に持つこと、アイデンティティを模索すること、そして「家族」になることなど、様々な観点からLGBTを描いた作品を用意した。

昨年「映画天国LGBT映画祭」を開催したことを受けて、いろいろな人から前向きな反応をもらったという谷生プロデューサーは「とりわけ、LGBTをテーマとした良質な映画を連続放送したことについて大きな反響があったことが、映画枠を預かる者として大変光栄に思いました。今年も、LGBTをテーマに含む素晴らしい3作品をお届けできることになりました。いずれも、世界の映画祭などで多くの賞を受賞した良作揃いです。当事者の方はもちろん、映画ファンの方々や、LGBTになじみのない方々にもきっとお楽しみいただける映画だと確信しています。良質な映画との出会いの機会をご提供することも、深夜の映画枠の重要なミッションだと考えており、今回の『映画天国LGBT映画祭』がそうした場になることを心から願っています」とコメントを寄せている。

■6月4日26:09~27:59『人生はビギナーズ』(2010年・アメリカ)※地上波初放送

奥手な38歳の独身男性が主人公。母が亡くなってから5年経ったある日、年老いた父から突然自分がゲイであると告白される。同時に様々な人生の楽しみを探し求め、若い恋人とも出会い、ゲイの友人たちに囲まれて過ごすように……。主演はユアン・マクレガー、年老いた父親役を演じたクリストファー・プラマーがアカデミー賞助演男優賞を受賞。

■6月11日26:09~27:59『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(2001年・アメリカ)

1997年よりオフブロードウェイで上演、大ヒットした舞台の映画化作品。ロングランとなった舞台の楽曲の権利をマドンナが手に入れようとしたことでも有名。共産主義下の東ドイツで生まれたトランスジェンダーが愛を探し求める物語。サンダンス映画祭観客賞受賞ほか多数受賞。

■6月18日26:09~27:59『チョコレート ドーナツ』(2012年・アメリカ)

1970年代、アメリカであった実際の出来事をもとに製作された感動作。母親に育児放棄されたダウン症の青年をゲイのカップルが里親として家族のように愛情をもって一緒に過ごそうとするが……。全米の映画祭で観客賞を総ナメにした話題作。日本では2014年に公開され、小規模公開でスタートするも、口コミで評判が広がり大ヒットを記録した。