林修、ついに幕府の埋蔵金発掘か…北斗晶・佐々木健介夫妻と大規模調査

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5月6日(土)18時55分より放送される『林修の歴史ミステリー 徳川家260年最大の謎 3000億円埋蔵金大発掘 最終決戦スペシャル』(TBS系列)の収録が同局で行われ、MCの林修が見どころを語った。

同番組は、2016年12月に放送された「林修の歴史ミステリー」シリーズの第2弾。日本史史上最大の転換期「幕末の真実」をはじめ、林が「学校では教えてくれない幕末の真実」を徹底講義で解き明かすと共に、TBSが四半世紀に渡って取り組んできた、群馬県赤城山での徳川埋蔵金発掘の最終決戦に挑む。

さらに今年は、徳川幕府が政権を朝廷に返上した「大政奉還」からちょうど1501年の節目の年。幕末とは一体どのような時代だったのかを、歴史学者の磯道史と共に丁寧に紐解く。

今回、群馬県赤城山で3000億円とも噂される徳川埋蔵金の大規模発掘を行ったのは、北斗晶・佐々木健介夫妻と林だ。前回は、最新地下調査で人工的とも言える長方形の影を発見し、約2か月に及ぶ発掘を行ったが、影まであと一歩と迫りながらも到達することができなかった。今回は新たな調査を行い、前回を上回る規模の発掘を行う。現場では何台もの重機がうなりをあげ、繊細な箇所は手で掘り進める。

北斗晶・佐々木健介夫妻と共に発掘作業を行った林は「今回は堀り方や作戦自体が違うので、最初からこう掘ってみようと考え、掘る規模を4、5倍に広げてみました」と力強くコメント。作業を共にした2人については「健介さんは貴重な戦力。ずっと投入しておいたらもっともっと作業が進んでいたと思います。軽い感じでどんどん掘ってしまって、現場の監督も、思った以上に作業できたと思ったのでは。そして北斗さんは、健介さんを動かすのに必要なスイッチのような方でした」と語った。

さらに、「埋蔵金を突き詰めていくと、幕末の全体構造、表に出ていない歴史も見えてきます」と主張。歴史は勝者が書いたものだと語り、「埋蔵金は、敗者の真実の姿を我々が正しく認識するための絶好の切り口です。坂本龍馬や西郷隆盛、高杉晋作らが腐りきった幕府を倒したと思っている人もいるかもしれないけど、そういうわけでもないんです。幕府に力があったからこそ、資金を蓄えておこうとした幕府の本当の姿が見えてくる」と、歴史の編纂についても疑問を投げかけた。

また今回は、林が京都の各地を訪れ、もうひとつの幕末の中心地がなぜ京都だったのかなどを検証。その感想を聞かれると「ミステリアスな場所でした。狭い中でいろいろな勢力が入り乱れ、たくさんの事件が起き、たくさんの人々が殺されてきた。京都をそういう目では見ていなかったので、歴史を知って歩くと楽しい町だと感じました」と目を細めた。

最後に、林は「歴史認識は自己認識」とも力説。「正しい歴史認識は、その歴史に支えられた自分を見つめることに繋がる。明治以降の日本、良くないことも色々起きている中、なんでこうなっているんだろうということが見える一面もあります」と語ったほか、これから歴史を学ぶ若者に向け「僕は歴史の勉強が苦になったことはありません。自分と無関係だと思うと人は興味を持たないので、こういうことが実は今の自分にこう影響しているんだと、自分に関わる物語として認識するようにする。そうすると、こんなに面白いものはない」と呼びかけていた。