日常に潜む様々な“知らない世界”に精通したゲストが登場し、マツコ・デラックスにその魅力をプレゼンする番組『マツコの知らない世界』(TBS系列、毎週火曜20:57~)。7月4日は、全国212基のうち、200弱の名物コースターに乗ってきたという渡邉直太さんが「ジェットコースターの世界」を案内した。
渡邉さんは、乗るだけではなく写真撮影も欠かさないジェットコースターマニア。これまでに撮った写真は1万枚以上。「写真を撮って、後で脳内で乗る」が渡邉流の楽しみ方だとか。茨城県出身だが、コースターを愛しすぎて富士急ハイランドに本籍地を移してしまうほどの熱狂的なファン。そんな彼が、この夏絶対乗りたくなるコースターをプレゼンした。
■芸術的な木製コースター
・大分県別府市 城島高原パーク「ジュピター」
園内の端から端を占める日本最古の木製コースター。築年数25年で、6万本の米松を使って組み上げている。不思議な世界観が堪能できる芸術美と木製ならではの振動とスリルが最高。木枠の中を通り抜ける時の景色は圧巻だ。マツコも「乗りたくなっちゃった」と興味津々。
■やみつきになるコースター
・三重県桑名市 ナガシマスパーランド「シャトルループ」
最高時速:約90キロ。制作費:約6億円。
“愛ポイント”は、手に入らなくなった車両・レール・クラッチ・車輪などの部品を探し出し、独自で開発しているところ。1980年に運転を開始。渡邉さんは「累計70回以上乗っています」と、かなり気に入っているらしい。作りはシンプルで、開始から7秒で1回転し、そのまま逆走。乗車32秒の中にハラハラドキドキ感が凝縮されている。
・栃木県那須郡 那須ハイランドパーク「ビッグバーンコースター」
最高時速:88.5キロ。制作費:約3億円
“愛ポイント”は、職人スタッフの手間暇かけた究極のブレーキ。このタイヤブレーキは、1980年頃のマシーンでよく使われていた。しかし、最近は車両に磁石を取り付けて磁力で止めるリニアブレーキが多い。ラストまで楽しめる荒くれタイプのコースターで、先のレールが見えない75度の角度で落下するドロップと、タイヤブレーキのゴムの匂いが特徴的。
・福岡県北九州市 スペースワールド「ヴィーナスグランプリ」
最高時速:86キロ。制作費:約20億円
“愛ポイント”は、地元民のただならぬ愛。残念ながら年内で閉園してしまうのだが、地元の人たちによる反対署名運動が起こったほど、多くの人たちに愛されている。日本最大級と言ってもいい直径23メートルの特大1回転と、地面スレスレを走るブーメラン走行が魅力。
■スペシャルマシーンで疑似体験
ある事情(?)によってジェットコースターに乗れないマツコのために、体験マシーンをスタジオに用意。渡邉さんも大好きだというよみうりランドにある「バンデット」の映像を使いながら、マツコに絶叫マシーンを楽しんでもらった。東京の街並みが一望できる景色と本当に乗っているような感覚に陥る映像にマツコも大興奮。渡邉さんも独自の方法で臨場感を演出した。
2時間スペシャルと題したこの日は、他に「アニソンの世界」と「パスタソースの世界」を放送した。