幻冬舎社長・見城徹が尾崎豊との知られざるエピソードを明かす

幻冬舎社長の見城徹が、3月17日放送の『人生最高レストラン』(TBS系、毎週土曜23:30~)に出演。親交の深かったミュージシャン・尾崎豊とのエピソードを語った。

徳井義実(チュートリアル)と笹川友里TBSアナウンサーがMCを務める同番組は、料理の代わりにゲストの「人生で一番おいしかったものの話」をいただくグルメトークバラエティ。

見城は、森村誠一の「人間の証明」や五木寛之の「大河の一滴」をはじめとした、大ベストセラーを何冊も手がけてきたカリスマ編集者。美食家でもあり、自社のライフスタイルマガジン「GOETHE」のグルメ企画では、秋元康や小山薫堂、福山雅治など、そうそうたるメンツとともにグルメについて語っている。

そんな見城が駆け出しの編集者時代に衝撃を受けたのが、麻布台のレストラン「キャンティ」で食べたバジリコスパゲティだったという。角川時代の上司である角川春樹と作詞家の安井かずみに連れて来てもらったというこのレストランは、尾崎との思い出の場所でもあった。

当時、若き日の見城は新宿のレコード店で尾崎の「シェリー」を聴き、「どうしてもこの人の本を作りたい」と考えたという。見城は尾崎の事務所へ出向くが、そこでマネージャーに「あなたで(本を作りたいという人は)7番目だ」と言われ追い返されてしまう。「会って話をしてくれれば、俺を選んでもらえる自信がある」と思っていた見城に、後日、ようやく尾崎との対面の機会が巡ってくる。

見城は、尾崎と対面した瞬間のことを、「今までに出たアルバムに対して、こういうふうにしたほうがいいと思う。この曲はいいと思う。歌詞はこう思うと、全部言ったんです。でもなんにも尾崎はしゃべらなくて」と振り返る。

その5日後、「少しは通じたかな」と思っていた見城のもとに、尾崎のマネージャーから「尾崎が前の6社を飛ばして見城さんとやると言っている」と連絡が来たという。こうして出版されたのが、尾崎が書き下ろした「誰かのクラクション」だった。この本は24万部のヒットを飛ばし、尾崎と見城の関係も続く。

そして、尾崎の再起を手助けしたのも見城だった。「尾崎が覚せい剤で全てをなくしてしまって、レコード会社も事務所もないときに、僕が不動産屋を周り、金をかき集め、人も集めて、アイソトープという事務所を作り、ブヨブヨになった尾崎の体を僕がトレーナーになって、全部トレーニングメニューも書いた」と当時の尾崎との関わりを明かし、「彼が必ず、“見城さん食べに行きましょう”と言うのが、僕が教えたキャンティですよ」と懐かしんだ。

見城は、他にも石原慎太郎や有吉佐和子など、親交のあった作家との食にまつわるエピソードを披露。また、逗子のイタリアンや銀座の寿司屋、新橋の和食店なども紹介した。

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