15日の放送で最終回を迎えるドラマ『Chef~三ツ星の給食~』(フジテレビ系列、毎週木曜22:00~)で主演を務める天海祐希らが、先日クランクアップを迎えた。
本作は、天才シェフ・星野光子(天海祐希)が、三ツ星レストランオーナーの篠田(小泉孝太郎)の策略でレストランをクビになりながらも、テレビプロデューサーの矢口早紀(友近)が企画する“小学校の給食作り”に参加し、失った名誉を取り戻していく姿を描いた痛快エンターテインメント。光子は、荒木平介(遠藤憲一)ら、給食室の調理員たちと共に子どもたちに「最高においしい」といってもらえる給食を作りながら、自らのフランス料理の腕を振るう「フレンチ屋台」を営業して、次々と新しいアイディアを生み出している。
天海のラストシーンは、“給食中止を回避する新しいレシピが完成した”という印象的な場面。遠藤、友近、川口春奈、池田成志、市川しんペー、伊藤修子らとともに息の合った芝居を見せ、カットの声がかかると多くのスタッフからの割れんばかりの拍手の中、監督から記念の“メダル”や花束を贈られ無事撮影を終えた。
天海は「この給食の衣装でクランクアップするとは思いませんでした(笑)」と笑顔を見せ「いつもみんなが笑顔でいられた素敵な撮影現場でとても楽しい時間でした。応援して下さったみなさま、本当にありがとうございました。この作品を見て、給食が嫌いな子が一人でも少なくなればいいなと思います。給食はおいしいよ!」とあいさつし、出演者やスタッフ一人一人と握手を交わした。
また、遠藤は「いつもは組織から外れている役が多いのですが、今回は“チームの一員として力を合わせる”という滅多にない役どころを演じさせて頂きました。最終回で、みんなで声を合わせて台詞を言うシーンがあり、なんだかとても嬉しく感動しました。本当にありがとうございました」と語った。
さらに、同日深夜に撮影を終えた小泉の現場には、天海が花束を持ってサプライズで訪問。「まさか、天海さんがいらっしゃるとは思いませんでした! こんな意地悪なオーナーにみなさん優しくしてくださってありがとうございます。平野監督をはじめ、天海さん、豊原(功補)さんがとても現場でリズムを作ってくださったので、楽しい3ヶ月を過ごすことができました」とコメントした。
第9話で、光子は篠田からレストランに戻ってきて欲しいと告白され、心が揺れる。そんな中、学校ごとに調理する「自校給食」がなくなるかもしれないという危機が訪れるが、子どもたちの「給食をなくさないでほしい」という声に調理員たちは奮起。地元野菜を使って、この学校でしか食べられない給食を多くの人に食べてもらう“地産地消給食イベント”を開催し、テレビ番組で取り上げてもらい、なんとか給食を残そうと動き出した。
最終回では、イベントを1週間後に控え、地元野菜のサンプルとして、しいたけ、ピーマン、ネギ、セロリが届けられる。それを見た光子は、どれも最高の食材だと目を輝かせるが、荒木らは絶句。それは、「残食四天王」と言われる、子供が最も苦手な野菜だった。光子は、残食四天王を最高に美味しくすることが、給食をアピールする絶好のチャンスだと言うが、荒木のメニュー作りは難航。光子も知恵を絞るが、3日前になっても、しいたけを使ったメインのメニューが決まらない。一方の早紀は、イベントを盛り上げるべく、イベントをアピールする動画を制作してネット上で流すことを提案する。そんな早紀に、なぜここまで協力してくれるのかと問いかける……。学校給食を存続させることは出来るのか? そして、光子は篠田の依頼に対してどのような答えを出すのか? 大注目の最終回となっている。