フジテレビが、6月30日に国際エミー賞セミファイナル審査会を東京・台場で開催。フジテレビでは、国際局が主体となってこの審査会を2013年以来、5年連続で主催しており、今年はTVムービー/ミニシリーズ部門(日本で言う長編ドラマ)の審査会が行われた。
審査会には、6つの国と地域からテレビ業界の精鋭14名と、国際エミー賞を主催する米・国際テレビ芸術科学アカデミー(The International Academy of Television Arts and Science)の担当者が集結。約8時間に渡り、秋の授賞式へ向けてセミファイナルに推薦された長編ドラマ数本の審査を行った。
また、夜には別会場にて懇親会がを開催、審査員や関係者らの交流の場を設け、アジア地域のテレビコンテンツの発展に向けた活発な議論が繰り広げられた。
フジテレビ国際局の前川万美子局長は、「このイベントを通じて世界の優れたクリエイティブに触れることで我々自身も新たな刺激を受け、視野も拡がる素晴らしい機会と捉えています」とコメント。審査員のチェリン・グラック氏(米/映画監督)は「アメリカは、オリジナルな作品やクオリティの高い番組を制作するにおいて、もはや1強ではないと気付かなければいけません」、崔秉吉氏(韓国/MCドラマ制作局シニアプロデューサー)は「自国の制作物と比較をし、他国の潮流に触れることができた素晴らしい機会でした」と。審査員に選ばれたのはとても光栄で、いつかは候補者、もしくは受賞者としてニューヨークを訪れたいと思いました」と振り返っている。