葵わかな、矢口監督からの無茶ぶり「締めコメント」に完璧対応【スピーチ全文】

女優の葵わかなが11日、『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』を手がけた矢口史靖監督の最新作『サバイバルファミリー』の初日舞台挨拶に出席。矢口監督の無茶ぶりで、会見の締めコメントを任される緊急事態に直面した。

本作は、ある日突然、電気が消失してしまった日本が舞台。家電や携帯電話はもちろん、ガスや水道などのあらゆるライフラインが遮断された中、小日向文世と深津絵里、泉澤祐希、そして葵らが演じる鈴木家は、父の一世一代の決断によってサバイバルライフを繰り広げることになっていく。

小日向は「一昨年に豚に振り落とされ、水温7度の天竜川に無理矢理入れられて、そこから1年3ヶ月、いよいよ皆さんに届けられて感無量です」とサバイバルな撮影の日々を振り返り、深津も「この日を味わうためにたくさんの過酷なサバイバルを生きのびて良かったです」と挨拶。矢口監督も『ウォーターボーイズ』の次に考えた企画で「15年くらい温めていた」と本作への思いを語った。

フォトセッション終了後、コメントを求められた小日向と深津。まず深津は「公開までの長い道のり、お連れ様でした」と一家の大黒柱として奮闘した小日向をねぎらい、「こんなにキュートな63歳はどこにもいません。一生可愛いままでいてください。ずっと大好きです」と言って夫婦の固い絆を見せた。それを受けて小日向は「今の一言で本当にやってよかった」と満面の笑みを見せ、「監督も言っていましたが『スウィングガールズ』を超えた、最高傑作になっています」と自信を見せた。

これでイベントは終わりかと思われたとき、矢口監督が「キャンペーンをまわっていて、すっかり大人になった葵わかなさん。ご挨拶がとっても上手になったので、今日の締めは、彼女にお願いします」と突然の無茶ぶり。葵は「みなさん、わかりましたでしょ? 監督はドSなんです。このような調子で急に泣くシーンが追加になったり、お父さんが大嫌いな虫を食べるシーンでも攻めに攻めていたり、矢口監督はこういう方だってわかりました」とうろたえながらも「本当に私なんかが最後で大丈夫なんですか?」と言って一呼吸。

「私はいま18歳で、演じた結衣ちゃんも同世代で、この世代だけではないですが、携帯電話とか電子機器が当たり前にある社会の中で生きています。それがもし無くなったらどうなるのか。本当に簡単なテーマなのですが、携帯と共に育った私としてはとても衝撃的なテーマでした。すべてが無くなったときに見えてくる本当に大切なものが、皆さんにちょっとでも伝われば良いなと思います。是非、この映画をよろしくお願いいたします。ありがとうございました」と語り、見事なスピーチに場内は大きな拍手に包まれた。