厳しい現実も…パン屋開業スクールに潜入『マツコ会議』

マツコ・デラックスが番組スタッフと企画会議を行い、今話題のディープな場所と中継を結んで、そのエリアを深掘りしていく番組『マツコ会議』(日本テレビ系、毎週土曜23:00~)。3月11日の放送では、第二の人生をパンにかける人々が集まる、パン屋の開業スクールを探った。

新宿駅から徒歩5分ほどの場所にある、「リライブフードアカデミー」はパン屋専門の開業スクール。教室内では、メロンパンを作る授業の真っ最中で、ちょうどパン生地を切り分けているところだった。先生の厳しい指導が飛び、緊張感に包まれる教室。生徒の多くは仕事を持つ社会人で、そのほとんどが週末に授業を受けにくるという。授業の合計時間は1年間でおよそ300時間。授業料は150万円ほどだとか。

マツコはさっそく個性的なメガネをかけた男性を発見。50歳のバスの運転手で、将来、自分の店を構えるために、スクールに通っているそう。マツコが「パンはもともと好きだったの?」と尋ねると、「そんなことはない」と男性。老後に不安を覚え、自分のペースで仕事のできる職業を考えた末に辿り着いたのがパン屋だったという。「奥様はおいくつ?」というマツコの問いに、男性は、「恥ずかしいんですけど、31歳です」と、19歳年下の奥さんがいることを告白。これにはマツコも「だから老後が心配なんだ」と納得し、「いい奥さんもらったね」と、脱サラしてパン屋を目指すことに理解を示す奥さんを褒め称えた。しかし、奥さんとは社内恋愛で、もともとバスの運転手とバスガイドという関係だったことが明らかになると、マツコの態度が豹変。「ちょっと、ちょっと待って。もう、やだ~。一気にいい話じゃなくなったわ。急にエロ話になったじゃないのよ~」と、男性に不満をぶつけていた。

スクールには女性の生徒も多く、続いてマツコが目を付けたのは、3人の子どもを持つ42歳のシングルマザー。現在はアパレル関係の仕事をしながら、土曜日は朝からスクールに通っているという。「いやすごいわ」と感心しつつ、「大変でしょ? 休みくらいゆっくりしたいと思わない?」と彼女を気遣うマツコ。しかし彼女は、「将来の自分のためにお店を、と考えているので」とにこやかに答えるのだった。子どもが全員巣立ったら、パン屋を開業すると明かした彼女に、「素晴らしいって思った」と絶賛するマツコだった。

パン屋の開業にはおよそ1000万円が必要で、毎年新規の開業も多いが、廃業も同じくらいの数があり、かなり厳しい業界なのだという。しかも、パン一品目作るのに、かなりの重労働で、場合によっては前日からの仕込みが必要なものも。平均年収も320万円ほどで、儲けもそれほど多くはないが、それでもパン屋を目指す人は後を絶たないという。その現実を知ったマツコは、「いや、パン屋さん大変だわ。もちろん豆腐屋さんとかさ、新聞屋さんとか牛乳屋さんとか、朝早くて大変な仕事はあるけど、パン屋さんが一番すごいかも」と驚いていた。さらに、「(私の)楽屋にはお弁当はいい。パンだけで。この番組だけでもパン屋さんを応援しないと」と、パン業界を全面的に支援する考えを示した。

他にも医療事務の職からパン屋を目指す女性とのトークや、焼きたてメロンパンの試食などで盛り上がった今回。番組の中で特に気になったものに迫る「さらに掘り下げたVTR」では、スクールの卒業生が開業したお店に密着。番組HPでは、パン屋開業の喜びと厳しい現実が公開されている。

次回の放送は、歌舞伎町のキャバクラ嬢専門の不動産屋に潜入。引っ越しシーズンということもあり、忙しく働く個性的なスタッフとマツコがトークを繰り広げる。