「高嶺の花」は昔話?CAの養成スクールに潜入『マツコ会議』

マツコ・デラックスが番組スタッフと企画会議を行い、今話題のディープな場所と中継を結んで、そのエリアを深掘りしていく番組『マツコ会議』(日本テレビ系、毎週土曜23:00~)。2月11日の放送では、CA(キャビンアテンダント)を目指す女性たちが通うCA専門学校を探った。

福岡県天神にある「インターナショナルエアアカデミー(IAA)」は、航空業界への就職率99%という人気のCA養成スクール。2020年の東京オリンピックに向けて、各航空会社がCAの採用数を増やしている中、CAを目指す多くの女性たちが全国から集まっているという。

中継班が教室に入ると、発声練習の真っ最中。生徒たちが「ウイスキー、ウイスキー、ウイスキー」と、連呼していた。先生によると、これはCAの面接のための授業で、“ウイスキー”という単語を口にすることで、口角を上げる効果があるという。マツコも試しに「ウイスキー、ウイスキー」とつぶやいてみるが、まったく口角が上がらず、生徒たちも爆笑。マツコは「何、笑ってんだお前ら!」と怒鳴りつけていた。

スクールの制服はCA風の赤のベストと赤のスカーフ。スカーフは胸元にあしらうデザインと、首に巻くデザインがあり、先生がマツコに意見を聞くと、「私、どっちも好きじゃないです。最近、もうみんなスチュワーデスあれよ」とつれない回答。そして、「だって、先生が現役だった頃はもっとオシャレだったでしょ、制服」と、かつての華やかだった頃の航空業界を振り返った。先生は1973年から1980年までの8年間、ANA(全日空)でCAとして働いていたそうで、当時は三宅一生がデザインした制服を着ていたという。マツコも「あの頃はオシャレだったのよ。JAL(日本航空)は森英恵さんでね~」と懐かしそうに語った。

生徒は若い女性がほとんどで、一番年齢が高くても25歳。その25歳の吉田さんはそれまでJAバンクに勤めており、現在は退職して、もともと憧れだったCAを目指しているのだとか。スクールの学費などを貯めるために、一回就職したという彼女に、マツコは「偉いわ~。これを航空会社の人事が見ているといいんだけど」といいつつも、「たぶん見てないだろうね」と続けた。

再び盛り上がりつつある航空業界。現在のCAの年収は、航空会社によっても変わるが、だいたい450万円~500万円ほど。しかし、バブルの頃はかなりの高給だったようで、マツコが「先生、若い子たちに言ってやってください。私たちの頃は給料すごかったんだって」と話を振ると、先生も「そうなんです。28歳くらいで家が建ちましたもんね」と、驚きの証言。マツコも「昔はすごかった。そんな時代よ」と、当時のバブリーな航空業界を振り返った。

授業の終わり、マツコは「もう何年かしたら、皆さんと空の上で会うかもしれないのね。アップグレードしてください!」とエールを送っていた。

他にも母親がCAだったという生徒が登場したり、クレーム対応の授業が行われたりした今回。番組の中で特に気になったものに迫る「さらに掘り下げたVTR」では、マツコの「先生の現役時代と、吉田さんのJA時代(が気になる)」というひと声で、2人の過去を深掘り。番組HPでは、先生や吉田さんの過去の写真やエピソード、模擬面接の様子などが公開されている。

次回の放送は、バブル世代には懐かしい、六本木に復活した「ハマラジャ」に潜入。ハイテンションで踊りまくるアラフォー女性たちとマツコがトークを繰り広げる。