木村拓哉と松たか子が再びタッグ!映画『HERO』地上波初放送

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2015年に公開され、その年の実写邦画No.1の興行成績を記録した木村拓哉主演の映画『HERO』が、フジテレビ系列で12月10日(土)21時から土曜プレミアムで地上波初放送される。

木村演じる型破りな検事・久利生公平と、北川景子演じる事務官・麻木千佳ら、東京地検城西支部メンバーが活躍する姿を描いた群像劇。本作は、2001年にスタートした連続ドラマの第1シーズンで木村とコンビを組んだ松たか子演じる事務官・雨宮舞子が再び帰ってくることでも話題となった。

今回、久利生が立ち向かうのは、「大使館」という決して踏み込んではならない「絶対領域」。ネウストリア公国大使館の裏通りで被害者が死亡する交通事故が起き、久利生と麻木が事故を起こした運転手の取り調べをしていると、2人の前に、かつて久利生の事務官を務めていた雨宮が現れる。現在、大阪地検難波支部で検事を務めている彼女は、広域暴力団が絡んだ恐喝事件を追っており、その重要な証人が、久利生が担当する事故の被害者女性だったという。

これは単なる交通事故ではない。そう感じた久利生と雨宮は合同捜査を開始するが、事故当時の状況を知るために、ネウストリア公国の大使館員から話を聞こうと、大使館に出向き直接交渉を試みるもののあっさり断られる。なぜなら、大使館には日本の司法がまったく及ばない「治外法権」が存在するからだ。それは「日本のなかに存在する外国」。国際社会における各国の当然の権利であり、たとえ正義の名の下にでも、それを侵すことは外交を崩壊させかねない禁断の行為でもあった。

諦められない久利生はアプローチを重ねるが、大使館側はまったく応じず、事態を重く見た日本の外務省・松葉圭介(佐藤浩市)から、思いがけない圧力さえかかってくることになる……。