足立梨花、佐野史郎演じる“最狂の老人”に影響受ける団地妻役『限界団地』

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佐野史郎主演の新ドラマ『限界団地』(東海テレビ・フジテレビ系、6月2日スタート、毎週土曜23:40~)に、足立梨花迫田孝也山崎樹範ら豪華キャストが出演することがわかった。

本作は、佐野演じる、優しいが思い込みが激しい“最狂の老人”寺内誠司(62歳)が、廃れ果てた団地を、古き良き団地へと導こうと画策する姿を描いた予測不能な狂気の物語。

佐野と初共演となる足立が演じるのは、6歳の息子を持つ専業主婦・桜井江理子。平凡な日々を送っていたが、狂気的な老人の登場によって不可解な現実に向き合うことになる。また迫田が演じるのは、寺内にいち早く疑いの目を向け、バチバチの真剣勝負を繰り広げる江理子の夫・桜井高志。山崎が演じるのは、周囲から押しつけられる形で自治会長となった、無気力なフリーターの金田哲平だ。

母親役を演じることが多くなったという足立は「私もそういう年齢になったんだなとしみじみ感じます(笑)」と苦笑。小学生から中学生まで団地に住んでいたそうで、「寺内の団地への愛情みたいなものは何となく理解できますし、寺内に影響されていく純粋な江理子の気持ちも理解できます。もちろん、今は主人公が思い描くような近所付き合いができる時代ではないことも理解しています。私自身が経験したこと、幼い頃に団地で見てきた奥様方は、今回の役と共通する部分もあるので、リアリティを持って演じたいと思っています」と意気込みを語る。

また、「佐野さん、迫田さん、山崎さん、皆さんの役が“この人がやると、絶対にこう演じてくれる”と思ってしまう、いずれも役にピッタリなイメージで、ドラマが始まって、役にハマりすぎた共演者の皆さんが世間にどう思われるのかと、今から心配になってしまうぐらいです(笑)。何といっても、まずは佐野さんがどんな風に寺内を演じられるのかというのを、私も一視聴者として本当に楽しみにしていますし、それだけでもこのドラマを観る価値はあると思います!“寺内さんは本当は良い人なの? 悪い人なの? どうなの?”と思いながら見ていただいても面白いと思いますし、実は身近で起こりそうな話にも感じます。もし、自分が団地にいたらと想像しながらご覧いただきたいです」とメッセージを寄せる。

そんな足立について、佐野は「衣装合わせの時にご挨拶をさせていただいて、足立さん以外にこの役を演じる方が思い浮かばないぐらいぴったりだと思いました。実は、足立さんは僕の娘と同い年なんです。お芝居で同じ時間を過ごしてみないとわかりませんが、娘のお友達と接する感じでお話できたら、雰囲気作りは大丈夫かな(笑)」と早くも信頼を置いている様子。

『火の粉』『真昼の悪魔』『限界団地』と「オトナの土ドラ」枠の心理サスペンスシリーズに連続出演している迫田は「佐野さんと初めて共演できるという喜びと共に、尊敬と緊張の中、僕は役とはまた別の意味でのプレッシャーにも打ち勝っていかなくてはいけません(笑)。そして当時、社会現象にもなった連続ドラマ『ずっとあなたが好きだった』(TBS系)の冬彦さんを越えるかもしれない役で挑まれる佐野さんと直接対峙できることに、役者としてとても幸せを感じています。『火の粉』『真昼の悪魔』は原作がありましたが、今回は全作品携わった脚本家の香坂隆史さんのオリジナルということで、最後までストーリー展開がわからない中で演じるのがとても楽しみです。寺内はおそらく高志の存在を邪魔だと思っているので、どんな攻撃を受けてしまうのか? とはいえ、江里子に頼られる存在にもならなくてはいけないと、妄想は膨らむばかりです」と語る。

そして、物語のカギを握る小悪党・金田を演じる山崎は「40代、一人暮らしのフリーターで、趣味は盗聴等……。これはダメ男の役かなと思っていましたが、台本を読んでみると、団地で自治会長の役目もこなしていますし、よく集会所にも顔を出して人と関わることも嫌いではない。僕が想像していたよりはちゃんとしているかなという印象です」とコメント。佐野とは何度か共演しているそうで、「とてもきっちりされた方の印象です。役を通してですが、“牙を隠している感”を何となく感じてしまう。そういう意味でも、寺内役は“佐野さんだからこそできる“と感じます。寺内が人前でニコニコしている姿と、1人でいる時のギャップはとても怖いだろうと今から想像できます。金田は団地で起きる不可解な事件に首をつっこみがちなので、もしかしたら早いうちに寺内に殺されちゃうんじゃないかと、内心ドキドキしています(笑)。若い美男美女たちの恋愛ドラマでもないですし、刑事ものや医療ものでもなく、今の(ドラマの)流れの中では異端のように感じるかもしれないですが、こういう作品が注目されてもいいですよね!? 佐野さんの怪演ぶりは見逃せないですし、僕はこのドラマに参加できるのをとても楽しみにしています」と胸を弾ませている。

このほか、寺内の孫娘で、団地の住人からも可愛がられている穂乃花(6歳)を渡邊詩が、寺内が献身的に介護している父・仁を山谷初男が、穂乃花の母方の祖母・菊池史代を朝加真由美が、団地のゴミ屋敷の住人・東加代子を江波が、それぞれ演じることも決定している。