邦人初!国際バッハコンクール優勝の28歳音楽家が奏でる“奇跡のオルガン”

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オルガニストの冨田一樹(28歳)が、12月4日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット、毎週日曜23:00~)に出演する。

大小数千ものパイプに風を送り壮大な音楽を奏でるパイプオルガン。日本ではあまり馴染みが無い楽器だが、ヨーロッパでは“神に仕える音楽”としてキリスト教文化と深く関わり、クラシックだけでなく現代音楽やポップスの分野でも発展を続けている。

日本の音大を卒業後渡独した冨田は、現在リューベックの名門大学院でバロック音楽を専攻。テクニックだけではなく、作曲家の世界観を読み解きオリジナルの解釈を加えて表現することで高い評価を受けており、今やドイツだけでなく、世界各地から数多く演奏のオファーが殺到している。

今年7月には、ライプツィヒで開かれた世界のオルガンコンクールの最高峰「国際バッハコンクール」オルガン部門にて、並居る強豪を抑え日本人として初優勝を果たし、世界のクラシック界に驚きを与えた。

番組では、この若き日本人オルガン奏者の生活に密着。ドイツ各地の由緒ある演奏会の主役を次々と務め上げ、評判を高めて行く中、ある日、500年前に製造され、現存する中で最も美しい響きを奏でると言われる“奇跡のオルガン”の演奏を許される。果たして冨田は、このオルガンに秘められた“幻の和音”をよみがえらせることができるのだろうか。