映画『武士の家計簿』原作者、今度は「忍者」の生活実態を紐解く

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映画『武士の家計簿』『殿、利息でござる!』などの原作を手がけ、“平成の司馬遼太郎”の異名を取る超人気歴史学者・磯田道史が、1月22日(日)23時15分より放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット)に出演する。

江戸時代末期の古文書を読み解き、下級武士たちを“特権階級”としてではなく薄給で実務に追われる“サラリーマン”として描いた『武士の家計簿』をはじめ、歴史学者としての研究の中から、幕末維新の時代に生きた人々に肉薄する作品を次々と発表している磯田。深い時代考察をもとに、徹底した生活者の視点で激動期の人物を魅力的に描き出す手腕が高く評価されている46歳だ。

講演は勿論、テレビや新聞などあらゆるメディアで引っ張りだこの磯田だが、現在最も熱心に取り組んでいるのが“忍者”の研究だ。戦国時代、覇権争いを繰り返していた大名たちにとって欠くことのできない存在だった彼らの様子を丹念に調べ、その知られざる生活実態を伝えている。果たして、この研究は現代社会に何をもたらすのか。

番組では、「歴史とは、過去と現在のキャッチボールである」と語る奇才の歴史学者・磯田の仕事にかける思いや、博識の秘密に迫る。